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今日はですね。
かねてから、末妹の入院先のがんセンターで甥っ子(下の妹の長男です。)にギター一本でライブをやって貰おうと企んでいたワタシなのですが、とうとう、実現いたしました。 許可を末妹が師長さんにお願いしていたもので、春休みに入って師長さんとの面接があり、なんとか、お許しを頂きました。 甥っ子Yは、もう1人の友人、Y介くん(両方ともYでややこしいが。笑。)とコンビを組んでおり(←漫才ではありません。)、時々、とある駅前で路上ライブをやっていたらしいので、少しだけ、力試しといったところでしょうか。(ギターとハーモニカだけですが。) ワタシが車を出し、2人と妹を乗せ、午後がんセンターに向かいました。予定より早く到着したので、チューニングさせて頂く部屋を師長さんにお願いして、30分程、音合わせをしました。ワタシは彼等の歌を聴くのは初めてなので、どんな感じなのかな~と少し不安でしたが、ワタシと妹はまるでマネージャーのように時計を見ながら、「あともう5分くらいしかないよ。」とか言いながら、「結構いけるじゃん。」 と話てたのでした。曲の1部に友人Y介くんの作詞、作曲したのもあります。「ゆず」とか「19」系かな?ってとこ。 ほんでもって、2人の声質が良く似てるんですよ。だから、ハモッたりするとこもなかなかです。 この練習後、末妹のいる無菌室病棟へ。4人で手洗いをし、靴を、用意されたサンダルに履き替えて、デールームに向かいました。自分達でテーブルや椅子を動かし、患者さんが何人か座れるように並べ、準備ができました。 今日、末妹は体調があまり良くなく、観に来れるかどうか(部屋から出れるかどうか。)わからなかったのですが、少し蒼ざめた顔で来てくれました。約10人近くの患者さんと看護師さん達が来て下さいました。中には若い方も2・3人いて、この高校生の2人がどんな歌を歌い、心に残るような演奏をしてくれるのか(?)、楽しみに待ってくれてたそうです。 6・7曲くらいでしょうか。ラストにY介くんが作った『人だから』という曲は、「・・・空を見上げようよ・・・笑おうよ・・・元気出して・・・」というような感じ(かなり、いい加減ですが。)です。全体的に応援ソングでして、「僕が守るから」「僕が側にいるよ」とかっていう詩が多かったです。あと、森山直太郎さんの『さくら』もありました。少し、年配の方が多かったのでどうかな?って思いましたが、 1曲1曲歌い終わる度に拍手を頂いたり、涙ぐんでいる方もいらしたり、最後に握手をして下さった方もいらし て・・・。途中でとちったり(笑)と完璧ではありませんが、なんとか、無事に終えることができました。 帰り際、甥っ子に感想を聞くと「お父さんの事、思い出しちゃってヤバかったあ。患者さん達の顔がまともに見れなかったよ。」とか言いながら、ご褒美のラーメンとチャーハンをペロリとたいらげてました。笑。(→食欲はあるんだよなあ。)確かに、甥っ子は4年前、父親をガンで亡くしております。切なかったと思います。下の妹も感慨深かったと思います。だけど、こういうきっかけがあって、父親と同じ病気で苦しんでいる人達の前で、歌うという事は彼等にとってきっと、大きな何かになるのではないかなと思うのです。甥っ子も切なかったけど、目の前に末妹も含め、もっと辛い病気と闘っている人達に自分達なりのエールを送ってほしかったんです。 ワタシ1人の独断で勧めてもらったわけですが、実現して良かったです。 師長さん、ありがとうございました。 「またやろうか?レパートリー、増やさなきゃ。『なごり雪』とかさ。なっ。」と言ってた彼等が愛おしく感じました。 でも、行きの車の中でうちの母のモノマネをやって、ワタシと妹を笑わせてくれた(まぢ。泣き笑いしてた。)2人のキャラからすると、漫才でもよかったかな?と思うのはワタシだけでしょうか??? お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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