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アングラーは電気鰻の夢を見るか

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ブルフロッグ

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2009年04月10日
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カテゴリ:ロック
私がまだ20代の頃、なじみの輸入盤屋さんに
CDを買いに行ったときの話。

私「お勧め有りますか?」
店員さん「これ!北欧のバンドのデビューアルバム
凄いよ!絶対良いよ!」
(アーティスト名は伏せます、というか半分忘れている)

早速、購入し自宅にて聞く。

スリーブを見ると、いかにも!という感じの
楽器を持ったメンバーの写真も有る。

しかし、全然ピンと来ない。

確かに、古き良き時代を思わせる曲であるのだが
私的には何も面白く無い。

一様、全曲聴き終えたのだがもう一度聴こうとは思えなかった。

店員さんがあまりにも押すので期待感が大きすぎたのか?

数日後、同じ店を訪れた時に店員さんに感想を聞かれたが、
私が正直に「あまり良くはなかった」というと、
凄く意外そうな顔をして
店員さん「買って行ったお客さんは皆スゴイスゴイと
     大評判なんだけどねぇ。」
なんて言われたが、本当になんにも思わなかったし
人に勧めようなんて気は全く起きない。

自宅に帰り再度聴いてみるのだが、
私の感想は益々マイナス要素が増えるだけ。

まず、曲があまりにも「70年代」を意識し過ぎ。
ドラムを始めリズムのキレがイマイチ。
その為、エッジが全体的に不足しており
曲にフックが無い。

私の周りのバンド仲間も同じ反応

当時私は、リスナーでも有ったがアマチュアながら
作曲しバンドで演奏するプレイヤーでも有った。
それに、私はブラックミュージックは苦手ながら
ロック全般を愛好する人間で、前記のお店の
お客さんに多い「マニア」とは、
感覚が違うのだろうと結論付けた。

この結論はその後有る事で確信できる。

数年後、私もすっかりその事は忘れていたのだが
専門誌での新譜紹介で、先のCDが再発される事で
掲載されていたのを見た。
クロスレビューという形で、3人のライターが書かれており
その内2名は編集者で、共に「歴史的名盤」的な絶賛であった。
が、残りの1名はベテランミュージシャンの方で、
「花が無い」と酷評されていた。

まさに当時の私の周りの反応と一緒で有った。

また別の号でも、そのミュージシャンは70年回帰型の
アルバムに「70年代にダイレクトに本物を聴いたり観た私には
なにを今更という感じだ」的な事を書かれていた。

その周囲や評判に関係なく、自分が築き上げた価値観
それに、現役ミュージシャンとしてのプライドを感じさせる
言葉に非常に感銘を受けた。

勿論、70年代回帰型のミュージシャンでも
優れた楽曲を提供している場合も多く有ると思う。

私的に考えるのは「エリック・クラプトン」になりたいのと、
「エリック・クラプトン」の様になりたいのでは違うという事だ。

クラプトンが何に影響を受け、そのスタイルを築いたのか
を考える事が大きいと考える。

それは、音楽だけではなく私の「物を作る」という事をする上で、
大事に考えている一つで有る。

「どの世界も7割はカス」とはショーベン・ハウエルの言葉だが、
出来れば3割になりたいと、私は日夜もがきつづける。






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最終更新日  2009年04月10日 23時46分16秒
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