安全保障と憲法と自衛隊員と休職者給与決算
昨今の議論を聞いて、自衛隊員の現状についての議論が不足しているように感じてならない。そこで、再録が多くなりますが再度触れたいことがあります。 戦後、父が進駐軍の業務に従事していた時、小生が乳児の頃、朝鮮戦争に出兵する前に深夜に仙台市南小泉八軒小路(現若林区文化町)の自宅を訪ねて来た米兵がいたそうです。この事は、父と母から何度も聞いたので、脳裏から離れません。 高校時代に父に聞いた話では、訪ねて来られた米兵は、一人も生きて帰って来なかったとのことです。小生は、この現実を忘れてはならないと肝に銘じて発言してきました。 拙著『宗教法人税制「異論」』の稿を練っている時、予算使用について様々なことについて調べました。その時、防衛関係の決算を確認していた時、休職者給与が当初予算では不足して、流用等をしている年度が続いていたことに驚いた記憶があります。 近年の決算の数字は次の様になっており、予算が現状を反映する様になっています。今後も、現実を反映できる予算を計上できるかどうかは、国会審議にかかっていることを忘れないで頂きたい。 今日は、休職者給与の内容については、敢えて触れないことにします。『平成24年度決算参照』の805頁「平成24年度各省各庁歳出決算報告書 防衛省所管 歳出決算報告書 防衛本省」によれば、休職者給与は、歳出予算額1,658,280,000円(前年度繰越額0円、予備費使用額0円、流用等増減額0円、歳出予算現額1,658,280,000円)、支出済歳出額1,656,424,491円、翌年度繰越額0円で不用額が1,855,509円となっています。『平成25年度決算参照』の737頁で同様に科目別内訳を確認したところ、休職者給与歳出予算額1,660,055,000円(前年度繰越額0円、予備費使用額0円、流用等増減額0円、予算決定後移替増減額0円、歳出予算現額1,660,055,000円)、支出済歳出額1,626,549,812円、翌年度繰越額0円で、不用額が33,505,188円となっています。参照:佐藤芳博ブログ~片栗の花とレンゲ草October 27, 2009 行財政改革3 決算書の活用 決算書には、当初予算額、予算補正追加額、予算補正修正減少額とその合計が記載されています。これは予算書で見ても同じですが、次からが決算書の特徴です。 前年度繰越額、予備費使用額、流用等増減額が計上され、これらの額と歳出予算額合計を合わせた総額が、歳出予算現額になり、当該年度に使用出来る予算になります。歳出予算現額から支出済歳出額と翌年度繰越額を引いたのが不要額となります。 言葉では説明しにくいですが、決算書の備考欄を読むと分かりやすくなります。更に、予算現額移替調書、予備費使用、流用等の説明を読むと予算の仕組みが分かります。 ところが、予算書では、それらのことが読みきれず、実態を把握しにくい面があります。一番留意しなければならないのは、年度末に予算を消化しきれない自治体から返上される事業予算を、他の自治体に新たに振り分ける際に、本当に必要かどうかを検証することではないでしょうか。これらの過去の経緯を検証すれば予算縮減の智慧が隠されているはずです。