パシフィック ファントムです。この前のダイワのシーバスロッドはファントムJというシリーズのはずです。最初はAWとCWで後に最下クラスのCCが加わりました。AWはアモルファス ウイスカーでCWはカーボウイスカーの略でブランク素材の名称で当時のダイワのラインアップの共通のグレードです。
AWの方はさすがに最高級クラスだけに細部の作りも大変良くできたロッドです。しかしCWの方は写真下の様に何だか妙なカラーリングです。AWの方もイナタイ感じですが、これはこれで私は好きです。まぁ価格差も倍まではいきませんが、相当違いましたが。この後もダイワは黄色やシルバーのロッドを出して良識あるアングラーの失笑を買い、黒いチーム ダイワ ソルト ウォーターを経てコルクグリップの新シリーズであるグランビューに続きます。AWの11ftは当時最強のシーバスロッドで、トレバリーでも使える強靭さを誇ってます。AWとCW共に並継ぎと振り出しをラインアップしており、AWは16.5ft CWで14ftの振り出しのロングロッドが有り磯からのヒラ狙いのアングラーに人気が有りました。CWは価格帯が安かったからか、相当数売れたようで今も中古で見かけますが、AWは余り見ません。CWもデザインの好みは有りますが決して悪いロッドでは有りません。しかし当時の入門用的なロッドの為か状態が良いのが少なく思います。因みにCWの振り出しはガイドがsicですが、並継ぎはハードロイガイドです。