地球生活塾日本支部2

2007/06/05(火)20:13

プラスチック油化装置

環境・リサイクル(88)

「庶民の楽しみ3」を書こうとも思いましたが。。。ちょっと中断して、「プラスチック油化装置」の事が、とても興味深かったのでそのことを書くことにしました。 プラスチック油化装置の開発・販売をしている「株式会社ブレスト(神奈川県茅ヶ崎市)」の商品で、小さめの学校実験用ものから、業務用の大きいものまで数種あるとのこと。社長さんがテレビ出演をしていて、これからは家庭用のプラスチック油化装置、もっとコンパクトなものの開発を手がけていくとのこと。 株式会社ブレストのホームページから、主なところを抜粋してみました。 プラスチックの油化 プラスチックはもともと石油からできています。不要になったプラスチックを元の石油に戻すことを、プラスチックの油化といいます。 油化可能なプラスチック 「PP(ポリプロピレン)・PE(ポリエチレン)・PS(ポリスチレン:発泡スチロール含む)」になります。 ※これらPP・PE・PSを3Pと呼びます。 ・PP (ポリプロピレン)  ゴミ袋・小物入れ等の容器、お菓子の袋、CDケース等 ・PE (ポリエチレン)  レジ袋、衣料品、ペットボトルのキャップ等 ・PS (ポリスチレン)  カップ麺・コンビに弁当の容器、発泡スチロール等 Co2の削減効果 ・1kgのプラスチックを単純に焼却処理した場合... 約3kgのCo2発生 ・1kgのプラスチックを株式会社ブレストの油化装置で処理した場合... 約0.38kgのCo2発生 よって、株式会社ブレストの油化装置を使用してプラスチックを処理した場合、約87%のCo2削減効果が期待できますとのこと。 実は、私が今住んでいる町では先月からゴミ袋が3倍くらいの価格になりました。ごみ処理のコストがかかりすぎて、住民の負担額が増えたことによるものです。8ヶ月くらい前までは都内に住んでいて個人でゴミを出すのは無料であった。有料というだけでも気になったのが、3倍に値上げとは。。。町の財政から考えると、住民負担が増えるのは仕方がないのでしょうが、このような油化装置を町でもち、不燃ごみの処理に使い、石油を買い取ってもらい、それをゴミ処理など町の必要経費に廻すことはできないのか???などと思ってしまいました。買い取ってもらわなくても、ゴミ収集車や自治体の車などに燃料として使うとか?とにかく町の出費を少なくするために使ってほしいです。 また家庭用を開発されているとのことですが、マンションで設置のために購入したり、地域で購入して、住民・隣人同士協力しあうなんてことにもなるのでしょうか?それもある程度なら賛成です。 なんとなく、フランスのブドウ畑にある「共同醸造所」や、義母が「昔近所の家には井戸がなくて、この家の井戸を近所の皆に使わせてあげていた」といっていたのを思い出しました。石油など燃料を気軽に買い取ってくれる世の中になったら、この「油化装置」使いたいなあ。マンションのゴミ捨て場のところにあって順番に使えるとか、マンションの管理組合で油化をするとか...やってみたいですね。利益が上がって管理費が無料になったりして。。。 できるだけ、ゴミは出したくないけど。。。 ある程度はリサイクルに廻しても、リサイクル対象外の燃えないゴミの量も結構ありますよね。「ブラスチックの油化」が普通な世の中に早くなりますように!

続きを読む

総合記事ランキング

もっと見る