2011/07/09(土)17:26
後藤武士 『読むだけですっきりわかる日本地理』
読むだけですっきりわかる日本地理評価:★★★★☆ 海外も魅力的、国際化も大切。でも自国のことに無知な者を国際人と認めてくれる国はない。世界中どこへ行ってもインターナショナルの前提にナショナルがある。(P252より) タイトルに偽りなし。読むだけですっきり日本地理がわかります(*´∀`*)日本地理を初めてしっかり学んだのは中学一年生。その頃の私は勉強嫌いで、地理のテストで19点とったり、成績は2だったりと散々でした(笑)ちなみに団体競技が大嫌いでさぼりまくった体育は、1!!しかも体育教師は担任でもあったのに!!担任に1をつけられるのは前代未聞だと学校中がざわついたとか・・・(笑)まぁーー体育教師の熱血ぶったところが嫌いで彼女の話を右から左にしてたから嫌われてたのもあるんでしょうけどねーー(笑)話を戻して。その時の地理の先生が、私を教師嫌いにさせた一人だったりします。なぜなら彼、「一億円当たったら、全額を世界の恵まれない人々に寄付する」とか言っちゃうような胡乱な人で(笑)平等とか寄付とかいいことばっかり言うくせに、地理を全く学ぶ気のない私を蔑み、テストの採点もまぁーー出来る子とは全然違うんですよ。出来る子には丁寧に間違えた個所を一問ずつ×つけてるんですが、私は間違いが多すぎるからだろうけれど、大きな×を一つつけられたりしてね。今はこんな図太い大人の私ですけど、さすがに12、3歳のときは、勉強しない自分が悪いとわかっててもなんか見捨てられた気がして辛かった。まして、普段、偽善的なことばかり言う先生だけに、その言動と行動の懸隔に打ちのめされましたね(笑)今考えれば典型的な左翼先生だったんだなーあの人。色々と思い当たる節があります。とまぁ、そんな地理嫌いの私ですが、高校受験の際、地理を克服しなければ志望校合格はないとわかっていたので、こつこつ勉強するのが大っ嫌いですが、中三の夏は、地理だけは勉強しました。他の科目は全く手をつけなかったけど(笑)自分で日本地図書いて暗記しまくり。そのおかげか、志望校には無事合格。・・・ん?私の高校受験ストーリーか?(笑)いえいえ違います。前置きがかなり長かったですけど、つまり、地理が苦手だった当時の私がこの本を読んでたら、地理が好きになっただろうし、あんなに苦労して暗記しなくても良かっただろうにってことです(*´∀`*)地理が苦手な学生、地理を学びなおしたい大人。そんな人にぴったりな一冊です!!ちゃんと図も載ってます!!授業ノートみたいに、ここが○○平野だとか××川だとか。農業や工業、交通etc別に書かれていてわかりやすい。中学三年の夏にタイムスリップした気分でした(笑)シラス台地とか、懐かしすぎて思わずにやにや(笑)本当におもしろく勉強になる。これでワンコインでお釣りがくるんだから、驚きです。心の底からお薦めの一冊です♪ただ一つケチをつけるなら、時折出てくる著者の歴史観とかそういうもの。出すなら思いっきり出せばいいのに、どこか客観的な本にしたいという意思があるらしく、中途半端な主張が鼻につく。客観的にしたいなら一切思想を出さず。自分の思想を出したいならいっそがっつり出してしまえ!と思いました。まっ、そんなところは些事も些事ですけどね(笑)=== 77冊目 読了 ===