豚総理のやること
自らの公約、マニフェストを無視し消費増税法案を衆議院で自公の助けを借り強行突破させた野豚総理。消費税値上げのために「国会議員の身を切る改革」をやると言いながら自らの恩恵である予算や特権の見直しには手を付けようともしないのだ。5月の国会では、国会議員の渡航に関する予算が大幅アップで合意された。これは「議員海外派遣のための旅費・調査活動費」と呼ばれ、2012年度予算は、4億4,100万円。今回の与野党合意では、この額を次年度予算計上で、一気に4.5倍となる20億円に増やすというものだ。冗談じゃない、遊興費じゃないか!また、国会議員の歳費特権の一つに、公共交通機関の無料使用がある。対象はJRと飛行機。JRは全線の乗車券から新幹線グリーン料金まで全て、飛行機は月4回の往復航空運賃が無料だ。さらに国会議員は、JR以外の私鉄やバスにも「鉄道軌道乗車証」や「バス優待乗車証」が発行され、利用は無料となっている。これらも私的に使っている議員がいるという。月額129万4000円にボーナスを加えた約2100万円が国会議員の歳費だが、とりわけおいしいのが、毎月100万円、年間で1200万円支払われる「文書通信交通滞在費」。領収書不要で、余っても返却の必要はないのだ。他にもあげればきりがないが国会議員の歳費は高過ぎると、長年批判の対象となっている。議員定数の削減も自分達に響くので縮小、あるいは棚上げになっている。この様に「身を切る改革」も掛け声だけの体たらく。国民から奪い取った血税が国会議員達の豪奢な生活費や遊興費と化しているのが現実である。暮らしに直結する消費税。電気、ガス、交通機関、飲食店など、公共料金をはじめとするありとあらゆる値上げが決定的である。また、今回の消費増税とは別に、今年6月の時点で15歳以下の子供のいる家庭の住民税を減額する「年少扶養控除」が廃止され、来年1月からは、東日本大震災の復興財源の一部に充てる「復興税」も始まる。加えて、所得税は向こう25年間、税額の2.1%を上乗せすることが決まっている。庶民の暮らしをますます逼迫させる増税ラッシュが待ち構えているのだ。シロアリ官僚達の言いなりで、自分達が良れば、何をしても良いのかい? 国民の生活など頭の片隅にもない無能なる野豚総理よ。