|
カテゴリ:いろいろなところ
首都リュブリャナに拠点を定め、そこから評判の良い場所を訪れる日程。
ほとんど情報が無い中で訪れたので、現地を情報を仕入れながら動くことに。 旧社会主義体制だったところは、意外と観光局の機能が優れもので、情報ばかりでなくけっこういろいろな事をやってくれたりするので、今回もけっこうお世話になった。 そこに置かれているいろいろなパンフレットがあるのだが、集めまくってざっと目を通してみると、結局のところ公的な観光局主導で作られた基本プランがメインにあって、それに小さな個人会社が相乗りをしている感じだった。 どのパンフレットにも目玉として紹介されているのが、Bledという湖の中に教会がある小さな島が特徴的な所と、Postoinskaという鍾乳洞とその近くにある奇景なお城の二つ。 気持ちが洗われたBled いろいろなパンフレットでガイド付きの車やバスで回るツアーが売られていたけれど、地理的にあまり離れていなくて、歩き回るような感じのところだったので、縛られがちなツアーには参加せず、バスを使ってみることに。 ツーリストインフォメーションで仕入れた時間を目安に、ホテルの近くにあるはずの駅+バス停に向かったにもかかわらず、道を1本間違え、バスに乗る前にちょっと街散策をしてしまった。 なぜ、上の広告を載せているのだろうと不思議に思われるだろう。 分かりにくいと思うが、車の後ろにいろいろな荷物が続いているのだが、実はこの荷物が動いていて、いろいろなものがぐるぐると入っていく。 見ててとっても楽しい 道に迷ったので走りこんだ様に乗ったバスは、田園地帯の中にところどころに広がる小さな街に立ち寄りながら約1時間でBledに到着。 街に近づくにつれ、大きなホテルが見え始め、いかにも避暑地のような景観が広がってきた。 ホテル・ロッジ・お店のあるところを抜けると、近くにそそり立つ山の上に城が見え始める。 山の登り口はいくつかあるようだったが、一番近そうなルートで登ることに。 とても歩きやすく整理されていて、あっという間の15分くらいで上に着いてしまった。 そこに登って初めて眼下に広がる湖とその中に浮かんでいるような教会のある島、そしてその背後の遠くに見える山々という息を呑むような景色が目に飛び込んできた。 お城の中の展示もその地域の生活の底に流れるものをけっこううまく説明してあって、よくできていた。 いろいろな展示をじっくり見た後、きれいな景色を見ながらこの地方特有のケーキを食べてコーヒータイム。 気持ちの良いときを過ごして、上から見ていた湖を一周してみることに。 湖の周囲にはとても歩きやすい散歩道が整備され、多くの人が歩いている。 気がつくと、全く車が入ってこない。 車は人が歩く部分と全く違うところにうまく通しているようだ。 そして、気持ちの良い散策は、城から見て反対側にあるように見える湖の中の小さな島の教会を様々な角度で見ながら回るような感じ。 水がとてもきれいで、天気が良かったこともあってまるで絵を見ながら歩いているようだった。 左側がお城で右側が教会。 ボートで教会に渡り、鐘を鳴らすとカップルは幸せになれるそうで、しょうっちゅう鳴っていた。 皆同じように見えるかもしれないが、歩く度にシャッターを押してしまった。 写真を撮りながら歩いていたら、けっこう時間がかかってしまい、又もや帰りのバスの時間に滑り込みセーフだった。お城においてあったパンフレットによると、この風光明媚な土地に自然を資源として健康のための保養の場を作る為に尽力したパイオニアのArnold Rikliという人がいたそうだ。 化学を専攻し、繊維工業などで成功した人物だが、日光、空気、水という自然の資源の健康への価値を重視し、それに触れつつ運動し、きちんとした食べ物を摂る事で健康を作り上げられるということを体系化していった。 それを現実のものとしていくために、Bledの恵まれた環境を利用し、多くの散歩ルートを整備したり施設と作って行った事が、一級の保養地と繋がって行ったようだ。 ここだけに1週間ぐらいゆっくり滞在するのもありかも。 日本の人たちにも訪れてみて欲しい。 Predjama城とPostojna鍾乳洞 このお城と鍾乳洞はリュブリャナの南部の少し離れたところにあるのだが、それらをつなぐ公共交通機関がないので、ツアーに参加することにした。 先ず訪れたPredjama城は、なんと石灰岩の山のくぼみを利用して約300年をかけて15世紀の頃から作り上げられたもの。 写真ではあまりそのすごさが伝わらないと思うが、見えている白い建物の下には鍾乳洞があり、かなり下のほうに川が流れている絶壁の上に立っている城。 表は建物の形をとっているが、裏は岩がそのままむき出しになっていて、きっと冬は過ごしにくかったに違いない。 昔の人は良くこんなものを作ったものだ。 ここから鍾乳洞へ移動。 ここは約200年も前に発見され、21kmにも及ぶ長い観察ルートを作り上げ、今は100人以上を一緒に運び込むトロッコのような乗り物が入っており、一大観光地になっている。 日本人・中国人・アメリカ人・・という大人数の観光グループ+個人観光客で、多くの人が吸い込まれていく。 とてつもなく広い きっとかなり鍾乳洞は汚れていっているのだろう。 鍾乳洞はいくつもあって、世界遺産に指定されている鍾乳洞が他にあるのだが、とりつきが悪いので訪問しなかったのだが、きれいに残しておきたかったら反って行かないほうがいいのかもしれない。 小さな山間の街Kamnik 山際に近い、伝統的な生活文化が残っていそうな感じがしていってみた村。 リュブリャナからバスで約1時間。 思っていた野外博物館は閉じていたし、移牧の家屋が残っているっと書かれていたのは新しく作れたものだったので、思っていたほど新しい情報を得る事はできなかったけれど、小さな村の雰囲気に癒された。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2014年10月07日 09時47分13秒
コメント(0) | コメントを書く
[いろいろなところ] カテゴリの最新記事
|