窓辺でお茶を

　先週いつだったかの午前中、いつも見ない民放地上波になんとなくチャンネルを合わせたら、田中眞紀子さんが出演していて、郵政民営化はアメリカの年次改革要望書に書いてあって、小泉さんはその要求通りに何も考えずにやってしまったんです、と言っていました。すると、みのもんた氏が、「どうして他の議員さんはそういうふうにはっきり言ってくれないんでしょう。オブラートにくるんだような言い方じゃわからない」と言うので、私は内心、自分たちが封じ込めていたくせに、と思ったのですが、真紀子さんは、「それは聞き方が悪かったんじゃないですか？」と軽くいなしていました。みのもんた氏は「ああ、聞き方が悪かったのか」などとしらじらしく笑っていました。
それでも、この事実がテレビではっきり放送されたことって今まであったのでしょうか？

　流れが変わってきたのかな、と思ったのですが、直接見ていないのですが、新聞やネットで見ると、テレビは自民党総裁選でお祭り騒ぎをしているようですね。我も我もと候補が出て騒げば騒ぐほど、自民党とテレビ局はどこまで国民をばかにしているのか、と腹立たしくなります。
お笑い番組などでも、スポンサーと自分たちが楽しんでいるだけの視聴者置き去りの番組ばかり垂れ流してきたツケでテレビ離れが起きていると思うのですが、いまだに悟っていないのですね。地デジに変わったらテレビ買い替えてまで見る価値あるんでしょうか？YouTubeでも見ている方がよほど面白いです。

　ネットのポータルサイトのニュースの見出しでも、疑問を持ったのは、植草さんのが毎日新聞に勝訴したニュースです。見出しだけ見ると、セクハラ癖があったことを、植草さん自身が認めているかのように思ってしまいますが、内容を見ると、そうではないのです。かなり悪質な印象操作ではないでしょうか？
植草一秀の「知られざる真実」

　 上記の内容とは関係ないのですが、報道されていることの裏側を見る目を養う、という点で、おすすめのブログです。
「私の闇の奥」

コンラッドの［闇の奥」の新訳を出された藤波茂さんのブログです。