「2億4千万のものまねメドレー選手権」
朝、遅めに眠って昼まで。ある落語会の会場になっている寿司屋に問い合わせの電話。「予約とかあるんですか?」って訊いたら、「そんなのない、いつでも来りゃあいいんですよ。」っていって、ガチャッてすぐに切られた。ものすごく無愛想。これはなんだ、いわゆる頑固職人か。頑固職人なのか。電話に出るまでけっこう間があったから、忙しい時間にかけちゃったかなぁとも思ったのだが。行くのが少し怖くなる。ツイッターでラリー遠田がおかしなことを書いていた。「『コメ旬』を「お笑い界の文藝春秋」と言ってくれた方がいましたが、それはあながち間違いでもなくて。誰にでも読めるメジャー感というのをかなり意識して作っています。つまり、『コメ旬』はサブカルチャー雑誌ではない。お笑いをメインカルチャーとして扱っている。」「そもそも今の時代、お笑い番組やお笑いネタが誰にでも見られる身近なものなんだから、お笑い雑誌もそうあるべきだ、と思うわけです。サブカル的選民思想に基づく偏った思想、結局なに言ってるのかわからない人を煙に巻く評論、みたいなのは要らない。」このひとの書いていることを読むと、どうも、サブカルチャーに挫折したひとという気がする。サブカルチャーコンプレックスのかたまりでしょう。「コメ旬」が「お笑い界の文藝春秋」だというのならば、まず、あの薄っぺらなボリュームをなんとかしたほうがいい。【送料無料】コメ旬(vol.003)価格:1,260円(税込、送料別)昨日に封筒を買いそびれたため、梱包作業できず。とりあえず、プチプチ包装だけして、あとは外で作業するしかない。午後、外出。ひと駅隣りへ。ダイソー、封筒を買う。切らしていたサイズはあったが、ついでに買おうと思っていたもうすぐ切れそうなサイズは売り切れていた。なにかがあればなにかが足りない。いしうす、げんこつ鳥天そば。鳥天がでかい。しかし、かじるとなかが冷たい。一度、つゆに沈めて、温めてから食べる。イタリアントマト。梱包作業。ヤマト運輸営業所へ。クロネコメール便、9点。時間がとても半端になってしまった。帰ろうかとも思ったが、やはり、週末に向けて本を買っておいたほうがいいと思い、もうひと駅隣りまで移動。ブックオフ。105円本、15冊。阿佐田哲也、庄司薫、星野智幸、トーベ・ヤンソン、本多勝一、永江朗、小田嶋隆、斎藤孝、鈴木謙介、山本直樹、ヤマザキマリ、忌野清志郎、岡田有希子、講談社文芸文庫、「アイドル水着100人」。ミスタードーナツ。雑務。TSUTAYA。「お笑い界の文藝春秋」こと、「コメ旬」を立ち読み。再び、ひと駅手前。小雨、降り始める。西友、買い物。深夜0時半、帰宅。アマゾン登録作業。ラジオ。普段はあまり聴くことがない「山里亮太の不毛な議論」、宇多丸がゲストだったのでひさしぶりに始めから終わりまで聴いた。度を越えた下品は毎度のごとくだけれども、アイドル論を戦わせて白熱したりするあたりはそれなりに聴く価値はあった。動画サイトでテレビ。ツイッターで盛りあがっていた「みなさんのおかげでした」の「2億4千万のものまねメドレー選手権」を約1週間遅れで観る。かつてはものまね番組の定番のようにあった「ものまねメドレー」というスタイルは、長らく途絶えていたけれども、それをこういうかたちで生き返らせてみせたということがまず面白い。出演は順に、バナナマン日村、ダイノジ大地、松村邦洋、福田彩乃、古賀シュウ、中川家礼二、神奈月、山本高広、関根勤。出自も世代もばらばら、さまざまなコンテクストがここには混在している。ショーパブのものまねと演芸場のものまねの違いというものがずっと気になっているのだが、僕はショーパブに行ったことがないのではっきりとはつかみかねるけれども、そこにはどうも、酒を飲みながら観る場と、シラフで観る場との違いというものがあるのではないか。当然のことながら、その環境の違いによって、育まれる芸の質というものには差異が生まれる。さらにいえば、テレビというのもまた、酒を飲んだり、ものを食べたりしながら観るものだ。ものまね番組が、言ってしまえば、そのなかでもショーパブ芸が、長年のあいだ、テレビの優良コンテンツであり続けている理由というのは、どうもそこなのではないかと思い当たる。「細かすぎて伝わらないモノマネ」しかり、ものまねの新しい潮流にとんねるずの番組が密接に関わり続けていることは、とんねるずもまたショーパブ出身者であることと無関係ではないように思える。出演者のなかでは、福田彩乃にもっとも興味を持った。何度も書いてるとおり、うちには地デジ対応の録画機がないために、7月以降はあまりテレビを観なくなったのだが、福田彩乃はそのあいだに頭角を現してきたひとのひとりだ。日本テレビの番組では、おかもとまり、高田紗千子と一緒に「ものまね三姉妹」と呼ばれているようだが、三人のなかでは福田彩乃が図抜けていると思う。ほかには、神奈月の阿久悠に大笑いした。なんなんだ、このただごとではないくだらなさは。なにか、岩肌であるとか、木の洞であるとかが人間の顔に見えてしまうような、その種の面白さに近い気がする。演者が似せるのではなく、観るものが結びつけて完成させるような。だから、観るものの脳内でなにかが分泌するんじゃないだろうか。とんねるずのみなさんのおかげでした 博士と助手 細かすぎて伝わらないモノマネ選手権 vol.1 「...価格:3,591円(税込、送料別)◇2月22日のツイログ