2007/11/09(金)12:23
法月綸太郎 『誰彼』
“誰彼”評価:★★★★☆ ミステリー長編。--- 梗概 -------------新興宗教の教祖へ、不可解な脅迫状が何度も送られてくるという。その犯人探しを、大学時代の友人であり、その宗教の教祖秘書である女性に頼まれた法月綸太郎。脅迫状を読むと、いくつかの暗号が隠されていることに気付く。隠された暗号を手がかりに犯人を突き止めようとしている矢先、とあるアパートの一室で首なし惨殺死体が発見される!!どうやらこの惨殺体は教祖のようだが・・・!?二転三転する真相。驚天動地のトリックを、法月は暴くことができるのか!?----------------------目が回ります、展開が速すぎて(笑)いや~ホントおもしろいですね。テンポよく、すいすい読めます。法月綸太郎とその父法月警視が事件解決に奮闘します。綸太郎は次々と事件の解答を出すんですが、それがことごとく外れる。そしてまた新たな解答を出すが、やはりこれもダメ。解答→不正解→解答→不正解・・・このパターンをテンポよく繰り返すうちに、徐々に事件の核心に迫っていきます。ややもすれば、同じパターンの繰り返しで冗長になりそうですが、んなこたぁないです(笑)じわじわ真相に近づいている感じがドキドキですね。ぼんやり読んでいると、テンポの速さについていけないので、腰を据え、集中して読むことが肝要です(笑)めまぐるしく変化する推理は圧巻です。○○かと思って、「なるほど~」と思っていると、実は××だったとなり、「あ~やられた~そうか~」と得心しかけたところへ、やっぱり△△かも・・・ってな具合に展開する推理。納得、感嘆、驚愕・・・これの繰り返しです。おもしろいですね~法月綸太郎♪彼も読破リストに名を刻んでたりします(笑)=== 205冊目 読了 === ← ランキング参加中デス♪よろしければポチッとお願いします★