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テーマ:映画館で観た映画(8324)
カテゴリ:映画鑑賞(映画館・08年)
★ミュージカルの醍醐味が存分に味わえます★ 以前は映画館でリバイバル作品が上映される事も多かったのですが、ビデオ、衛星放送、DVD,ブルーレイ…と、自宅で映画が気軽に鑑賞しやすくなればなるほど、映画館でのリバイバル上映が減ってしまいました。 好きな作品を自宅で鑑賞できる事は嬉しい事ですし、自分も恩恵に与っているので文句は言えないのですが、一方で、以前のの作品を劇場の大きなスクリーンで観る機会が減ってしまったのは凄く残念でもあります。 学生の頃はよく安価でリバイバル作品を観にいっていたんですが、地元のリバイバル専門館も10年以上前に閉館してしまい、そういった時代の流れは寂しいものでもあります。シネコンの増加でスクリーン数は激増しているので、1スクリーンぐらい旧作専門に充てて欲しいんですけどね~。動員が厳しいかな? さて…そんな中、2005年に日本で公開された『オペラ座の怪人』(製作は2004年)が、地元の映画館で行われていた「秋の名作リバイバル」なるイベントで上映されていたので、観に行ってきました。(ってか、今は12月。「秋」って間違いじゃないの??? と思われた方…間違っていません。このブログの更新が遅すぎるだけです。はっはっは。) もっとも「秋の名作リバイバル」なるイベント(?)も、上映されていた作品はこの『オペラ座の怪人』だけだったんですけどね。映画館がリバイバルの際、苦肉の策でつけたタイトルという事が良~くわかります(笑)。 ~STORY~ 19世紀末のパリ、オペラ座は華やかな舞台で隆盛を極めていたが、そのオペラ座の地下には仮面をかぶった謎の怪人“ファントム”(ジェラルド・バトラー)が住み着いていた。ファントムは月給2万フランと5番ボックス席の常時確保などを支配人に要求していた。 若きコーラスガールのクリスティーヌ(エミー・ロッサム)は、自分の楽屋の裏から聞こえる謎の声を、亡き父が授けてくれた“音楽の天使”と信じ、彼の指導で歌の才能を伸ばしてきた。彼女はある時、代役として新作オペラの主演に大抜擢され、喝采を浴びる。 その抜擢によりクリスティーヌは、幼馴染みでありオペラ座の新しいオーナーとなったばかりの青年貴族ラウル(パトリック・ウィルソン)と再会。二人は再会を喜び合った。 しかしその夜クリスティーヌは“音楽の天使”の声によってオペラ座の地下深くへと誘い出される。彼女が“音楽の天使”と信じていた声の主は、実は謎の怪人“ファントム”その人だった…。 舞台版を手掛けた作曲家アンドリュー・ロイド=ウェバー自身の製作による映画化という事で、ミュージカルの醍醐味が存分に味わえる作品に仕上がっております。曲が素晴らしい! 内容に関しては、怪奇小説である原作とは随所に内容が違っていますが、現代の人(?)にはなじみの深いミュージカル舞台版のテイストをそのままに、更に「ファントムの哀しき愛の物語」に重点が置かれており、とても良い映画になっています。 もう…観ていてもファントムに感情移入しまくりで、本来ヒーロー役であるはずのラウル子爵なんて添え物状態です(笑)。ウダウダしているクリスティーヌまで憎らしい(笑)。 歌に関しては、オペラ座の看板女優カルロッタ以外は吹替えなしという事で、各俳優さん・女優さんのナマの歌声が堪能できます。 特にクリスティーヌ役のエミー・ロッサムの美声は感涙モノです。 封切り時に鑑賞して、サントラCDも買って、映画のDVDも持っているのに、それでも映画館に再度足を運んだのは、エミー・ロッサムの歌声をもう一度大音響で聴きたかった…というのも理由の一つです。(他の理由は、豪華絢爛なセットを大画面で観たかったから…ってのが大きいかな?) そしてこの映画をファントムの独壇場にしたのがジェラルド・バトラーの熱演。ってか、ファントム、格好良すぎですって。自分がもし女でクリスティーヌの立場なら、青い坊ちゃんのラウルなんかよりも苦労人でしっかりしている怪人を選んでいたでしょう(笑)。 原作小説のファンの方からは「これでいいの???」と怒られそうなほどに魅力的なファントムでした。 まぁミュージカルに関しては「突然歌いだすのが意味不明。苦手だから観ない。」なんて方も結構いらっしゃるようですが、食わず嫌いな方も、この作品ならとっつきやすいかと思いますので、機会があれば是非ご鑑賞ください。 にほんブログ村ランキング登録中! 是非是非 ↓投票↓ をお願いします♪ (ブログ村のサイトに接続されれば投票された事になります) ■オペラ座の怪人 THE PHANTOM OF THE OPERA 2004年・アメリカ/イギリス 監督: ジョエル・シューマカー お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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