お菓子作り
今日は久しぶりに天気が上向き気味。私は、自他共に認めるアナログ派。必要に迫られ、コンピューターを道具として使うが、自分が必要なこと以上は皆目見当がつかない。携帯も緊急時に使うくらいで、ほとんどOffにしていて、あまり必要性を感じることも無い。彼も、ほとんどが携帯を持っているスウェーデンにあって、いまだ携帯無しを貫いている。そんな私たちなのだが、無類の旅行月の彼がこだわっているのが、写真とビデオ。実は、2年前に旅行したイタリアで、デジタルビデオをすられてしまい、昨年日本で最新のハードディスク対応のビデオ機を新調した。それが、実は今もうまく使えないでいる。どうも、最初にビデオとコンピューターをつなげて作業する際に、関係の無いボタンを押したり、あちこちいじってうまく行かなくなったらしい。説明書は付いているのだが、痒いところを靴の上から掻くようにどうも心もとない。あまりのわかりづらさに、珍しく彼がGive up。もう1年近く放置してしまっていたのだが、幸運にもわが教え子にとてもコンピューターに強い子がいて、明日我が家を訪問して助けてくれることになる。持つべきものは、教え子だ。生まれたときからコンピューターが側にある環境にいる、今の次代の子供たちは、本当にコンピューターなどの機械をことも無く操る。明日、助けに来てくれる教え子のために、午後おやつパンを焼く。この砂糖・シナモン・バターを使った、シナモンロールは、スウェーデンの定番のおやつ菓子。ストロービスで働いていたとき、最初に覚えたお菓子で、時折子供たちと一緒に作ったりした。初めの頃は半日かかっていたが、今では2時間もあれば40個くらい作れるようになった。スウェーデンにいると、気持ちに余裕があるときには、おもてなしをしたり、訪問をするのにお菓子を自分で作ることの方が多い。スウェーデン人が凝った味や見栄えといったものにこだわるより、気持ちが伝わる物を好むところがあるかもしれない。自分で焼いたお菓子、庭で摘んだ花束、それぞれが持ち寄った料理などが集るホームパーティはとても和む。