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カテゴリ:お家の花のこと
さや課長補佐「マッソニア君!ちょっと来たまえ!」
とことことこ・・・ さや課長補佐「最近の君の仕事に対する態度は感心しないね。私が何を言いたいのかわかるだろう?」 さや課長補佐「君が入社してから1年。それも花が終わったときに入社したからと、私は今年は花が咲くのを楽しみにしてたんだよ」 さや課長補佐「なのに君ときたらまったくやる気がない。蕾を出したまではいいがそこから全然進歩してないじゃないか!」 さや課長補佐「え?してるだって?いいや!してない。これを見なさい。君の仕事の成果だ」 ドサッ!!(写真を机に叩きつける音) さや課長補佐「左が12月の君、右は1月だ。ほとんど変化がないけどね、私は我慢してたんだよ。何と言っても君は冬の花だ。2月頃には蕾がほころんでくれるんじゃなかってね」 さや課長補佐「ところがだ!これを見たまえ!これが今日の君だ」 パサッ! さや課長補佐「どうだね?前の写真から2ヶ月経ってるというのにまったく変化がないではないか!ないどころか縮んですら見える。これでは私がやる気がないと言うのもあながち嘘ではないんじゃないかね?」 さや課長補佐「私はね、君が憎くて言ってるわけではないんだよ。君が美しい花を咲かせてくれる。そしてそれは君自身とわが社の明るい未来に繋がるんじゃないかとだね、え?なんだって?」 マッソニア君「・・・」 さや課長補佐「頑張ってるだって?いいや、自分で頑張ってると言ってる割には全然成果が見えてこないんだよ!君ね、社長のご子息の友人だからと言って甘えてばかりじゃいけないよ。私はね、派閥だのそういうことはね・・・」 プルルルルルル! さや課長補佐「はい!さやさや商事横浜支店さや課長補佐で・・・あっ!社長!はい!はい!え?あ、はい・・・は、はい!かしこまりました!はい!それでは失礼いたします!」 ガチャ! さや課長補佐「マッソニア君、もう席に戻っていいよ。そう!もう戻っていいって言ってるの!まったくもう社長もなんでこうやる気のない社員をかばうような・・・え?なんだって?」 マッソニア君「・・・・」 さや課長補佐「よく聞こえないよ。言いたいことがあるなら大きな声で言いなさい」 マッソニア君「ぽえーん!」 さや課長補佐「・・・」 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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