本の足跡

2011/03/03(木)00:28

薄田泣菫 『完本 茶話 (中)』

さ行 男性(43)

 完本茶話(中)評価:★★★★★ 昨日はある友人と久々に食事。素敵な誕生日プレゼントまでもらっちゃった♪話は大盛り上がり★アラサーの話題はもっぱら仕事と恋愛・・・というか結婚(笑)でもさすがはアラサー二人。結婚の話題もリアルで、親と同居は嫌だとか、離婚したときに損しないためには経済的に自立してないとダメだとか、そんな夢も希望もないネガティブなことばっか(笑)こんなんじゃーー結婚はまだまだできそうにもありません(笑)  今回もめちゃくちゃ楽しませてもらいました(*´∀`*)質を落とさず毎日コラムを書き続けられるって・・・その該博さと文才にはあらためて感心させられました。風刺をきかせたものが多いので、当時の政治情勢などを、当時の言葉・庶民の雰囲気などから知ることができ、とても勉強になります。 バルザックは、ジャーナリズム性悪説の中でこう言っていました。P92より。風刺攻撃文に必要なのは、滑稽な型式のもとに凝縮された真の学識である。非のうちどころのない文章力が要求されるが、それも当然で、風刺攻撃文には一切の誤りは許されない。文体は簡潔にして辛辣、かつ熱がこもっていて想像力豊かでなくてはらないが、こうした四つの能力を同時兼ねそなえているのは天才以外のなにものでもない。なるほど。すると薄田泣菫は天才と言って間違いない!!本当に素晴らしいのです。コラムの域を超えてこれはもはや芸術(笑)是非とも一読ならず二読三読をお勧めいたします♪=== 37冊目 読了 ===

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