2005年7月の日記4
日本レンゲの会62 今日の四季咲レンゲ 事務局で試験中の四季咲レンゲに、今日も蝶が舞っています。近づいても捕まえる人でないのが分かるのか逃げません。 レンゲの花は、珍しいと見えて、蕾が開きかけで、まだ蜜を吸えない花に何度も挑戦しています。いや、開花を促し、美味しい蜜を吸うために努力しているのかも知れません。 見ていて楽しいです。生きる為に一生懸命に努力している姿からは、生命の連鎖と相互の助け合いを直に学ぶことが出来ます。植物を育てる楽しさは、そこにあるのではないでしょうか。 だいぶ種が出来てきました。これも蝶をはじめとした様々な生物が受粉の協力をしていてくれるからです。目に見えるか見えないか位の小さい虫たちもかなり飛んでいます。生物多様性の大切さを実感しています。 2005年7月23日(土) No.178 エスペラント語 昨日の日本語の話から、祖母が熱心だったエスペラント語を思い出しました。今年4月になって、兄がしばらくの間エスペラント語を勉強していたことが話題になりました。 祖母と一緒に暮らしていた時、「世の中から争いごとを無くすため、世界中の人が、同じ言葉で話すことが出来るようになると良いのです。そのためにはエスペラント語を学ぶことは大切です」との話を聞いたことがあります。 兄は高校入学後、友人に誘われて2年程習いに通っていたそうです。当時は、兄とは土曜日の短時間実家で会うか、日曜日に畑仕事を手伝いに来てくれた時に話をするぐらいでしたので、そのことは今年になり初めて知りました。 2人とも祖母の人生観をそれぞれに理解し、大切なことを学ぶことができたことを感謝しています。今年の3月、ある学会に出席していた時にもエスペラント語のことが話題になりました。考え出すと色々重なるもので不思議です。参考エスペラント出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』エスペラント(Esperanto)はルドヴィコ・ザメンホフが考案した人工言語である。どの国の言語でもないため言語による民族感情に左右されず、民族間の不公平が起こらないといった利点がある。ヨーロッパの言語を元にしてして作られているため、ヨーロッパの言語の人々にはなじみやすい言語といえる。世界中にエスペラントを信奉している話者が存在するが、この言語を自由に話せる話者はまだ少ない。創案者のルドヴィコ・ザメンホフがこの言語を発表した際、「エスペラント博士(Doktoro Esperanto)」というペンネームを使ったためこの名がある。エスペラントとは「希望する者」という意味である。ザメンホフは当時の帝政ロシア領ポーランドのビアウィストク出身のユダヤ人の眼科医で、1887年7月14日にUnua Libro(最初の本)でこの言語を発表した。ザメンホフは世界中のあらゆる人が簡単に学ぶことができ、世界中で既に使われている母国語に成り代わるというよりはむしろ第2言語としての国際補助語を目指してこの言語をつくった。現在でも彼の理想を追求している使用者もいるが、一方、実用的に他国の人と会話するためや他の国や異文化を学ぶために使っている人もいる。今日異なる言語間でのコミュニケーションのためにこの言語を普通に使っている人も少なからず存在する。日本では、20世紀初頭に二葉亭四迷らが普及に尽力し、2005年現在、約1500人が日本エスペラント学会に所属している。エスペラントを使う人をエスペランチスト(Esperantisto)と呼ぶ。ブローニュ宣言第5条はエスペランチストを次のように定義している。「エスペランチストとは、使用者がそれを使う目的に全く関係なく、エスペラントを知り、使用する者全てを指す。全てのエスペランチストにとって、なんらかの活動しているエスペランチストの会に所属することは推奨すべきであるが、強制であってはならない。」インターネットからエスペラントに関するお問い合わせは:(財)日本エスペラント学会〒162-0042 東京都新宿区早稲田町12-3Tel. 03-3203-4581, Fax: 03-3203-4582E-mail: esperanto@jei.or.jp 後藤斉のホームページに戻るURL:http://www.sal.tohoku.ac.jp/~gothit/espj.html2005-07-01T22:19:20+09:00All Rights Reserved. COPYRIGHT(C) 1995-2005, GOTOO HitosiDepartment of LinguisticsFaculty of Arts and Letters, Tohoku UniversityAoba-ku, Kawauti 27-1980-8576 Sendai, Japan〒980-8576 仙台市青葉区川内27番1号 東北大学大学院文学研究科言語学研究室後藤 斉 (E-mail: gothit@sal.tohoku.ac.jp)2005年7月23日(土) No.177 「印刷現場から見た日本語表記の変容と問題点」の話 『印刷における日本語表記―漢字かなまじり文について―』の題の講演会で、日本語の良さと歴史を学ぶことが出来ました。源氏物語の時代には母音が30位あったとのお話には驚きました。職場の先輩から琉球の母音は本土とは違うとの話を聞いたことがありましたので、興味深く拝聴しました。 現代仮名遣いでは、「きょう」と読む文字も、歴史的仮名遣い(旧かな)では、東京(とうきゃう)・教育(けういく)・協定(けふてい)・共通(きょうつう)とルビを振っていたことは何となく思い出しました。「二扉無蓋車」にクーペ、「四扉有蓋車」にセダンとルビを振った本があることには驚きました。 「るすばんにこい」を漢字で標記すると、「留守番に来い」「留守晩に来い」の二つの意味があるとのお話でした。私は、「きしゃのきしゃはなんじのきしゃできしゃしたか」は、平仮名では分かりにくいが「貴社の記者は何時の汽車で帰社したか」と、漢字かな混じり文で表現すると意味が理解できるとの教えを思い出していました。 同音異義語が多い日本語の難しさは、話し言葉の時に特に強く感じます。話ながら先の言葉を考え誤解されやすい言葉を避ける努力と、異なる言葉で再度意味を明らかにすることで趣旨を分かりやすくすることの大切さは身をもって感じております。それ故に落語や漫才も成り立つのかなと思っています。公式の場での話しの落ちは一番難しい問題です。参考ルビ出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』ルビ (Ruby) とは、印刷文書で文字につける振り仮名のことである。名前の由来は欧文活字の大きさを示す古い名称、宝石名ルビーより来ている。かつて日本で本文を組む際、五号活字(約10.5ポイント)が文字の大きさの中心であり、その振り仮名として使われた七号活字(約5.25ポイント)に相当する欧文活字がルビーであった。ちなみにその他には、ダイヤモンド(約4.5ポイント)、パール(約5ポイント)、エメラルド(約6.5ポイント)などがあった。SFの翻訳において、「光線銃」に「レイガン」とルビを振るような特殊な使用がなされ、この使用法は少年漫画の必殺技の名称などに継承されたため、単純に「ルビ=振り仮名」とは言えなくなっている。原則としてルビ文字の大きさは親文字の2分の1とし、本文中の漢字全てにつける総ルビと、読者対象やその書物の内容によって一定の基準に従い一部の文字にルビをつけるパラルビとに分けられる。(インターネットから)●琉球語概説分布と名称沖縄県の八重山諸島,宮古諸島,沖縄諸島に,鹿児島県の奄美諸島を加えた琉球列島の島々で話されてきたことばを総称して,一般に「琉球方言」といいますが,かつての琉球王国のことばであったこと,また,本土で使われていることばと大きく違うために,「琉球語」とも呼ばれることもあります。また,南島方言,沖縄語と呼ばれたこともあります。 本土方言との関係琉球列島の人口は約150万人で,日本全体の1パーセント強,面積も1パーセント弱にすぎませんが,北海道から九州までの本土全体に対立し,日本語を二分する方言です。琉球方言(琉球語)と 本土方言(日本語)のあいだには規則的な対応関係があります。琉球方言と本土方言は,共通の祖先(日本祖語)から弥生時代を上限とし古墳時代頃までの時期に共通の祖先から分かれたと推定されています。 規則的な対応音韻法則とも呼ばれる規則的な発音上の対応関係が琉球語(琉球方言)と日本語(標準語)の間にあります。たとえば,標準語と首里方言の間には,次のような母音の対応があります。 標準語 首里方言 a a taa(田),kasa(笠) i i mii(実),ziri(義理) u u juu(湯),kusa(草) e i mii(目),kaami(甕) o u kuu(粉),suku(底) 琉球列島の北端の喜界島から最西端の与那国島までは,1,000km近くもあります。琉球列島を本州と重ねて,喜界島を宮城県仙台市に位置させると,那覇市は長野県松本市あたりに,宮古島は大阪市と京都市の中間あたり,与那国島は広島県と岡山県の県境あたりに位置します。この広い海域に島々が点在しているために,琉球方言内部の違いも非常に大きいのです。この違いは,青森方言と鹿児島方言の違いよりも大きいという専門家もいます。 ありがとう いらっしゃいませ 奄美名瀬 アリガテサマリャオタ イモリィ 沖縄那覇 ニフェーデービル メンソーレー 宮古平良 タンディガータンディ ンミャーチ 八重山石垣 フコーラサーン オーリトーリ 上の単語は奄美,那覇,宮古,八重山の「ありがとう」と「いらっしゃいませ」です。単語ひとつをとってもこのように違いの幅が大きく,沖縄本島の人たちは,宮古島の人たちが話すことばを全く理解できないほどです。発音の面でも,母音が3個しかない与那国方言。長短14個の母音を有する奄美方言。清音と濁音の区別のない宮古大神島方言。清音と濁音だけでなく中国語のような有気音と無気音の区別をもつ沖縄北部方言など,琉球方言は実に多様です。 琉球方言の下位区分琉球方言は,北琉球方言(奄美沖縄方言群)と南琉球方言(宮古八重山方言群)のふたつの大きな方言に分かれます。沖縄本島と宮古島の間には約300kmの島のまったくない海域があり,ふたつの方言圏を隔てています。このふたつの方言圏はさらに下位の方言に分かれています。 2005年7月22日(金) No.176