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カテゴリ:お笑いライブ
早起き。あまりよく眠れず。
梱包作業。 10時過ぎには家を出る。 クロネコメール便、6点。 京浜急行で品川、山手線に乗り換え。 運良く座れて、眠っていけた。 御徒町。 アメ横を通る。 スピーカーから「あまちゃん」のテーマ曲。サントラをどうやら流しているようだ。 先月にここへ寄ったときにはまだ東京編を観てなかったのだが、そのあと、どこがロケに使われてるのかわかった。見覚えがあったのですぐにわかったけど、アメ横センタービルという建物なんだね。「アメ横女学園ロケ地です」という看板あり。 コンビニでパンと飲み物を。 上野水上音楽堂、「史上最大のボードビルショー」。 開演時刻から10分ほど遅れて到着。すでに始まっている。知らない若手の漫才がやってるところを客席へ。まだがらがらだ。 好田タクトプロデュース、11時半から夜20時半まで、猛暑の野外ステージで9時間の長丁場。こういう正気の沙汰でないイベントを目撃しない手はない。好田タクトは司会で、9時間出ずっぱり。 2部制になっていて、第1部は“出張ライブ”。まず始めは「げんしじん事務所ライブ」でスタート。チラシ掲載の出演者は、げんしじん、虹の黄昏、ヨナ、宍戸ヴィシャス、スルメ、こばんざめ佐藤、加藤ミリガン、大木堂ゆば、ピストルオペラ、まりも、ノースライン。 一応紹介はあるけど、マイクの音が割れてて聴きとりづらい。誰が誰だかわからなかったし、全員出演してたかもわからないのだが、大島優子のものまねをやった大木堂ゆばは印象に残った。あと、沖縄のネタをやるひとがちょっと面白かったかな。 このブロックのトリはげんしじん。生で観るのは20年ぶり近くなるかもしれない。カラフルなスーツ姿にメガネ。変わらぬスタイルのまま、ただただ洗練されていた。中身がないことで観客を満足させられたらこんなに粋なことはなく、大阪のテントにも似たところがあるが、げんしじんのほうが洒脱な印象を受ける。といっても、げんしじんももとは大阪で、坂田利夫の弟子だったはずだ。もともとおしゃれなひとではあったが、たたずまいがかっこよく、所作もきれい。「かっぱえびせんでできたなわとび」のネタをまだやってるのにはちょっと感動した。 続いて、出張「えみりあん劇場」。 カバレットの芸ということになるかな。いや、それは正確でないかもしれない。中年の女性3人、マジックや腹話術。 出張「ナビー&ヤッチー」、沖縄の三線の演奏。 創作舞踊エンジョイダンスの「花咲会」。80歳を越えるひともいるおばあさんのダンス、「上を向いて歩こう」や天地真理の「ひとりじゃないの」に合わせて。なごむ時間。 「河乃裕季と和太鼓飛翔」の和太鼓演奏。 どの順番だったか、チラシにはない飛び入り出演で「ナミノリアラタ」(表記不明)というひとが出て、赤マント、アイパッチ姿で、「森の石松」の歌を歌った。これはなんだか唐十郎みたいでかっこよかった。 「キラポジョ」という3人組アイドルグループ。「あまちゃん」に出てくるような自己紹介、本当にやるのな。17歳と14歳と12歳。12歳と言ったら、観客どよめく。 再び、お笑いライブ。出張「ナッキィプレゼンツお笑いナイトIN上野」。 チラシ掲載の出演者は、カトゥー、ポンちゃん人形、大福、サニム、アナログ太郎、スギタヒロシ、トリプルパンチ、まなてぃ、独呑み女流名人うじいえともみ、赤プル、ゆず姉、ナッキィ。アナログ太郎は出てなかったし、これもそのままではなかった。 サムライコントをやったトリプルパンチというコンビが「ンパンパンパンパ♪」と歌い始めたのではっとしたが、片方のひとは東京ビンゴビンゴダイナマイトジャパンだったひとだ。その場でスマホで検索したら今年結成だとわかった。知らなかったな。 東尾理子などのものまねをやったゆず姉が面白かった。ほか、赤プルは旦那のネタ、スギタヒロシはサンプラザ中野をくり返す。 第1部終了。終わりかけのところで外に出て、買いもの。出入り自由なのがうれしい。 アイスモナカとパックのいちごオレ、酒屋で安く売っていた。計133円。激安。 戻ったら第2部が始まっていた。 まん☆だん太郎の漫談。チラシではトップはベリーダンスの矢口美香なんだけど、順番が入れ替わったようだ。順番不正確だが、以後の出演者を並べると、右尾祐佑、SAPPEE、やまけいじ、弱つよむ、柏原はねみ、東京ガールズ、寒空はだか、冷蔵庫マン、シベリア文太、ウクレレえいじ、コンタキンテ、ぶるうたす、一矢、いけだ一紗、マサヒロ水野、猫ひろし、福岡詩二、ヘルシー松田、半野りか、福岡詩乃里、矢口美香、河乃裕季と和太鼓飛翔、日向由子、牧田博、ミスター梅介、大本営八俵、GO!ヒロミ44'。 右尾祐佑は好田タクトの元相方。「続キンゴロー」の巻末欄でのみ存在を知る「アルトタクト」の相方はこのひとだったのか。 寒空はだか、冷蔵庫マン、シベリア文太という“寒いメドレー”は洒落が効いてる。さらに、つぎのウクレレえいじとシベリア文太で、高倉健と菅原文太の対決もあった。 冷蔵庫マンの最中に、スマホから緊急地震速報の音が鳴ったのでびっくりする。自分のスマホからこんなのが鳴ったのは初めてのこと。さっそくツイッターをチェックしたら同じような鳴ったひとが多数いて、奈良県で震度7という情報に騒然となっていたのだが、すぐにそれは誤報だとわかった。こんなことってあるのか。 コンタキンテの登場もうれしかった。ブルース・リーのネタで派手に動きまわったあと、もう1本、まさかのドシモネタを。 猫ひろしは客席まで降りてきて、写真を撮ろうとスマホをかまえていたら、「写真撮っていいよ!」といってものすごく近づいてきてくれた。 「ボードビル」がどういうものかというのが感覚的にいまいちわからないのだが、日本の場合、80年代以降の演芸はなんでもかんでも「お笑い」に吸収されてしまっている感じがする。「お笑い」は感覚的にわかるので、だから逆に、「お笑い」と呼びがたいものは「ボードビル」と考えたほうがしっくりくるような気がする。しかし、「お笑い」と「ボードビル」を厳密に区別することもできないだろう。今日なんかは、かなり拡大解釈した「ボードビル」だ。 マサヒロ水野、福岡詩二、ヘルシー松田といったあたりは文句なしにボードビルだろう。 ひさしぶりに観たマサヒロ水野はだいぶ老けて、髪が薄くなっていた。このひとの芸は品が良くてクールで大好き。 ヘルシー松田は野毛大道芸にもよく出ていたが、僕の見る目がなくてあんまりちゃんと観たことはなかった。もっと観ておくべきだった。 半野りか、福岡詩乃里のふたりは、キーボードとバイオリンでずっと出囃子の生演奏も担当。半野りかというひとはCMソングを多く手がけているひとで、ライブでそのメドレーもあった。「ウィスキーがおすきでしょ」とか「白樺リゾート池の平ホテル」とかやってるんだ。 ぶるうたす、牧田博といった「お笑いスター誕生!!」出身勢も出ていたが、面白かったのはミスター梅介だ。ミスター梅介といえば法律漫談だけど、法律ネタは控えめで、三味線漫談だった。何年か前に東洋館で観たときもこのスタイル。歯切れのいい毒舌、風刺感覚。麻生太郎のエピソードをしゃべったあと、あたまを指差し「あいつ、おかしいよな」という、東京風の捨てゼリフの可笑しみがある。やる気がなさそうなのも好み。Wikipediaを見たら、父親は杵屋六里郎という三味線の名人だというので驚く。良い血筋なのか。 数々の至芸がありながら、大トリにGO!ヒロミ44'をもってきてしまうバランス感覚もいかれたものだ。好田タクトは自身の芸風のなかにはない過激な面を、外部で補填しているのかもしれない。 9時間のライブ、最後は好田タクトの指揮者ものまね、朝比奈隆で大団円。客席は最初から最後までがらがらだったが、それがむしろ、居心地良かった。充実の一日。 すっかり夜。 水上音楽堂を出て、再び、アメ横方面へ。 若狭家、お値打ち丼。390円。 わさび醤油をかけすぎて、ちょっと辛くなった。 ブックオフ。 105円本、7冊。アレックス・カー、マーク・ピーターセン、升田幸三、畑正憲、本多勝一、山川健一、大友克洋。 御徒町から山手線、品川で京浜急行に乗り換え。 ほぼ眠って帰る。 帰宅。 犬の餌付け。今日はよく食べる。安心。 ツイッターのみ。 力尽きて早めに寝る。 ◇8月8日のツイログ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2013年10月30日 02時56分59秒
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