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2004~2013

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佐藤晋

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★横浜西口徒歩10分「喫茶へそまがり」(横浜市西区岡野1-15-12)でも古本を販売しております。お近くのかたはよろしくどうぞ!
     (佐藤晋/ドジブックス)

★東神奈川イオン2階「フリマボックス」(横浜市神奈川区富家町1/9時~21時)でも古本を販売しております。お近くのかたはよろしくどうぞ!
     (佐藤晋/ドジブックス)

★2014年6月28日(土)、喫茶へそまがりにて開催された「20世紀のお笑い、すべて見せます。」の企画構成と進行役を務めました。
Togetterまとめ→「20世紀のお笑い、すべて見せます。」@喫茶へそまがり
     (佐藤晋/ドジブックス)

★2014年5月26日(月)、喫茶へそまがりにて開催された「へそ店主、半生を語る」の進行役を務めました。
Togetterまとめ→「へそ店主、半生を語る」@喫茶へそまがり
     (佐藤晋/ドジブックス)

★2013年4月6日放送開始「立川こしらの落語の学校」(「東北シナジー・笑いのサプリ」内放送)で構成作家をやっております。FM青森、FM山形、FM岩手、FM仙台、FM秋田、FM福島、南海放送で放送。放送日時はそれぞれ異なりますので、各放送局のタイムテーブルをご確認ください。どうぞよろしく。
終了しました。
     (佐藤晋/ドジブックス)

★2013年9月2日発売「お笑い芸人史上最強ウラ話」(コアマガジン)というムックにコラムを書いております。「BREAK MAX」2012年5月号に掲載されたものの再録です。
     (佐藤晋/ドジブックス)


★2013年5月3日(金・祝) 開催、不忍ブックストリート「一箱古本市」にて、古書現世・向井透史さんより「わめぞ賞」をいただきました。ありがとうございます!
     (佐藤晋/ドジブックス)

★2013年2月18日発売「BREAK MAX」2013年4月号、「~リスペクトされないレジェンド芸人~萩本欽一を斬る!」という記事のなかでコラムを書いております。
     (佐藤晋/ドジブックス)


★2012年12月18日発売「BREAK MAX」2013年2月号、「たけし&石橋が宣戦布告 お笑い東西戦争勃発!」という記事のなかで短いコラムを書いております。
     (佐藤晋/ドジブックス)


★2012年7月18日発売「BREAK MAX」2012年9月号、「絶対に天下は獲れない!くりぃむしちゅー」という記事のなかで短いコラムを書いております。
     (佐藤晋/ドジブックス)


★2012年6月30日発売、「落語DVDブック 立川談志メモリアル・セレクション『短命』『品川心中』」(竹書房)で、橘蓮二さんインタビュー、および、立川志らく師匠による演目解説の構成を担当しております。インタビュアーはどちらも松本尚久(現・和田尚久)ですが、橘蓮二さんのインタビューのほうはどういうわけかクレジットを外していて、なぜだかさっぱりわからないです。
     (佐藤晋/ドジブックス)


★2012年6月8日発売、松本尚久(現・和田尚久)・編「落語を聴かなくても人生は生きられる」(ちくま文庫)というアンソロジーに、錚々たる書き手に混じってどういうわけか拙稿が収録されております。編者はウスラバカだし、早く絶版にしてほしいです。
     (佐藤晋/ドジブックス)


「BREAK MAX」2012年5月号、「タモリが引退する5つの理由」という記事のなかで短いコラムを書いてます。
     (佐藤晋/ドジブックス)

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 tarp@ Re:東神奈川(08/26) 楽しみに読んでいたのですがもう更新はな…
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2013年07月17日
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カテゴリ:
早起き。

早朝、母親が留守のために犬の散歩を。

近所の駐車場2013年7月

午前中、ツイッターに昨日のことを。

今日も涼しい。

梱包作業。

外出。

小雨。

クロネコメール便、5点。
ゆうメール、1点。

京浜急行で日ノ出町。

吉野家、牛カルビ丼の小盛。
食欲が中途半端。

エル。

古本屋に寄りたいと思っていたが、小雨で萎える。

イセザキモールを関内方面へ。

有隣堂、新刊チェックなど。

桜木町まで歩く。

ランドマークプラザ。

マクドナルド。
雑務、3時間。
といっても、仕事はそっちのけでこつこつと日記を更新していた。

ここしばらくは書きかけばかりで、なにも考えずにすいすい書ける事柄しか書けていない。
エバーノートのほうに下書きをして、それをコピペするという書きかたを最近はしているのだが、エバーノートに書きかけのものがどんどんたまってしまっている。
以前はメールにためていて、それ以前は、ブログの「下書き」にためていた。
ブログの「下書き」がはるか昔に容量に達してしまったので、書きかけのままでばんばんアップしていくという現在のかたちになっている。
将来的にはすべて埋まることになっているので、はるか未来に読んでいるひとにとっては、ここに書いていることはおそらく意味がわからないはずだ。

場所を移動。

みなとみらい。

サンマルクカフェ。

樋口毅宏タモリ論」、読了。新潮新書。
いやぁ、じつに変な本だった。まえがきで、偉大なお笑い論クラシックとして「日本の喜劇人」が挙げられてるけど、同じ小林信彦なら、志ん生・志ん朝親子への偏愛に貫かれた「名人」と並べたい。妙なバランス感覚で、妙な勢いがある本。このあたりは小説家の技という感じがする。
新書だからといってアカデミックな本ではぜんぜんない。そこでどうやら誤解する読者がいるようだが、むしろ、かつてのカッパ・ブックスやKKベストセラーズあたりで出していれば、そうとうチャーミングな本になったんじゃないかという気がする。怪しい記憶を怪しいまま書いているところなどは、あまり真剣に読まれすぎては損ではないか。お笑いを語る野暮を避けても、読者はそうはいかないだろう。ゴシップ的好奇心を満たしてくれるという意味でも面白い本。もっとうさんくささがあればいいのにと思ったが、著者の意図はそこにはないのだろうか。
ついてにいってしまえば、新潮新書っていうのは「バカの壁」や「国家の品格」のようなライトな路線で当てたところだ。「タモリ論」みたいな本が岩波新書や中公新書から出たら驚くが、新潮新書から出るぶんにはなんの問題もない、というのが僕の思うところ。あるいは、「バカの壁」や「国家の品格」も教養新書と思ってる人間が多数いるということか。
「タモリ論」に自分の名が出てくると知ったときは、てっきり、ブレイクマックス」のブログに書いたコラムのことで出てくるのかと思った。これも、評論家でも研究者でもない人間がお笑いを語ることのジレンマから、ふざけたパスティーシュにさせてもらったのだ。
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TSUTAYA。
105円本、4冊。井伏鱒二、辰巳芳子、高田純次、穂村弘。
CD、1枚。UA。

歩いて、横浜東口まで。

「AERA」の「あまちゃん」特集を確認したいと思ってるのだが、コンビニはどこも見つからない。

電車でマンガ。

長尾謙一郎PUNK」2巻を読む。
順調に面白い。編集長のくだり、痛烈。物語の展開と連載時期とのシンクロを気にしながら。


深夜1時、帰宅。

ツイッター。

アマゾン登録作業。

せっかく涼しくて仕事をするには好環境なのに、眠くなってしまう。

7月17日のツイログ






Last updated  2013年09月02日 01時45分27秒
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2013年02月15日
カテゴリ:
早起き。

日記加筆修正。
あまりはかどらず。朝イチでこれに手をつけたのは間違いだった。

寝直し。
結局、午前中は仕事できずにつぶれる。

ラジオ。
「ビバリー」。高田文夫先生、なんと今日もお休み。
「高田“笑”学校」の話が今日こそ聴けるかと思ったのに。体調不良というのがちょっと引っかかる。

「たまむすび」。伊集院光コーナー、先週に続いて電気グルーヴ。今週は卓球のおすすめ映画、サシャ・バロン・コーエンの「ブルーノ」を。
この映画、卓球から語られると本当に面白そうだ。かつての「テレビブロス」の連載にしても、レコードだけでなく、本などを紹介することもあったが、面白いことに対する臭覚、そして、それをリコメンドする上手さは、DJの才ともつながったものに違いない。この放送、水道橋博士が聴いたらなんて言うだろう。
それにしても、電気グルーヴだけで4週またぐとは、なんて素晴らしいんだ。


昨夜にやりそびれたアマゾン登録作業。

梱包作業。

すっかり遅くなってしまった。

暗くなってから外出。

小雨。

近所の松屋、マーボカレー。
ジャンクな味。

横浜東口。

郵便局。
ゆうメール、2点。

平沼へ。

ヤマト運輸営業所。
クロネコメール便、6点。

サンクス。
チケット購入。

ブックオフ。
105円本、4冊。中山康樹、田中圭一、水野敬也、坂口恭平。
CD、1枚。ピチカート・ファイブ。

ポルタ。

丸善、立ち読み。

「週刊文春」。
小林信彦が「野坂さん流の本音を書くひとが「週刊文春」でも出てきた」と書いてるのは誰のことだろう。

ベイクォーター。

マクドナルド。
ネットが途切れ途切れで使いものにならず。

隣りの席に若いお母さんと男の子のペアが2組、片方のちびっこが4択クイズを出している。
「1、ちんちん。2、ゴリラ。3、ちんちん。4、マック。正解はぁ、宇宙!」
ちんちんから聞き始めたので設問は不明。いずれにせよ、かなりの難問には違いない。

まだ閉店20分前だというのに「蛍の光」が流れる。
なにかのいやがらせか。

横浜を脱出。

ひと駅手前下車。

西友、買い物。

帰宅。

古舘伊知郎石橋貴明第4学区」、読了。
「ブレイクマックス」2月号に書いた石橋貴明のコラムを、例のごとく、ブログ掲載用にリライトするため、なにか新しいネタは見つからないかと読んでたんだけど、いや、これがなかなかとても面白かった。
内容的な面白さもさることながら、流れるような古舘節が見事に文章化されていて、読んでいてじつに気持ちがいい。
番組自体は当時、そんなに熱心には観ていなかった。単行本の文中に「うたばん」や野猿が出てきて、そうかそういう時期かと、当時のとんねるずの位置を改めて思い返したのだが、やっぱり、リアルタイムではとんねるずにつまらなさも多々感じていたのだ。今となってはもっと観ておけば良かったとも思うのだが、当時は当時の感じかたがあった。
Wikipediaを頼りにいろいろ調べてみれば、かつてあった東京都の学校群制度における第四学区とは、文京区、豊島区、板橋区、北区を指す。古舘伊知郎は北区、石橋貴明は板橋区の出身。ちなみに、木梨憲武は世田谷区の出身で、同じ東京っ子でも気質には微妙な差異がある。
ついでに確認すると、おぎやはぎは板橋区と豊島区のコンビで、やっぱりともに第四学区の出身。さまぁ~ずはふたりとも墨田区。伊集院光は荒川区。
東京の代表のようなビートたけしはよく知られるように足立区の出身だが、より細かいことに注目すれば、新宿文化に挫折したのちに浅草に漂着するという特殊な陰影を抱えている。
このそれぞれの「東京」の差異は、とても興味が湧く部分だ。
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YouTubeで、古舘伊知郎の実況を確認。
プロレスやF1が有名だけれども、競輪の実況があった。競輪のことはわからないが、実況芸を味わうには絶好の素材だ。レースが始まってからばんばん詰め込んでくるフレーズ、そして、しばらく古舘節を聴かせてから、解説者に語らせる時間も作り、ラスト1周になるとたたみかけてくる。素晴らしい。
このひとが今、ニュース番組しかやってないのは、芸能界、放送界にとって大きな損失。


同じく、リライト参考用に、現代漫才論」の石橋貴明の回を聴く。
この回、8月にアップされてたのに、うっかり聴きそびれていたんだなぁ。たまたまこのタイミングで、ツイッターでこの回の存在に気がつくことができたのだから運がいい。しかし、聴いてみたら、今からコラムに活かすにはとてもじゃないけど咀嚼しきれる内容ではないと思った。
東京ポッド許可局へのアンサー的に始まり、石橋貴明を中心にしたとんねるずの歴史。石橋貴明の影の部分にもきちんと触れ、東京ボードビルショーや欽ちゃんからの影響も語られている。それらのことは「大志」に書いてあったんじゃないかとも思うけど、読み直したかったのに、部屋のどこにあるのかわからず、見つけることができなかった。

東京ポッド許可局」付録CDのとんねるず論も聴き直し。
プチ鹿島さんが触れているマルセ太郎の本というのは「芸人魂」に違いない。時代的にこの本だろうと思って探したら、該当箇所があっさり見つかった。
「若い人のお笑いを観ていると、どうも体の動きがきたない。普段着なのだ。「とんねるず」の木梨君は、無名のときから動きがきれいだった。」

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リライト、朝まで。
雑誌掲載時のものを読み直してみたら、思いのほか、これでうまくまとまっているのであたまを抱える。
このまま転載でもかまわないぐらいのものは書けてるのだが、ブログのほうは自ら別にルールを設けてしまっているから座りが悪い。
なにをどう書き直せばいいのかわからなくなってしまう。

2月15日のツイログ






Last updated  2013年02月28日 03時19分40秒
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2013年02月03日
カテゴリ:
午前中、睡眠。

昨日の暖かさは一日だけで、また冷えこむとの予報だったが、今日もそれほど寒くない。
ストーブをつけずに過ごせる。

昨夜、YouTubeで見つけた江島神社の節分祭の動画、これは行ってみたいと思ったけど、コラムの仕事をもらってしまったのでそれをしあげなければならない。江ノ島でぶらぶらしながらコラムは書けない。断念。
もっと早くから予定を立てていれば良かったんだけど、知ったのが前日では無理だ。来年、覚えていたら行くことにしよう。


梱包作業。

外出。

クロネコメール便、6点。

横浜東口。

郵便局。
ゆうメール、1点。

西口へ。

龍王、鶏のオイスター炒めと炒飯の丼。

ビブレ。

ブックオフ。
105円本、11冊。三遊亭金馬、梶原一騎、吉本隆明、アントニオ・タブッキ、マーク・ピーターセン、出久根達郎、沖浦和光、内田樹、鴻上尚史、又吉直樹、光文社文庫編集部。
200円本、2冊。久保象、吉田豪。
雑誌、3冊。「創」を2冊、「ユリイカ」を1冊。
CDを1枚。倉本美津留。

ドン.キホーテ。
整髪料を買う。

ダイヤモンド。

ダイソー。
緩衝材、封筒を買う。

モスバーガー。
しかし、ネットがまた接続できず。どうなってるのか。
居眠りと読書。
1時間程度で出る。

やるべき仕事もあるので、早めに帰ることにする。

帰宅。

ラジオ。
NHK-FM「サウンドクリエイターズ・ファイル」、今月のマンスリーDJが電気グルーヴだというので急いで帰ってきた。冒頭5分ぐらいから聴き始める。
進行役の女性の声で、以前も聴いたことがある番組だと思い出す。伊藤亜希という音楽ライターのひとだそうだけれども、森若香織の声に似てる気がしてしかたがない。笑い声が特に。

続けて、ラジオ日本に切り換えて「はたらくおじさん」。
中野俊成、鮫肌文殊がゲストで、洋楽カバーの珍盤特集。ひさしぶりにオンタイムで聴けたら、ポッドキャストではカットされる内容でちょうどいい。
尾藤イサオの「剣の舞」には笑った。しかし、僕は初めて聴いたんだけど、あとで検索したら伊集院光の「おバ歌謡」に収録されてるのだな。これはノーチェックでした。
ツイッターを同時に見ていたら、よそで同じような企画をやってたという指摘をわざわざしている人間もいるのだが、それでもこれは楽しいのだ。
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コラムを書くために読書。

萩本欽一なんでそーなるの! 萩本欽一自伝」、読了。集英社文庫。
今度のコラムの題材が欽ちゃんということで、たまたま手元にあったので、いい機会なので参考資料としてついでに読んでみた。
親本が2007年で、文庫化が2010年。欽ちゃん球団でちょっと脚光を浴びた、いい時期に出た本で、全体的にさばさばとした調子で振り返られている感じがする。欽ちゃんがどんな半生を送ってきたかというのは、テレビなどを通じてなんとなくの知識はあったのだが、それらを改めて確認することになった。
だいたい、僕の世代の平均的な感覚では、子どものころにテレビで観ていた欽ちゃんの笑いはすでに古臭いもので、ひと世代前のひとであったから、そんなに強い親近感を持って観たことはなかった。お笑いのマニアになったからそこそこ調べるようになっただけで、リアルタイムでの体験は乏しく、欽ちゃんのことはよく知ってるとは言い難いのだ。
このたび改めて認識したのは、よく言われるような、フランス座出身のコメディアンのひとりとして語られることが多いけれども、その紹介はあまり的確ではないのではないかということ。欽ちゃんがコメディアンになるために最初に入ったのは東洋劇場で、同じ建物の上階にあったフランス座へ移ったのはのちのことなのだ。
そこで注意深く読んでいくと、見落としがなければ、この本には「ストリップ」という言葉がぜんぜん出てこないことに気がつく。これは奇妙な自伝ではないか。だって、奥さんは欽ちゃんの貧乏時代を支えたストリッパーだったひとなのに、そこはやっぱりはっきり書けないことなのか。
しかし、よくよく考えてみると、奥さんが元ストリッパーという認識がそもそも正しいのかがわからなくなってくる。ネットで検索するとそのような情報は出てくるが、都市伝説の域を出ないものばかりで、はっきりと語られているものはそういえば目にしたことがない。フランス座出身という先入観から出てきたものかもしれないが、奥さんは東洋劇場の踊り子だったひとだ。東洋劇場は「レビューとコントをやっていた」とここには書いてある。
これはコラムのネタになりそうだ。


続けてもう1冊、萩本欽一まだ運はあるか」を一気に読了。
今回のコラムはこの本の書評を中心にということで指定されたんだけど、アマゾンで古本を注文したら、ぜんぜん届かなくて困ってしまった。
31日に注文して、3日経って届かない。マーケットプレイスは、売ってるだけでなくて買うこともよくあるのではっきりわかることだが、こんなに遅いことはめったにない。定められている出荷期間は越えてないからルール違反ではないのだが、普通は迅速に出すもんだ。運の悪いところに注文してしまった。
締め切りが明日までなのに、今日の夜の時点で手元になければ話にならない。しかし、この本、過去に買ったことがあるような気もするので、もしかしたらと思って部屋を捜索。部屋中をひっかきまわす覚悟で山積みになった本を端から順番に明けていったら、なんと、その本がわりとあっさり見つかったではないか!
不幸中の幸いとはこういうことだ。まだ運はあった。
1999年刊で、こちらはあまりいい時期に出た本ではない。タイトルからして哀しげなものだが、「なんでそーなるの!」と読み比べてみると、同じエピソードを語られているのでもこちらのほうでは全体的に暗い陰に覆われているかのようだ。かつて一時代を築いた老コメディアンの悲哀、そこをえぐり出すことのグロテスクが、いかにも90年代の空気という感じがする。
そして、欽ちゃんのエキセントリックな部分を掘り下げてるという部分でもこの本はとても面白く、取材・構成者の斎藤明美というひとが意地悪な質問ばかりをしていて、そのやりとりがスリリングなものになっている。欽ちゃんからなんとかいやな部分を引き出そうとするしつこさがそうとうなもので、この斎藤明美というひとはいったいどういうひとなのだろうと検索してみたら、どうやら高峰秀子の養女のようなのでさらに驚いた。
読んでいくと、この本にもやっぱり、奥さんが元ストリッパーと断定できるような記述はどこにもないのだな。
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ようやく原稿にとりかかる。
しばらく没頭。

小休止入れて、朝方、ツイッターを開いたら團十郎の訃報が目に入ってきた。
歌舞伎なんてろくに観たこともないのになんで驚くのかとも思うが、やっぱり驚くのだ。勘三郎のときは勘三郎というひとりの人物の訃報に驚いたが、こう続くと、今までの歌舞伎との縁のなさを惜しみたくもなる。
落語界でいえば、小朝、鶴瓶がたてつづけに死ぬようなものか。ことの重大さを理解するのはもっと先になるのかもしれないが、理解したときにはもう手遅れなのだろう。

2月3日のツイログ






Last updated  2013年02月13日 08時10分18秒
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2012年11月15日
カテゴリ:
午前中、睡眠。

ラジオ。
「ビバリー昼ズ」、清水ミチコとナイツ。
高田文夫先生が週2日の「リハビリー昼ズ」というのはとてもいいことだとは思うんだけど、文夫&ミチコの「ニセ夫婦漫才」がしばらく聴けないのは寂しくもある。

注文増えず。
どんな策をとればよいものか。

やるべきことがいろいろ渋滞中なので、整理することが先決だ。
つぎの振り込みは明日〆だから、ここでもがいてもますます失敗する。
その先のことを整理するほうがいいだろう。

アマゾン登録作業、昨日のぶん。

タンブラーも。

梱包作業。

遅く外出。

だいぶ寒くなったので、厚手のダウンにする。

ツイッターから、三宅久之の訃報。
有名人の訃報が続く。季節の変わり目ということか。

平沼橋。

ヤマト運輸営業所。
クロネコメール便、6点。
本当は7点だったが、1点はひさしぶりにサイズオーバーで蹴られてしまった。
今日中に出したいと思ってここまできたけど、いつものコンビニにしておけばよかった。家でもたついてて早く出ないからそんなことになる。

跨線橋をわたって、横浜西口。

餃子の浜っ子、ラーメン。
この店名になる前に一度入ったことがあったか。
おもての餃子の写真が美味そうなので、餃子とライスでいいやと思って入ったけど、ライスがなさそうなのでラーメンだけにした。しかし、ライスぐらい頼めば出してもらえたかもしれない。
ここの店員さんを見て、「黄色いTシャツ系」のラーメン屋というのがあるのではないかと考える。

ビブレ。

ブックオフ。
今日は近場で済ませようという消極的な気でいたが、意外といいものが買えた。
105円本、18冊。関川夏央、藤子・F・不二雄を2冊、ほかは各1冊、吉村昭、桂米朝、手塚治虫、高橋源一郎、三宅久之、呉智英、斎藤貴男、岡田斗司夫、杉本秀太郎、今野雅方、地下沢中也、おちよしひこ、東村アキコ、山本あり。
200円本、3冊。平田オリザ、森脇美貴夫、じゃい。
雑誌、4冊。「新潮45」、「思想地図」、橋下徹、フィッシュマンズ。

ジョイナス地下2階。

ツイッターを見ていたら、宿題の原稿はあのままではダメだなと気がついて、急遽申し出て、直させてもらう。
ベンチでパソコンを広げ、結末を少し修正。
ささっと直して、すぐ送信した。

コンビニへ。
クロネコメール便、受けてもらえなかった1点を出しに行く。
数軒はまわることになるかと覚悟したが、今度は1軒目であっさり受けてくれた。良かった。

帰宅。

アマゾン登録作業。

読みかけの本がもうちょっとで終わりそうなので読書。

今柊二かながわ定食紀行」、読了。かもめ文庫。
金がないときにこんな本を読んでどうするのかと思っていたのだが、いつまでもつまらない食事をしている場合じゃないのだ。
書名のとおり、神奈川県の定食屋を紹介している本。初出は神奈川新聞の連載。
グルメガイドとしての実用性が高い本ではあるけれども、あくまでも核となっているのはコラムとしての旨味であって、その証拠に、連載時に紹介した店がなくなってしまっても、その回もそのまま収録してある。
今柊二のコラムを読むのは初めてだった。軽くてノリがいい文体でぽんぽん進む。「イイ」とか「ステキ」とか「スバラシイ」とか、ちょっと語気が強くなるときに出てくるカタカナの使いかたに特徴があって、そこがおじさんじみていて、書いている題材にぴったりだ。間違ってもナイーブな文体では書かない。擬音にも味があって、「ガギンガギン」なんてのはほかでは見ない表現だけどすごく感じが出ている。
「おかず力」という言葉も頻繁に登場する。これはおそらく本書のなかでとても重要なフレーズで、フレーズであり、概念でもある。定食を支える大事な概念のような気がするけれども、それは今柊二のほかの著書をあたってみたほうがいいかもしれない。
また、あるときは「ダブル主食」という言葉がよく現れる。ラーメンとチャーハン、あるいは、焼きそばとライスなど。さらには、それは盲点だったと思えたのは、メニューを組み合わせて勝手に定食を作るという技である。
改めてページをめくってみれば、なにをもってして「定食」とするかという定義についてはどこにも書かれていないのだ。そんなことを気にする隙もなく、テンポ良く読み終わらされてしまった。
お店の雰囲気やお店のある街をさりげなく描写してあるところもいい。そんなことは今柊二は書いてないが、定食屋はおそらくライブに近い。単に定食を食べることだけでなく、体験をコラムに描いている。
巻末にはふたつの座談会が収録されていて、ひとつは紀田順一郎小野瀬雅生、もうひとつは唐沢俊一しりあがり寿がゲストで、とても豪華なのだけれども、その名前を目次に載せてないのがもったいない。あくまでも主役は定食ということか。
この本には続編もあって、すでに手元にあるので続けて読んでいきたい。
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ブレイクマックスのブログに、尻穴田滑彦シリーズの2本目がアップされた。
タモリの暗黒の90年代におけるSMAPとナイナイの原理的作用について」というのはKさんがつけてくれたタイトル。雑誌に載ったのは前回のくりぃむしちゅーよりもこっちのほうが先だ。
前回同様、雑誌掲載時からは大幅に加筆修正してあって、なるべくもとの記事からは離れないようにしたのだが、もともとは自分名義でマジメに書いてあるものだから、完全なパスティーシュというわけにはいかなかった。
本気と冗談の塩梅がそうとうわかりにくくなってしまい、ましてや、この見出しに釣られて読んだひとに意図が伝わるわけがないとは思うが、まぁ、書いてしまったものはしょうがない。説明したってつまらないから、あとは読者の判断に委ねたい。

11月15日のツイログ






Last updated  2012年11月19日 03時34分14秒
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2012年08月31日
カテゴリ:
午前中、睡眠。

暑くてぐったりの日々。
クーラーから滴り落ちる滝のような結露に今日も悩まされる。

梱包作業。

外出。

キャリーバッグを持って出る。

クロネコメール便、9点。

綱島へ。

樽町、今月2回目。

なか卯、和風牛丼、割引券でから揚げも。

ブックオフ。
105円本、11冊。田中康夫、鹿島田真希、桶谷秀昭、福島正実、杉浦日向子、村山斉、橋口いくよ、とり・みき、田中圭一、桑田佳祐。
普通の値段で、天久聖一。
雑誌、「芸術新潮」を2冊。

ベローチェ。
雑務、2時間弱。
高くて床に足がつかないイスの席に着いてしまって、疲れがとれない。

ツイッター。
キングオブコント」決勝進出者の発表を知る。
うしろシティ、かもめんたる、銀シャリ、さらば青春の光、しずる、トップリード、バイきんぐ、夜ふかしの会の8組。しずるが若干有名といっていいくらいで、「テレビタレント」を残していないのはこれまでの流れからするとやや意外。
正直、個人的にはここに出るような若手はろくに追えてなくて、どういうコントをやるのかぜんぜん知らないひとも混じっていて、僕がたった1年テレビを観なかった期間が、けっこう大きな変化の期間だったのかもしれないと思うとざわつくものもなくはない。
決勝はやっぱりオンタイムで観ることになるか。

ブックオフ、もう1軒。
105円本、10冊。藤子・F・不二雄、深沢七郎、庄司薫、西部邁、内田樹、荻上チキ、石川球太、とつげき東北、S・コレン、「Quick Japan」。
雑誌、1冊。「ミュージック・マガジン」。

もう1軒、またたどりつけなかった。
それぞれの距離はけっこうある。すいすいと効率良くはまわれない。
時間も足りないし、体力もない。

東京チカラめし、焼き牛丼。
腹が減ってしまい、今日は1日2食。

電車で読書。

桂雀々必死のパッチ」、読了。幻冬舎文庫。
先週の志らく師との二人会にあわせて読んでたのだが、1週間遅れてしまった。別に内容が難しいわけでもなく、ページ数が多いわけでもない。ちょっと読むのがきつい気分のときがあったりして、中断してほかの本を読んだりしていたのだ。
そういえば、いつぞやの「すべらない話」に雀々師匠が出ていたと思い、読了後にそれを動画サイトで見つけて確認してみると、この本に書かれているエピソードがそのまましゃべられていた。中学1年生のときに両親がつぎつぎに出ていって「母子家庭」ならぬ「子家庭」になったこと、夜中に襲撃にきた借金取りを泣き落として5千円もらったこと、その母親と29年ぶりに再会したこと。当時、放送を観ていて、どうも「すべらない話」にはそぐわない話に思えてあまり面白くなかったのだが、本を読んでわかったけど、これ、ぜんぜん笑える話じゃないのだ。とにかく壮絶すぎる。
「すべらない話」の放送が2010年の年末、この幻冬舎文庫版が出たのが同年の年頭。この親本は2008年刊で、そもそもこの本は、2007年の「ホームレス中学生」の大ヒットの流れで出版された本のはずだ。たしか、帯のコメントも田村裕が書いていた。
もともとが、「ホームレス中学生」というのは田村が「すべらない話」で語った貧乏話から広がっていったものだ。この番組ではメッセンジャー黒田も同様に貧乏話をヒットさせていたし、別の場では宇都宮まきも貧乏を“売り”にしていた。今は亡き上原美優もこういう流れのなかから出てきたひとではなかったか。だからこそ、雀々師匠も「すべらない話」へと駆り出されることになる。
しかし、「必死のパッチ」はただ単に貧乏体験がつづられた本にはとどまっていない。幼き「こうちゃん」から落語家「桂雀々」がどのように形成されていったのか、そこを描いているところに本書の価値がある。孤独のなか、素人参加番組の常連になり、果ては落語に目覚めていく流れはとても感動的だ。
本書は、筆者が枝雀の落語に出会うところで終わっている。もし機会があれば、枝雀に出会ってからのこの続きも読んでみたいものだ。
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価格:480円(税込、送料別)



深夜0時半、帰宅。

ツイッター。

アマゾン登録作業。

8月31日のツイログ






Last updated  2012年09月03日 06時31分05秒
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2012年07月24日
カテゴリ:
朝から午後まで睡眠。
また睡眠時間がずれてきた。

迷うことがあって、ぐずぐずする。
とりあえず、迷うようなことは保留したほうがいい。

梱包作業。

遅めに外出。

クロネコメール便、5点。

横浜西口。

ジョイナス。

リブロ、寄り道。

東京チカラめし、焼き牛丼。

ダイエー。

あおい書店、寄り道。

ビブレ。

ブックオフ。
105円本、11冊。金子光晴、立川談志、末井昭、金井美恵子、高野秀行、吉井妙子、岡崎京子、長尾謙一郎、東貴博、S・コレン、ザ・フー。
200円本、2冊。友部正人、空飛ぶ雲の上団五郎一座。
雑誌、2冊。「別冊映画秘宝」、「オルタカルチャー」。

横浜を抜けて電車で読書。

木内昇茗荷谷の猫」、読了。文春文庫。
木内昇が時代小説の作家だと知ったのはいつだったか、この本は親本が出たときに、当時は本屋で働いていたのでよく売った記憶がある。その店の文芸の棚は男性作家と女性作家とで分けてあったので、わりと早い段階で女性作家だということには気がついたはずだ。ただ、このタイトルと、涼やかな表紙からは、時代小説ということはわからなかった。
時代小説を読む習慣がないので、「時代小説」の定義もちゃんと考えたことがなかった。「時代劇」と同じように、侍が出てくるような時代を漠然と思っていたけど、この作品では江戸から戦後あたりまでを扱っている。落語が扱う範囲も同じようなものだ。時代劇も、たしかめたわけじゃないけどそれでいいのかもしれない。
9編による連作で、それぞれはほぼ独立した話なのだが、同じ登場人物のその後が描かれているものもあるし、微妙にリンクする程度のものもある。
時代小説を読み慣れない人間のいうことだからあてにはならないけど、読みながら、これは落語になるなということをまず思う。すべての時代小説がそうかといったら、そんなことはないでしょう。この小説には語りのリズムがあるし、なにより、滑稽みがある。滑稽みはおもに人間の描きかたによるもので、人間に向けられた視点に押しつけがましいところがぜんぜんないのがいいなと思った。
「黒焼道話」と「隠れる」の2本が特に可笑しかった。「隠れる」は、ウディ・アレンが時代劇を撮ったらこうなりそうな話で、これってまるでネット社会にあるような問題なのだが、この時代のなかでまったく無理のない装置として出てくる。そのように意図したわけではないかもしれないが、ネットを出せば現代を描けるかといえばそれは単純すぎることで、古い道具だけでも現代の問題を描くことは可能なのだ。
そのいっぽうで、泣ける話のほうもいい。イノセントな人物や、はたまた戦争を出されてしまうとずるい気もするが、それだけでなく、親子や、夫婦のあいだの、細やかなすれ違いを描写しているもののほうがなお良いと思った。
全体を通したさわやかな読後感もこの作家の持ち味かもしれない。たまに読む小説が当たりで良かった。
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ふた駅手前下車。

TSUTAYA。
オンラインで注文した本を受け取り。「en-taxi」と「splash!!」。

ミスタードーナツ。
ドーナツが日替わりで1種類半額というので、半額のエンゼルクリームにしたのだが、アイスコーヒーも注文したらセットで200円になった。なんだ、ほかのドーナツでも200円になるのか。半額、意味ない。だけど、200円は安い。

雑務。

ひと駅手前下車。

西友、買い物。

深夜0時半、帰宅。

楽天ブックスから「フリースタイル」も届いていた。

アマゾン登録作業。

ラジオ。
「爆笑問題カーボーイ」、冒頭から「27時間テレビ」の話。
太田がBIG3を見るときの純粋な眼。これは、ダウンタウンやとんねるずにはないものだ。

ポッドキャストでラジオ。
「笑福亭鶴瓶 日曜日のそれ」がポッドキャストをやってることを知って、さかのぼって聴いていくことにする。
ひとり語りで政治について怒っていたりする凄味、テレビや、または高座での鶴瓶ともひと味もふた味も違う。というか、熱心な鶴瓶のファンは、むかしからずっとこのラジオの鶴瓶を追いかけているのだ。気がつくのが遅すぎる。
7月8日放送分を聴いたら、落語を観てきたというリスナーからのメールを鶴瓶が読んでいて、「不動院寄席」とか「らく兵さん」とかいう単語が出てきて驚いた。メールを読んでいるだけとはいえ、鶴瓶師からそんな単語が発せられるとは。鶴瓶師のことだから、一度メールで読めばインプットされるんじゃないか。どこでどう伝わっていくかわからないものだ。

en-taxi」、ぱらぱらと読む。
じつにちょうどいいタイミングで、木内昇×西村賢太という対談あり。まずはこれから。
西村賢太が語尾に「なんですな」を使うのは「石原イズムの継承者」としてのことだったとは!
「それにしても、ああいう方が芥川賞の選考委員を降りられたことで、一つのセンスが失われましたね。あれでもう、今後選ばれるのは作のつまらなさに歯止めが利かなくなっちゃうでしょうよ。」
ほかにも「悪名高い『文学賞メッタ斬り!』」とか言ってて、西村賢太、確実にいいフレーズ出る。
特集「コメディエンヌ! なぜ女は面白いか?」もざっと目を通す。しかし、そんなに意外なわけでもないのだが、「お笑い」の枠内の話がほとんど出てこないのはやっぱりしかたがないことか。野沢直子が清水ミチコの名をかろうじて挙げている以外は、みんな、当たり前のように「演劇論」。これは「喜劇人」と「お笑い」を意図的に区別してのことなのか、結果的にそうなったのか。
結局、「コメディエンヌ」を語ろうとすると、「喜劇人」の範疇、つまり、「演劇論」の範疇でしか語りようがない。「お笑い」を語るボキャブラリーは圧倒的に貧困、というのが現状だろうと思う。
松本尚久先生が友近について書いていたらまたバランスが違ったのに。ここぞというときになぜ浮気するか。


7月24日のツイログ






Last updated  2012年07月28日 05時45分25秒
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2012年07月05日
カテゴリ:
午前中、睡眠。

ラジオ。
「ビバリー昼ズ」、木曜だけど清水ミチコがお休みで、なぎら健壱と松本明子。
なぎら健壱が清水ミチコのデビューの舞台を観たという話をしていたけど、あんまり厳密な話でもなさそうだ。渋谷のジァンジァンで、永六輔プロデュースでバイオリン演歌師との二人会があったという。「イシダバイリン」と言っていたけど、検索しても判明しない。その舞台で、清水ミチコはあらかじめものまねを吹き込んだテープを舞台上で流すだけというライブをやって、それを知った永六輔が激怒して、なぜかなぎら健壱が土下座して謝ったというそういうエピソード。

「たまむすび」、3時台コラムに錦織一清
どういう趣旨だったのか、ミッツ・マングローブにカバーさせたい曲ということで、むかしのマニアックな歌謡曲を3曲ほど紹介したなかに、ポピーズ恋は気分」があって、おっ、と思った。1995年リリースの「デジタルグルーヴ歌謡曲」というアルバムを持っているのだが、これにこの曲のカバーが収録されていてたまたま知っていたのだ。スペシャルサンクスに幻の名盤解放同盟の名もある企画盤。瀧がこの曲を初めて聴くようだったのは少々意外だったが、とても気に入っているふうだった。
錦織が月イチレギュラーになってる意味は未だにぴんとこないが、ときどき、予想がつかないところから攻めてくる。ジャニーズのタレントが持つ芸能の教養は、なかなか油断ならないものがある。



外出。

クロネコメール便、2点。
ゆうメール、1点。

ドトール。
雑務。

B誌原稿、直し。難航。

平沼橋へ。

サミット。

サンキューカット。
このお店、2回目。今回も不満なし。
ここは店員さんがおしゃれなかっこうをしているので、安心して身を委ねられる。某QBなどは、客を不安にさせるような店員ばかりだ。

歩いて、天王町へ。

ぽんぽん船。
何気なく寄ってみたら、なかなか拾いものあり。
100円本、6冊。中沢新一を2冊、ほかは各1冊、柳田國男、林好雄、穂村弘、雨宮処凛。
ほか、東陽片岡を2冊、山下洋輔を1冊。

松屋、豚キムチ丼。
ただいま値下げ中だが、辛いだけ。

能町みね子くすぶれ!モテない系」、読了。文春文庫。
普段、「モテ」についてかなり無頓着に暮らしているので、目からウロコの連続だった。女性向けに書かれている本で、女の「モテない系」と男の「モテない系」は違うとしつこいくらいに書かれている本だけれども、それでも思い当たることは多数ある。文庫用に、巻末に久保ミツロウとの対談が収録されているが、まさに「モテキ」とは表裏一体のものだ。いや、そもそも「モテキ」を観ていなければ、この本を手に取ることもなかっただろう。
今まで、「モテ系」「モテない系」の下に「圏外」という階層があるという認識がなく、まずここが大きなウロコ。「非モテ」と「モテない系」が違うというのもウロコ。「天然ツッコミ」という概念、モテない系の「三低」、「日本刀のようなメール」などにも大いにひざを打つ。観察、分析、そこまではできたとしても、それを言い表す段になるとひらめきのようなものが必要で、なかなか難しい。
ネットでの初出が2006年、文庫化が2011年というタイムラグがあって、あとがきには「いろいろと今の感覚からはズレはじめてるものがたくさんあります」と書いてあるのだが、そのズレはあまり感じずに読んだ。微妙な時代感覚を盛り込んだこの手のコラムは、ディテールがわからなくなったとしても、幹になる部分が普遍であれば面白く読めるものだ。むしろ、そこに書き手の才が出る。しかし、微妙なズレをひっかからずに読んでしまう自分にも、それはそれで心配な部分がなくはないんですけどね。
っていう、そういう気にしかたもおそらく立派なモテない系なんですけどね。
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ひと駅手前下車。

「週刊新潮」、立ち読み。
福田和也が三池崇史監督の「愛と誠」を絶賛。観たほうがいいのだろうか。

西友、買い物。

帰宅。

B誌原稿、仕上げ。
ひどく時間がかかってしまった。
書けば書くほどに、なんだかつまらなくなっていく気がする。

アマゾン登録作業。

日記更新。

7月5日のツイログ






Last updated  2012年07月06日 05時50分22秒
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2012年06月22日
カテゴリ:
午前中、少し睡眠。

正午過ぎ、外出。

朝はどしゃぶりだったが、小雨になる。
やがて止む。

クロネコメール便、1点。

銀行。
アマゾンからのお金がようやく振り込まれていて安心した。
今後は、このくらい遅れる可能性をいつも考えなきゃならないか。

横浜までの定期券を買った。
しばらく回数券でしのいでいたけど、やっぱり定期券でないとフットワークが重くなる。

新橋へ。

コンビニでパン、歩き食い。

ある会場調査。
借金があるおかげでこんなことも引き受けられる。ありがたや。
それにしても、しゃべっていて、すぐにのどが疲れてしまうのは情けない。仕事で声を出さなくなってから本当に弱くなった。
1時間弱で5千円をいただく。

歩いて、浜松町へ。

正太郎ちゃんファンの男性と道端でばったり。
御茶ノ水に来ていたかたで、互いに二度見してしまった。
しかし、お名前は知らない。

モスバーガー。
雑務、3時間ほど。

世界貿易センター。

文教堂。
雑誌コーナーに「談四楼がやってきた!」がたくさん平積みしてあって、どうしちゃったのかと思ったのだが、落語のコーナーに行くとこちらには置いてない。談志フェアのようなかたちにしてあって、志らく師の新刊なんかも置いてあるのに、談四楼師のムックもこちらにわけて置けばいいのにと思うけれども、こういう場合はおそらく雑誌担当と芸術書担当があまり仲が良くないのだろう。わけて置くつもりで多めに頼んだら、落語コーナーで拒否されて雑誌で全部置いてるとか、そういうことはよくある。
文庫コーナー「生きられる」もチェック。わりと減ってるような感じだったけど、ここは文化放送関係者が買ってるんでしょう。
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蒲田へ。

吉野家、牛丼。
ここはカレーも牛鍋丼もない「築地吉野家」。
牛丼、290円。

ブックオフ。
105円本、8冊。洲之内徹を2冊、ほかは各1冊、大江健三郎、梅棹忠夫、星野博美、藤井青銅、田尻智、日本音楽学会。
雑誌を1冊。「CDジャーナル」。
CDを3枚。福耳、夏木マリ、山本リンダ。

電車で睡眠。

帰宅。

今日は18時から首相官邸前でデモがあったようで、ツイッターを見ていたら、フォローしているひとのなかにも行っているひとが何人もいた。
浜松町にいるときに、行くこともできるなぁと思ったんだけど、あとの予定をあれこれ考えるとわずらわしくてやめてしまった。しかし、あとの情報を追っていると、やっぱり行けば良かったなと思い直す。ニュースな現場に、行くことができるのに行かないでどうするか。主義主張以前の問題だろう。
金がない、体力がない、という理由で、以前よりもフットワークが重くなっている。こんなことじゃいけない。

アマゾン登録作業。
梱包作業。

福耳THE BEST WORKS」を聴く。
福耳というのは、杏子、山崎まさよし、スガシカオの3人のユニットだとばっかし思っていたら、知らないうちに人数がやたらと増えていたようだ。
福耳のシングル曲と、それぞれの単独曲を福耳のメンバーでコラボした曲が収録されていて、スキマスイッチの曲なんかが不意に流れてきたりするので、これ、なんのCDだっけ、ってわからなくなったりする。


深夜、片岡義男名残りの東京」を読んだ。
なんとなく文章と写真の本のように思っていて、読もう読もうと思いつつ放ってあったのだけれども、文章はあとがきだけで、完全に写真集といっていいような本だった。そうとわかってれば、もっと早く読むんだった。片岡義男のことを「写真家」としては認識してなかったんだけど、あとがきを読むと、写真だけの本もけっこう出しているようだ。知らなかった。
巻末、あとがきのさらにあとに、飯沢耕太郎による「写真家・片岡義男論」があって、これがとても面白い。
「僕がいう「撮る人」、あるいは「写真家」とは、写真を撮ることで自分のものの見方を作りあげ、それを生き方のレベルにまで同一化してしまった者たちのことだ。」「撮ることと生きることの境目が見極めがたくなり、カメラが文字通り「第三の目」になってしまった人たち、彼らを本物の「写真家」と呼ぶならば、片岡義男はまさにその一人だろう。」
飯沢は、片岡義男の小説が「彼の「写真家」としての自覚とともに誕生したことは、これまで見過ごされがちだったのではないか」と書く。片岡の自伝的エッセイ「東京物語」からの引用があり、そこには片岡自身の「小説論」がある。
「小説とはなにか。少なくとも僕の場合、小説とは、他のなにであるよりも先に、視点のとりかただ。常になんらかのストーリーを書くとして、それを誰のどのような視点から書くのか、それがいちばんの問題だ。」
そして、この本ではなぜ「東京」が主題となっているかについて、飯沢の考察は続く。
片岡義男は4歳のときに空襲がひどくなったので東京を離れ、山口、広島と移り、13歳で東京に戻ってくる。「そのときに彼が強く感じたのは「違和感」だったという。彼は瀬戸内にいるときから「すべては仮の現実であるという気持ち」(「東京物語」)を抱いていた。「もうじき東京に帰る」と親にいつもいわれていたからだ。東京に戻ると今度はそこが「仮の東京での仮の出来事」に思えてくる。」「つまり、東京は片岡にとって、いつでも「仮の」姿でしかあらわれてこなかったということだ。」
これはなかなかショッキングな話ではないか。片岡義男の小説はそんなによく知ってるわけじゃないけど、小説に対しても影を落としているものだろう。あの文体にある独特なトーン、あれはある種の都会的な美学からくるもののように思っていたが、もっと根深い、どうしようもないものを抱えていてあのトーンになってしまっているということだ。
非常に理解できると思ってしまうのは、空襲に比べればスケールが小さいことではあるけれども、僕も中学3年のときに引っ越しを経験していて、そのときにやっぱりこれは「仮の」状況なんだと思い、それが未だにずっと続いているという気がしているからだ。現実に対する認識のしかたが、こういっては図々しいけど、片岡義男にどうやら似たところがあるのかもしれない。
以前より妙に気になる作家ではあったが、飯沢の評論によりもっと近い存在になった。この評論を読んだだけでも、この本を開いた価値は充分にあった。
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6月22日のツイログ






Last updated  2012年06月27日 04時42分55秒
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2012年05月21日
カテゴリ:
少しだけ眠って、朝、深夜から引き続き読書。

円城塔後藤さんのこと」、読了。ハヤカワ文庫。
短編を6本収録。円城作品は難解との評判だけれども、わかるものとわからないものとがあって、わからなさも含めて面白いと思った。言葉への疑いが根底にあるところは、小説をほとんど読まない僕みたいなもんにはむしろ入っていきやすかった。言葉を信じきっているようなものは、どこか居心地が悪い。言葉へのクールな態度が、ただ文字を追っていくことをシンプルに心地好いものにするのだろう。
SFオンチとしては、巽孝之の解説はいろいろ新鮮で勉強になった。こういうものを思弁小説というらしい。
アマゾンのレビューを読むとやっぱりそういう感想があるのだが、表題作なんかはラーメンズのコントを連想させるものがある。Wikipediaでざっと勉強してみると、メタフィクションやスペキュレイティブ・フィクション(思弁小説)、あるいはスリップストリームなどのようなことは、お笑いのフィールドでは、無自覚的にあっさりと行われていることがわりとあるんじゃないかと思う。それらの多くは、無自覚ゆえにじつに脆いわけだが、しかし、「笑い」を追うと自然とそうなってしまうことは非常に興味深い。
その流れで「認知的不協和」という言葉も知った。社会心理学用語だそうだが、これなんかは、90年代に流行ったいわゆる「シュール」なコントによく出てきたものじゃないか。「笑い」として観ていたけれども、じつは「笑い」ではなかった可能性もありそうだ。
【送料無料】後藤さんのこと

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ツイッターを見て、金環日蝕の盛りあがりに気がつく。
今朝だったのか。その時間、ちょうど眠ってた。

日蝕関係のリツイートで、朝日新聞のあの赤田康和記者のアカウントが流れてきて、おおっ、と思う。
7年前、テレビ欄の「試写室」というコラムでやたらと自分語りをしていた「康」のことはこの日記で何度か書いた。あの「康」がツイッターをやっていたとは!

もうひとつ、ツイッターより。
米朝師匠がアンドロイドになるという衝撃のニュース
製作はあの石黒浩!

昼、少し眠ってたらずいぶん遅くなってしまった。

梱包作業。

遅めに外出。

ひざの傷みはだいぶマシになってきた。

クロネコメール便、2点。
いよいよひどい。しかし、今日のところは為すすべなしだ。

駅前のドトール。
雑務、3時間ほど。

吉野家、牛鍋丼。

帰宅。

Hulu」の2週間の無料期間が終わってしまうので、詰め込みで視聴。
Glee」は結局、2話観ただけでストップ。代わりに「モテキ」のドラマ版を続けて観ていた。あと6話、3時間ぶっ通しで観なければ間に合わない、という状況だったが、3話を残したところで疲れてきた。「モテキ」ならほかの動画サイトでもあるんじゃないかと思い、検索してみたら中国の動画サイトに見つかったので、残りはそちらで観るとして、無理に観ないでもうやめることにした。ほかで観ることができるなら、じゃあなんでわざわざ「Hulu」で観てるのかという話にもなるが。
で、「Hulu」を解約したのだが、ここでとんだミスをしていることがわかる。無料期間を1日間違えていたのだ。
無料期間は「2週間」だから昨日まで。それを「2週間後」と解釈していた。「後」では1日遅くなる。昨日のうちに解約していれば無料だったのだが、1日過ぎてしまったから1ヶ月分980円の視聴料が派生してしまった。なんということだ。こういうところが本当にいい加減というかなんというか、なんできちんと確認しておかないのかと思う。ほんと馬鹿。
しかし、解約したらすぐに観られなくなるわけじゃなくて、その料金のぶん、つまり、あと1ヶ月は観ることができるようだ。「モテキ」、最後まで観ることできるじゃないか。しょうがないから、もとをとるためにいろいろ観まくるか。


2時間ほど、睡眠。

ラジオを聴きながらメール処理など。

ツイッター。
今日は昼間から、「いいとも」に久保ミツロウが出たことがずいぶん話題になっていた。ちょうど「モテキ」を観ていたところなのでタイミングがいい。夜になったらYouTubeで動画を確認できた。
以前に西村賢太が出たコーナーと一緒か。久保ミツロウ、写真で観たことはあったけど、動くすがたは初めて。こういう雰囲気のひとなんだな。テレビ初出演だそうだが、さらなる展開もありそうだ。ひさしぶりに現れたサブカルチャー側の文化人という感じがある。


5月21日のツイログ






Last updated  2012年05月22日 05時38分37秒
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2012年05月09日
カテゴリ:
午前中、睡眠。

梱包作業。

外出。

クロネコメール便、5点。

ドトール。
雑務、3時間ほど。

曇天。
ツイッターを見ると東京では大雨の模様。
ひと駅隣りまで歩こうかと思っていたけど、止めにする。

吉野家、焼味豚丼。

帰宅。

ひどい眠気。
一旦眠って、深夜に起きる。

中原弓彦定本日本の喜劇人」をぱらぱらと読む。
1977年刊の晶文社版。だいぶ前から手元にあったのだが、本の山の底からひっぱりだして初めて目を通してみた。今まで新潮文庫版しか読んだことなかったけど、文庫版にはない、安藤鶴夫、佐藤信との対談がこれには載っている。これはもっと早く読むべきだったな。
最初の中原弓彦「日本の喜劇人」が1972年刊、雑誌「新劇」の連載(1971~72)と、安藤鶴夫との対談(1967)、佐藤信との対談(1972)を収録。これに「第十二章 日本の喜劇人・再説」と「終章 ヴォードヴィル的喜劇人の終焉」、戸板康二の序文を加えたのが1977年刊「定本」。1982年刊の新潮文庫版では序文・対談は未収録。
宮沢章夫が「日本の喜劇人」の中心をなしているのは“道化論”だと指摘していたが、佐藤信との対談「道化と劇場をめぐって」を読むとそれがすんなりわかる。これが当時、どのような意図で書かれたものか、当時の森繁や由利徹の位置付けなどは、あの新潮文庫版だけを、刊行されたはるかのちである今の時代に読んだのではなかなかわかりにくい。
「そこでぼくらが喜劇というものを考えるとすれば、由利徹が問題になってくる。(笑)」
「由利徹を基準にして考えるということに、ぼくはしつこくこだわりたい。(笑)」
佐藤信がくり返し由利徹の名を出すのだが、いずれも「(笑)」付きで語られているこのニュアンスが今となっては要注意なのだ。
当時の由利徹は今でいえば誰なのだろう、ということも思うが、ここもまた難しいところで、たとえば江頭2:50や出川哲朗を当てはめたとしても、今だったら「(笑)」なしで意外と真剣に受け止められてしまう状況がある。何層にもねじれていて、あえて評価しているという感じも、もはやそんなものは最初から存在してなかったかのように消えてしまっている。自分でもそういう書きかたをすることがあるので気をつけなければと思うが、一回、ねじれを戻してみる必要があるんじゃないか。
あと、少し長くなるけれども、以下に引用するようなところもとても興味深い。
「佐藤 そういえば、デンスケー―大宮敏光というのはどうですか。
 中原 旗一兵さんが十五年まえに『喜劇人回り舞台』で扱ってるけど、ぼくはぜんぜん興味がない。射程距離に入ってこないんです。なんか非常に特殊すぎる存在でね、コメディアンとはいえないと思うんだ。
 佐藤 舞台で見ると、それなりにしぶとい感じはしますけどね。浅草のなかで一人だけ残っているということは、なにかあるんじゃないですか。
 中原 最小限のとこにしぼりこんじゃってる。浅草というのは東京の下町のなかでも、また、非常に特殊なところですよ。その浅草のなかでも、益田喜頓さんなんかは外の世界に拡がってくんだけど、デンスケはあまり出てこない。木馬館の安来節みたいなもので、家族と一緒にひきこもって、見たい人は来て下さいといった調子ですね。あそこまで自己を限定しちゃうと、ぼくはどうもついていけない。
 佐藤 浅草というと思いだすのは、ぼくはデンスケと唐十郎なんですよ。唐は下町なんだけど、浅草的なところがあると、いろんな人がいうでしょう。で、どうして浅草でやらないんだときいてみたら、「あそこは文化が育たない」(笑)――浅草には文化的環境がないから、芝居は育たないっていうんだ。
 中原 ぼくは下町も、十代目ですからね、はっきりいえるんだけど、下町からなにかが生れるなんて、夢にも思えなかったですよ。かろうじて落語だけでしょう。なにかが生れるなんてのは、外部の人の幻想ですよ。(略)
 中原 粋なんてこととは、およそ関係ない。たまたま渥美清が浅草から出てきたんで、いまでもなにかあると思うかもしれないけど、あの人はストリップ劇場という特殊なものが盛んだったなかから、しぶとく生きのこってきただけです。」
安藤鶴夫との対談は「エンタテイナーとしての落語家」というタイトル。安藤鶴夫のひとこと目が「あなた、談志はきらい?」といきなりかましていて、これもすごく面白い。ここで語られているのは30代の談志師匠。
「中原 (略)ぼくが多少テレビのことを知るようになったころは、志ん朝の全盛時代で談志はウダツがあがらないで、会うとブツブツいってました。まだ談志とう名前じゃないしね。
 安藤 どうでした、ブツブツいってた時代の談志は?
 中原 会うと不愉快だから、なるべく会わないで、ロングに見ていただけですけれども、いなかの人のような感じがします。
 安藤 これは重大だよ。ヤボったさを感じますか。
 中原 志ん朝のほうがスマートですね。感じが新鮮でしたよ。和服を着ていたほうが新鮮だった。談志は、なにかイタにつかなくてね。といって、ファッション・ボーイともちがうし……。
 安藤 そうそう。ボリショイ・バレエが来た初日にね、ちゃんと見に来てるの。それが洋服は着ないで、たいへんなイキごしらえでもって、羽織が腰っきりの短い、カッコいいやつですよ。それでセッタはいてね、チャリチャリチャリって。落語家はだァれも見に来てない。だからね、ウーンやりやがんな、と思うわね。そんなの、一人もいねえんだから。みんな第一正装みたいな格好で来てる。落語家にとっちゃ、その格好が第一正装だろう?
 中原 そのイタにつかない感じ。あの人がさわがれるのは、逆にいうと、ヤボったいからじゃないですか。
 安藤 なるほど。ウーン、こりゃあ……。でも、三十になるやならずでしょ? まだ洗練というところへいくのはムリなんで、そのイキがってみたり、カッコよがってみたり、そこにギラギラしたおもしろさというものはない?
 中原 ぼくはあると思うんです。そこは買ってるんです。(略)」
落語ファン倶楽部」の談志特集に載ってる書斎の写真を見ると、1972年刊の最初の「日本の喜劇人」がちゃんとあることが確認できる。
定本日本の喜劇人

5月9日のツイログ






Last updated  2012年05月20日 18時18分39秒
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