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いつのまにかもうずいぶんと昔のことになってしまった私の通学路が六本木だった頃、学校で「かみそりばばあの伝説」が広まっていました。
六本木の裏通りに、うっかり出会うと、かみそりを持って追いかけてくる「かみそりばばあ」が住んでいる、というのです。 3回見ると死ぬ、という説もあって、「もう2回見ちゃった」と顔をこわばらせて言う子もいました。 六本木通りから少し入った、今は飲食店などがあるあたりも、その頃はまだ住宅街でした。塀に囲まれたお屋敷の閑静な住宅街と、庶民的一帯があって、潰れそうに屋根の低い木造家屋が かみそりばばあの住まいに違いない、などと言い合っていました。 それより前に、人通りのない住宅街に痴漢が出たから通っちゃダメと言われたことがあったので、今思うと子供達が通らないようにおとなが考え出した伝説だったのかもしれません。 怖いもの見たさでわざわざそのあたりを通って帰ったこともありますが、数人で連れ立ってドキドキしながら歩いたものでした。ひとりで行くような強者はめったにいなかったので、おとなが考えたとしたら、功を奏したことになります。その後何年ぐらい語り継がれたのでしょうか。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
あちらの学校でいらしたのですね。と想像はできました。私は違いますよ、念のため。
あの近くに住んでらした方のお宅に何度か出没いたしました。 (September 11, 2021 11:42:33 AM)
ポンボさんへ
あら、ばれました? お知り合いが近くにいらしたのですね。時期がずれているようですが、日赤といい、生活圏が共通だったのですよね。 もう10年ぐらいあのあたり行っていないので、ずいぶん変わっただろうな、と思います。 東京は変化が速くて激しいので、浦島太郎と妹に言われています。 (September 16, 2021 08:30:21 PM) |