久しぶりのストロービス・・運営委員長の弱気
子供たちがやってくる来週のために準備開始。ウラマイと運営委員会の委員長もやってきて、一緒に昼食を食べることになっているのだが、その前にとりあえず掃除。クリスマス休暇の間は、緑に水をやってもらうために近所に住む保護者がやってきた他はだれも何もしていないので、先ずは埃を払わなければ!掃除が一段落ついてコーヒーを飲んでいるところへウラマイ登場。クリスマスはストックホルムより車で4時間くらい離れたところに住む、老いたお母さんと一緒だったそう。福祉が徹底し、老人ホーム、グループホームといった施設も整えられているスウェーデンでも、施設に入るのを嫌がり自分の家に固執する老人が多い。体の自由が利かなくなり、施設入所を余儀なくさせられても、子供たちは老親を精神的な側面から支え続けなければならない。親とのコンタクトを頻繁に取り続けるために、ウラマイは1ヶ月に1回は母親の下へ帰り続けている。昨年、認知症だったお父さんが亡くなったので、その分かなり楽にはなったようだが、それでもお母さんのところへ帰る前には愚痴が出がちだ。程なくして、運営委員長をやっている母親登場。彼女は8,5,3歳という子供がいながらも、精力的に運営委員長としての役割をこなしているのだが、彼女が保護者代表としての立場になってから、引越し騒ぎや職員の問題などいろいろ持ち上がり、もう切れかけている感じ。どうも学校の雰囲気が良くなく、保護者たちとあまりよいコンタクトが取れていないため、できれば他の親との接触を極力減らす方向を取りたいらしく、ストロービスからも手を退きたいようだ。今場所を追い出せられかけていて、どういう風な方向性を持っていこうかというストロービスにとっては大事な決定を下さねばならないときなのだが、ストロービス、学校を通じて保護者同士の連帯感が感じられないという印象が強いらしく、どうも大きな責任を被る意義を感じられなくなったのだろう。家主からはあと2年くらいは契約を伸ばせるかもしれないという話が出ているようだが、このままでは同じことの繰り返しで、安定した運営が望めそうもない。ウラマイはまとまった年金を手に入れるため、あと2年は働きたいと言っているのだが、8月以降は限りなく暗い雰囲気だ。彼女は学校や保護者たちの雰囲気の悪さを愚痴りまくり、運営の方向性にはあまり触れずに帰っていった。彼女が帰った後、今学期に必要なもののリストアップや生鮮食料品の買出し、活動計画の検討などに追われ、あっと気が着くと外は真っ暗だった。