暮れに修理で入庫したチョイノリがあります。
症状はエンジンはかかるが走らないとのこと。
早速現物を確認しますとチェーンがガチガチに錆びて動きません。
これでは確かに走れませんね(TOT)
だいぶ屋外放置プレイだった模様・・・・。
オーナーは譲ってもらった物らしいのでメンテのアドバイスをしておきました。
年明けに部品が入荷してチェーンを交換。
キャブ、プラグなどメンテして始動するものの回転が上がらない・・・。
キャブは私が分解してるので他は電装が疑わしい。
始動できるが回転が上がらないのは点火進角してないのかもしれないとユニットを点検。
点火系を一通り点検して異常なし。
テスターで異常がなくても壊れている場合もありますので一応新車からユニットを移植してみるがやはり改善されません。
も
もう
あそこしかない!!
べッ カム!!!
そう、チョイノリはオイル交換をおこたったり負荷の多い連続走行をしすぎるとカムがこわれてしまいます。
カムの山が削れてなくなってしまうんですね~。
ヘッドカバーを開けて作動確認すると排気側のロッカーアームが明らかに動きが少ない。
エンジン下ろして分解しましたら、やはりカムでした。
OHVなのでカムはクランクケース側で、交換はエンジン下ろして行います。
でも構造が簡単なんで一時間くらいで終わっちゃいます。
チョイノリはよく壊れる!? と聞く方いますが、けしてそうではないです。
チョイノリにあった乗り方やメンテをすればちゃんと走ります。
そもそも59800円で倍以上の価格のバイクと比べては可愛そうですよ。
自店で売ったチョイノリはオイル交換1000キロを薦めてます。
オドメーターが無い初期型は3ヶ月。
おかげで...運良く?カム壊した人はまだいません。
速度も全速よりは少し落として走るといいでしょう。
30Km/hならまったく問題なし!
これからチョイノリ購入の方は目安にしていただければいいな。
そんなチョイノリも今年で生産を終えます。
欲しい方はお早めに~。
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