いしかわじゅん「吉祥寺キャットウォーク」/大橋裕之「夏の手」
少し眠って早起き。アマゾン登録作業、続き。聴きそびれていたCDを。まつきあゆむ「夕暮れの現代音楽」。2007年リリース。だいぶ前にツイッターから知ったひとで、それがあたまの片隅にあった。検索してみると、このひとの考えるリリース形態にも興味湧く。まつきあゆむ/夕暮れの現代音楽価格:1,500円(税込、送料込)少し昼寝。梱包作業。ラジオ。吉田照美の「飛べ!サルバドール」にこしらさんの登場を確認。金曜のレギュラーで、次週からはレポーターをやるようなんだけど、この時間帯ではあまり聴けないかな。遅めに外出。今日も暖かい。近所のゴミ置き場、生ゴミを見て小学生の女の子たちがハチの巣だといって怖がっている。どう見てもパイナップルの皮。クロネコメール便、まず9点。量が多いので、意味はないが分けて出す。銀行。お金を降ろす。ダイソー、買い物。下り方面、ひと駅隣りまで歩く。途中で再びコンビニ。クロネコメール便、残り5点。ブックオフ。105円本、8冊。ドナルド・キーン、安部公房、ヒサクニヒコ、奥泉光、坂崎幸之助、ナンシー関、円城塔、岩村暢子。CD、1枚。FOE。もうひと駅隣りまで歩く。歩きながら、だいぶ間が空いてしまったけど「メルマ旬報」の続きを。10号まで出てるのにまだ5号。完全に後追いになるが、プチ鹿島さんが佐野眞一と会ったときのことを書いてるのがとてもスリリング。コメダ珈琲店、アイスコーヒーとホットサンドあみ焼きチキン。ぶ厚いホットサンド、大口開けて食べようとしたらノートパソコンのキーボードに肉汁がぽたり。おっといけないと手前に寄せたら、今度はジーパンにぽたぽた。そうこうしてるうちに指がべとべと。おしぼりがあって助かった。雑務、パソコンのバッテリーが切れるまで。いしかわじゅん「吉祥寺キャットウォーク」1巻、読む。いしかわじゅんのひさしぶりのマンガ作品ということになるのか、というわけで、いしかわじゅんのマンガを初めてリアルタイムに近いかたちで読むことになる。僕が今まで触れてきたいしかわじゅんは、マンガ家ではなく「マンガ夜話」のひとであり、マンガ評論のひとだったのだが、評論もかっちりとしたアカデミックなものではなく、もっとコラム感の強いものだ。そのコラムと同様の語りくちが、このマンガからもどうやら漂っている。いしかわじゅんはエッセイマンガの先駆者でもあるわけだが、ストーリーマンガにしてもエッセイに近い味わいが、特にこの作品にはあるんじゃないか。いわゆる“ニューウェーブ”の文脈でいしかわじゅんを捉えることに、その時代をリアルタイムで知らない僕なんかはあまりぴんとこないのだが、同世代のマンガ家よりも、同世代のエッセイストを並べてみたほうが、現在のいしかわじゅんの位置付けは理解しやすいかもしれない。この作品はすいすい読めるのだが、やはりどこか古い気はする。それはけして否定的な意味でもなく、昨日のシティボーイズでも思ったことだが、その世代の手つきというものがおそらく現れているはずで、団塊の世代のおじさんが若者と同じしゃべりかたをしていたら変だというのとそれは同じようなことだ。団塊の世代以降がひと続きになっているというのはあらゆるジャンルの文化で起きていることだと思うが、これからは、異なる語りくちを持ったさまざまな世代が共生するという状態が自然なことになっていくのだろう。単行本は2巻まで発売中。吉祥寺キャットウォーク(1) [いしかわじゅん]価格:777円(税込、送料込)帰りは電車。帰宅。犬、今日は元気で食欲もある。今日買ったCD。FOE「FOE GET ALL, NOW」。2004年リリース。「噂だけの世紀末」という曲名を見つけて、聴きたくなった。いとうせいこうのカバー。ラップというより、ポエトリーリーディングのようだ。EL-MALOはある時期まで追ってたけど、FOEは初めて聴いた。ナンバーガールにちょっと似た感じがするんだな。FOE/FOE GET ALL,NOW価格:2,400円(税込、送料別)日記更新。ひさかたぶりにリアルタイム更新に追いついた。あとは加筆修正をがしがしやっていけるはず。マンガをもう1冊。大橋裕之「夏の手」、読む。昨年刊。序盤は詩のように始まり、物語が転がり始めたらぐいぐいグルーヴしていく。なんて奇想天外でダイナミックなのか。しかもそれは、何巻も続くストーリーマンガのテンポではない、単行本1冊で完結するテンポだ。ここから受ける感覚は、根本敬を読んで以来のものだと思った。大橋裕之はじつに優れた物語の語り部だ。「シティライツ」でやっていたスクリーントーンの切り貼りはこちらではやっておらず、絵に凝ったところがないのはやや物足りなくもあったのだが、しかし、それがこのマンガの独特な間になっているのには違いない。もっと抒情的な絵にすることもできたはずなのに、じつに乾いている。そこにとぼけたユーモアがある。夏の手 [大橋裕之]価格:1,260円(税込、送料込)アマゾン登録作業。ラジオ。この4月の改編で、金曜深夜が、ラジオ日本の「立川志ら乃のサブカル天国」からTBSラジオの「東京ポッド許可局」という良い流れになった。志ら乃さんの番組は今まで爆笑問題の裏だったから、この時間のほうがよっぽどありがたい。東京ポッド許可局は5年前にインディーズで始めたものがついに“ラジオ”になったのだ。振り返れば自然な流れのようにも思えるが、5年前からはこの未来は遥か遠い。オープニングから今までと変わらないスタイルに安心。新しくアレンジはされているが、スタイルはなにも変えていない。大谷ノブ彦の熱量と対照的なようで同じことだと思うのだが、こちらはずっと続いているものだから、腰が据わった平熱でキープしているともいえる。さらには、今までどおりにバックがざわざわしているので、どこで収録しているのかと思うが、ホームページを見るとスタジオで収録している。ノイズをわざわざ入れてるのだ。最初の30分は今までどおり、後半はコーナーがあり、ここでようやくラジオ番組っぽい。ラジオ局でやるということはどうなんだろう、音楽をかけたりすることもできるだろうし、変化にも期待大。◇4月5日のツイログ