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テーマ:映画館で観た映画(8350)
カテゴリ:映画鑑賞(映画館・08年)
★冴えないジョージ・クルーニーの方がカッコイイ事を発見しました(笑)★ 学生時代…少ないお小遣いの中で映画を観に行っていた頃は、外すのが悔しかったので事前リサーチをしっかりとして(といっても当時の情報源は映画雑誌ぐらいしかなかったのですが…)観に行く映画を決めていました。 酷い時は映画を観る前に内容をほとんど言えるような状態(笑)。 時は流れて…事前リサーチもせずに直感で映画をチョイスする事が増えました。 あっ…残念ながら裕福になったからではありません(涙)。 『自分の直感』で鑑賞した方が、例え怒りに震えるようなつまらない映画だったとしても、結果的にはそれが『楽しい』って事に気付いたからなんですが…。 と言う訳で…最近は簡単なストーリーさえも把握しないまま映画館に行く事も多いのですが、この映画『フィクサー』もそんな感じで、内容をほとんど知らないまま映画館に行きました。 主演がジョージ・クルーニーでこのタイトルだから、超人的ヒーロー系のサスペンス映画か何かだろう…と勝手に思い込んで…(ってか、超人的ヒーロー系のサスペンス映画ってどんな映画だよ…表現下手すぎですね…)。 でも予想外の内容でびっくりしました(笑)。 ~STORY~ ニューヨークの大手法律事務所で、公に出来ない案件を裏で穏便に処理する『フィクサー(揉消し屋)』として働くマイケル・クレイトン(ジョージ・クルーニー)。しかし長期にわたって裏方の仕事に関わってきた彼だが、弁護士職に戻るタイミングも失い、共同経営者への昇進もなく、また私生活では従兄弟が作った大きな借金を肩代わりする羽目にもなり、仕事も私生活も八方塞の状況で鬱屈とした人生を送っていた。 そんな時、巨大農薬会社U・ノース社に対する3000億円の集団訴訟でU・ノース社の弁護を担当していた同僚のトップ弁護士アーサー(トム・ウィルキンソン)が、その企業の悪辣さに耐えかねて精神に異常をきたすという事態が発生する。 上司であるマーティ(シドニー・ポラック)から事態の収拾を任されたマイケル。 しかしアーサーはU・ノースを敗北に導く決定的証拠を掴んでおり、その事からU・ノース社側の画策によって命を狙われてしまう…。 冴えません。 ジョージ・クルーニー演じるマイケル・クレイトンは本当に冴えません。 物語前半の彼は超人的ヒーローどころか仕事と借金に悩む単なるおじさんです。 予想外の物語に目が点でした(笑)。 もちろん物語後半になると変わってくるんですけどね。 でもヒーロー然として余裕かましているジョージ・クルーニーよりも、人間臭い役柄を演じているジョージ・クルーニーの方が個人的にはなぜかカッコよく思える…。 考えてみれば過去の作品でも、例えば『オーシャンズ…』よりも『パーフェクト・ストーム』のジョージの方が好きだし、冴えない(でもいざとなったらかなり頑張っちゃう)ジョージ・クルーニーの方が絶対にイケてると思うのは自分だけでしょうか??? さてさて、内容に関しては…中盤からのストーリー展開は、これと言って特に目新しいわけでも、驚きがあるわけでもないのですが、U・ノース社側の敏腕法務部長カレンを演じたティルダ・スウィントンのアンチヒロイン振りもなかなか良かったし、総合的には楽しめた映画でした。 ただスカッとヒーロー物(?)を期待する方には「なんかグズグズとした展開の暗い映画だなぁ~」と思われるかもしれませんが…。 にほんブログ村ランキング登録中! 宜しかったら ↓クリック↓ をお願いします♪ (ブログ村のサイトに接続されれば投票された事になります) ■フィクサー MICHAEL CLAYTON 2007年・アメリカ 監督: トニー・ギルロイ オフィシャルサイト(2008年7月現在)… http://www.fixer-movie.com/ DVD フィクサー(9月26日 発売予定) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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