219966 ランダム
 ホーム | 日記 | プロフィール 【フォローする】 【ログイン】

■kirin流*子育てのプチワザ

母乳育児

center>



私はウサ子もリス太も完全母乳で育てましたが

完全母乳に固執しすぎてしまったと、反省しています。



子どもに障害はでていませんが、自分のこだわりのために

赤ちゃんにつらい思いをさせたのではないかと思っているのです。



ここからは、私が通ってきた母乳育児の様子を書きますが

すべての赤ちゃんに完全母乳をお勧めすることではありません。



ミルクオンリーや、母乳とミルクの混合を認め

ないということでもありません。

赤ちゃん一人一人が適切な栄養を与えられ、

ママと赤ちゃんが幸せな方法を選択されますよう祈っています。



*****



妊娠が分かった時は、特に母乳にこだわっていたわけではなかったのですが

たまごクラブとか色々な雑誌・本を読んでいたら

「あ、母乳だけでいいんだ」と思ったんです。



わざわざ哺乳瓶を消毒する手間が省けるってのが

めんどくさがりの私には朗報でした(・・・なんて親でしょう)



ただ、母乳が出るかどうかはわかりませんから

哺乳瓶一本と、粉ミルクを少しだけ購入しておきました。



産院も母乳で育てましょうという方針で

出産前には助産師さんがおっぱいの様子をみてくれましたし、

自分でもお風呂でマッサージしたりしました。



さて、実際に生まれてすぐに

カンガルーケアで裸の赤ちゃんが私のお腹の上に来ました。



うつぶせで胸のあたりに顔があったのですが

はぐはぐとおっぱいを探している様子。



なんとか口に含ませたら、すごい勢いで吸い始めるではありませんか。

とても感動しました。



出ているのか、吸えているのかわかりませんが、

安心しきって私に体を委ねているウサ子に

暖かい感情がふつふつとわいてきて幸せな時間でした。



さて、翌日から母子同室。



泣くたびにおっぱいをあげます。



30分おきくらいで授乳していたら

とうとう乳首が切れて、ヒリヒリして痛くてたまりません。



赤ちゃんの口に含ませても痛い。

吸われても痛い。

母乳パッドをつけても痛い。



・・・。

授乳するのが嫌になるくらいの痛さです。

赤ちゃんの頭を支える手に力が入ってくるのですが

「がんばれ。がんばれ」と自分を励まして、耐えました涙。



ウサ子は女の子だったからなのか、

吸う力が弱い上に、吸ったまま寝てしまうんです。

しかも、すぐにおなか減ったと泣くもんですから、

「寝るな~起きて~吸って~」

とたびたびお尻をポンポン叩いて、声をかけたりしましたが

とうとう上手く吸えないまま退院。。。



体重が増えなかったので、1週間後に体重チェックのために

病院に来るよう言われました。



母乳の出はというと、おっぱいが張ってくると

ポタポタと垂れてくるので出ていないことはないようです。



でも、二人目のリス太の吸いが強く、

はじめからチュウチュウ吸っているのをみると

ウサ子は本当に吸う力が弱かったのかなと思います。



飲むたびに、こめかみが動くといいとか

アヒルのように大きく口を開けさせてからおっぱいを含ませるとか

口を指で大きく開くとか言われ・・・いろんなことをしました。



他にも、食事は和食で、牛乳は飲まず豆乳。

吸わせる方向を変えるのに、縦抱きやフットボール抱きとか

仰向けに寝かせて、私が四つん這いになったりとかも試しました。



吸うのが下手なら、搾乳して飲ませようとしましたが

母乳が垂れてきても、飲めるだけの量を絞り出せず失敗。



仕方なく、痛いおっぱいを何回もあげていましたが

おっぱいが終わると時間を開けずにぎゃんぎゃん泣かれてしまいます。



かわいそうだったので病院で教わった「砂糖水」を飲ませました。

(白湯に砂糖を溶かして哺乳瓶であげる)



実母からは

「おっぱい出てないんじゃない?ミルクにしたら?」



と言われて、腹が立つし、ふがいないしで

思わず、大きな声を出してしまったこともあります。



翌週、病院で体重のチェックをしてもらうと、

少し増えているということでしたが

また1週間後に体重チェックをするように言われました。



つらくてつらくて、母乳育児の相談ダイヤルに電話して

どうしたらいいのか聞いたこともあります。



対応してくださった方は、私の食事や授乳の様子を聞いて

「あなたには問題ないから、あとは赤ちゃんが吸う力がついてくれば大丈夫」

と言ってくれたのが、とても心強かったです。



1か月健診のころには乳首の痛みも減り

ウサ子の吸う力も強くなったようで、

体重もちゃんと1キロ増えていて、

もう母乳だけで大丈夫と言われて、ほっとしました。



何がよかったのかわかりません。

ウサ子の吸う力がつき、吸うのが上手になったからだと思います。



ウサ子はその後も母乳だけです。

離乳食も食べてくれてすくすく育ち、

常に標準体重、身長の上の方。



そして、私の仕事の都合で11か月の時に断乳です。

断乳直前は、寝るときの添い乳だけだったのですが

1週間くらい寝る時に泣かれました。



そのころから牛乳をコップであげてます。



なので、粉ミルク・フォローアップミルクは一口も飲まずに成長しました。





4年後、リス太も生まれてすぐから、頻回でとても大変でした。

ウサ子と違い、リス太は吸う力が強いので、

どんな体勢でもどんどん飲んでくれます。

それでも足りないと泣かれた時は、病院で砂糖水をもらいました。



4か月たっても、昼間は1時間おきの授乳です。



おっぱいが足りないのかなとも思いましたが

元気だし、大きくなっているし、肌つやもいいから

様子を見ながら、このまま母乳だけでがんばろうと思ってます。

退院したあと、区から来てくれた助産師さんには

「水分を1~2リットルは飲んでね」と言われました。





*****



さて、2009年9月26日の朝日新聞に、

完全母乳にこだわるあまり、脱水の恐れがあるという記事が載っていました。



10%以上体重が減った新生児の3分の1に

高ナトリウム血症性脱水が認められたとのこと。



母乳不足にもかかわらず、完全母乳に過度に固執した結果だと考えられるそうです。



母乳は素晴らしいけれども、赤ちゃんをきちんと観察して

足りなければミルクを足すようにしなければならないと書いてします。



私も、母乳育児に固執していたかもしれません。

砂糖水ではなく、ミルクをあげたほうがよかったのかなと今では思います。



特に新生児期はもミルクをあげておけばよかったのかな。

がんばって産道をくぐりぬけて出てきて、

満足に飲ませてあげられなくて、お腹がすいていたらつらかったろうに。。



2009年9月28日の朝日新聞にはカンガルーケアのことも書いてあります。



『生まれた直後から赤ちゃんを母親の胸に抱かせる「カンガルーケア」を

実施したところ新生児の呼吸が止まるなどしたケースが全国で16例あった・・・略』



とのこと。



こちらの場合も、赤ちゃんの様子を観察しないと危険だと指摘されています。

植物状態になる赤ちゃんも報告されているそうです。



もしカンガルーケアをされる時は

病院のスタッフに近くにいてもらうようお願いしたり

母親も赤ちゃんの様子に気をつかうようにしなければなりませんね。。



「完全母乳はいいことだ」、「カンガルーケアはいいらしい」

その噂を鵜呑みのするのは危険だと、自分を振り返って思いました。



メリットとデメリットがありますが

どちらにしても、赤ちゃんの様子を観察して

すこしでも気になることがあれば、相談することが大切です。

育児においては、しばらく親が観察することが求められますから

私もまだまだ気は抜けないなと思います。





育児休暇← backnext→保育園選び







by 凛


© Rakuten Group, Inc.