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昨日の雑記で「時代性」という言葉を使ってしまったけど、
果たして安易に使って良いものだったのかと思っています。 意味としてはなんとなくつかみやすい言葉だけど、 では「時代性を反映した音」ってのは具体的にどういうものなのでしょうか。 小説や映画などなら、例えばポケットベルであったりバブルやディスコなど、 物語の舞台当時の風俗をあらわすキーワードが自然に出ていればわかりやすいです。 でも、音とは具体的にはなんなのでしょう。 最近流行りの80年代の感じや、90年初頭の音というのは確かにあります。 そう言っただけで、わかる人にはなんとなく把握できるものだけど、 一方でわからない人にはわからない感覚なのではないでしょうか。 最近、本を読んだり表現についていろいろ考えていて、 こうしたこともその中のひとつです。 言葉のあいまいさ、なかなか難しいと思います。 いちおうぼくも文章を書く者のはしくれとしてのプライドがありまして、 わかりやすい表現、品のある表現など、目指すところもちゃんとあります。 その前提として「読者がいる」ということはもちろん想定しています。 こんなウェブの日記だろうと、ひとりよがりになってしまってはいけないと自分に言い聞かせています。 ちゃんと出来ているのか、という意見は厳しいものですが。 それで、その「読者がいる」と考えることですが、 誰を読者とするのかが難しいところなのです。 それこそ「時代性」と言ったところで、反応できる人がどれくらいいるのか。 ぼくなんかは自分で使っていることもあってわかりやすいと思うのですけれど、 そうじゃない人もたくさんいると思います。 自分の扱う言葉にどれほどの信頼を寄せるか、 つまりどの程度まで省いた表現で読者に届けられるかがぼくの課題であると思います。 また、内容に関してもちゃんと責任を持たないといけないと思っています。 いい加減なものを書いておきながら、 「オレの日記だもん」 なんて逃げるのはぼくはしてはいけないと思っています。 読者がいるということは、少なからず誰かしらに影響を与える可能性があること、 これは肝に命じておかないと、と常に思っています。 いまのことはちょっと語り足りないのですが、 どちらとも文章を書く上では慎重に扱わなくてはならないものだと思っています。 そうしたことを最近は考えていたので、 昨日の文章はいけなかったかなぁ、などと思ってしまったのでした。 長々と暑苦しい文章ですね。 でも、多分これに懲りずにまた書くと思うので、 どうか見放したりしないで暖かい目で見守ってください。 (あつかましいかしら) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2003年08月13日 16時54分12秒
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