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カテゴリ:スウェーデン個人生活雑記
今年の1月から月に1‐2回の頻度で始まったストックホルム大での「遊び、冒険そして学び」のコース。
もう残すところ数回。 このコースは、仕事の中に冒険・遊びの要素を取り入れた活動をしたいと思っている、子供と接する施設で働く人のためのもの。 23人の参加者は保育所で働く人・学童で働く人が中心だが、水泳教室の先生や私みたいな変り種も。 ほとんどの人は学校の時間帯と同様に働いているので、ほとんどは授業は夜に行われたのだが、2回は野外。 夜に行われた授業も、参考文献を持ちながらの座学ではなく、テーマに関連する実践に使える活動を行ない、関連する理論を紹介する簡単なもの。 既に教育学を学び実践に関わっている人たちなので、実践にすぐ使える方が大切なのだ。 1ヶ月前には、生徒の中の数人がグループを作り、他の生徒たちのモデルとなるような”冒険”という概念を土台とした活動を計画し、実践してくれた。 森の中、「サーカスの危機」というテーマで繰り広げられたプログラムは、スカウト歴の長い3人の保育士で提供されたもので素晴らしかった。 彼らだけでも十分にこういった活動のワークショップを組み立てられる力量だった。 今日は1ヶ月前の実践を経験した上で、自分たちの実践の場で行うプログラムを学んだ事を土台に指導案を作り、その一部を披露する内容。 いつも23人が揃う事はないが、それでもかなりの人数が自分のプログラムを披露しなければならないので、一人約30分の持ち時間。 朝、10時前に地下鉄の駅前に集合し、実践を行うStoraskugganと呼ばれる大学の裏に広がる、首都にある国立公園の一部である林野部へ向かう。 この林野部分までは地下鉄駅から15分ほどで辿り着くが、今回は急ぎ足だったので10ほどだった。 朝10時から16時までの授業は、ずっと外で行われるのだが、野外で活動する事に慣れている人々なので、何の説明が無くとも、みんなその時々の天候の状況に合った服装と装備をしていた。 ここのところ、急に気温が上がりだした事もあり、林野部の木々には花が咲き誇り始めた。 10時から16時といっても、半日しか休みが取れず途中で帰る人も多かったが、15人程度がそれぞれの現場を想定して組んだプログラムは本当にいろいろ。 野外でそれぞれのプログラムをプレゼンするのは、そのことに対し現場が異なるほかの人々から、内容を煮詰め改善するための価値あるフィードバックをもらうことに目的があった。 自分のプレゼンに対しても、自分が気がつかなかったような意見やヒントをもらい、とても有効だった。 長いと思った授業時間も、お昼の時間も惜しいと感じたほど短く感じ、とても意義深い1日だった。 授業の締めは、それぞれが今日1日を表す一言を発表。 私は「意義深かった」 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2015年05月08日 08時07分46秒
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