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カテゴリ:ロック
最近、本屋さんで音楽コーナーで良く見かける
「大人のロック」「オヤジロック」と言った雑誌。 ビートルズや、レッド・ツェッペリン、クイーン等の 主に60~70年代を中心とした特集で、中高年層の男性を主に ターゲットとしたロック雑誌だ。 私も、今年遂に大台にのる年で、ロックを聞いて25年以上。 上記のバンドは、大好きなバンドばかりで、 興味を持ち、パラパラと立ち読みし購入もしてみた。 面白く読んだ記事も多かった。 特に、当時の音楽ライターやカメラマンの話しは、 長年ブリティッシュロックを追求してきた私としては、 目からウロコの話しもあり、感動すら覚えた。 しかし、他のライターの多くや一般人の話しをまとめると 「昔のロックは素晴らしい!今のロックを聴くにはなれん!」 60~70年代のグループは、多くの素晴らしい作品を残しており、 私自信も多感な時期に、遡りむさぼるように聴き漁った。 でも、ロックを始めポピュラー音楽というのは当時の時代背景から、 生まれる物であるのではと、最近の私は考えるようにいたった。 私も以前、ブログの中で「今の音楽は昔の音楽には勝てん」 というような事も書いた。 しかし、それは私の認識不足であり言い換えれば時代錯誤な考えだった。 現在、世界的にCDが売れないらしい。 若者はダウンロードによる音源の購入が多くなり、 アルバム単位での音源には興味が薄いようだ。 そこで音楽業界は考えた。 ダウンロード等のネット関係に疎い、中高年層を狙う戦略だ。 アメリカでは「エアロスミス」やもう一世代上の「ローリング・ストーンズ」 を、解散させない様に管理しアルバムを作りツアーをさせる。 曲なんか本人が書かなくても構わない。 キッスなんか演奏もしてないそうだ。 それらが著実に表れたのが「ボン・ジョビ」の最新作 路線を「カントリー・ポップ」風にした。 アメリカではカントリー風にするとネット文化の遅れた「田舎者」に受けるからだ。 日本でもここ数年「カヴァ-・アルバム」が増えたのも、 ダウンロード世代対策だろう。 海外ミュージシャンも過去の再発が、充実して来た。 そこで前記の雑誌に、中高年層が刺激され購入する。 たしかにCDショップに並ぶ過去の名作の再発は嬉しい。 しか~し、それらは全然ロック的では無いと私は思う。 きちんと情報を調べ自分の耳で現在のバンドを聴くのが良識有る ロック・ファンではないのか。 アルバムを買い、そのミュージシャンが来日すれば会場に足を運び 直に、感じる。 私自身も中年であり平日のライブは、仕事も有り難しいが CDを買う事はできる。 それがロック・アーティストを支え、次作も自分達の 表現したいことをさせてあげれる、唯一の手段だろう。 もうすぐ「CHILDREN OF BODOM」がニューアルバムを出す。 たしかに彼等が前記した過去の名作群より優れているとは 限らない。 でも、彼等は現在に生きるアーティストであり 自分達の時代で出来る限りの表現をしている。 これがロックと私は考える。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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