御船町恐竜博物館
おいらの気ままな旅日記もいよいよ終盤、熊本市から御船町へ移動する。で、まずは、御船町のことをちょこっと。熊本県上益城郡御船町(かみましきぐん みふねちょう)、熊本市内から国道266~443号線で約10km少々、九州道だと、熊本ICから二つ目が御船。ここで恐竜の化石が出土したことから、古代生物学的に注目。恐竜の町として全国的にも知られるようになった。また緑川水系に、眼鏡橋が現存している。恐竜博物館は御船ICを出て左折、しばらく道なりに進むと標識があるので、それに沿って行くと、簡単にわかる。御船恐竜博物館 おもてにはティラノサウルスところで、御船で見つかった恐竜、ミフネリュウと命名されたが、この恐竜は草食か肉食か知ってる???ん!?「わかった!答えは小食!!」う~ん、健康に気を使っていたんだなぁ…。違うって…。正解は肉食!!ジュラ紀の前半、割と原始的な恐竜メガロサウルス(7~9m)と特徴が極めて似ている歯の化石が出土した。肉食恐竜の歯の特徴は、ナイフのような形をして、外周がギザギザしている。(鋸歯=きょし)参考までに…。恐竜さんたちが活躍した中生代は三畳紀、ジュラ紀、白亜紀の3つに分類される。三畳紀 2億5100万年前~1億9500万年前海ではアンモナイトが繁殖、後半には恐竜が徐々に大型になって行く。ジュラ紀 1億9500万年前~1億3500万年前海の恐竜(魚竜)や始祖鳥が誕生シダなどの裸子植物が繁茂ブラキオサウルスやセイスモサウルスなど、超大型の草食竜脚類が誕生白亜紀 1億3500万年前~6500万年前多くの恐竜たちはこの白亜紀に最盛期を迎える。6500万年前、巨大隕石の落下で、恐竜たちは表舞台から姿を消す。かつては絶滅という一言で片づけられていたが、ティラノサウルスなどの竜盤目獣脚亜目テタヌラ下目という連中が、体毛をつけ、やがては羽をゲットし、かぎ爪を進化させて、鳥へと進化して行った。という説が有力視されていることは、敢て言うまでもない。テタヌラ=ピンと張った尻尾という意味。ディノニクスなどの小型の獣脚類ももちろん該当する。それにしても、鳥の祖先と言われていた始祖鳥(アルケオプテリクス)や翼竜じゃなくて、獣脚類が鳥へと進化して行ったというのがオモローですよね。まぁここではそんなトリビアな知識は無用。純粋に恐竜さんと親しんでください。外で、ティラノサウルスがビジターをお待ちしています。アロサウルスやトリケラトプスなどの骨格標本が見もの、化石類も充実しています。ところで「折り紙で恐竜を作ってみませんか?」というコーナーがあった。折り紙なんて、小学生以来触ったことがないが、まぁ参加してみた。ティラノサウルスを折るには2枚必要、で、完成したのがこれ。著作権の関係上、折り方を解説した用紙を配布することはできないそうだが、折り上がった作品は持って帰ることができる。 折り紙のティラノサウルス 愛車ムーヴの中にて…。熊本市からも近く、通潤橋の道の駅に行く途中にでも、是非寄ってみてください。