紀元前1万年 (2008年・米)
★一口で言えば「青春映画」ですね。★はじめ人間ゴンゴンゴーン~♪この映画の宣伝を見て『はじめ人間ギャートルズ』を思い出した方は、きっと自分と同世代か年長の方でしょうね(笑)。自分は…小学校の低学年ぐらいだったかなぁ~、毎週楽しみに観てました。もっとも、今となって覚えているのはオープニングとエンディングの歌、そしてマンモスの肉ぐらいなんですけどね、内容はすっかり忘れてます…。そうそう、子供の頃「マンモスの肉」は憧れだったんですよね~。あの骨付き肉の美味しそうなこと…。映画の予告編でそんな事を思い出しながら、それでも「面白そうだけど、悪い意味でハマりそうな映画」として鑑賞リストからは除外されていたのですが…なんとなくフラフラと映画館に行ってしまいました。キャッチフレーズは『誰も見たことのない世界は、「過去」にあった。』今日のお題は『紀元前1万年』です。~STORY~時は紀元前1万年、精霊が地を支配し、巨大なマンモスが大地を揺るがす時代。山奥に住む狩猟部族の若者デレー(スティーヴン・ストレイト)は、幼い頃から惹かれあった美しいエバレット(カミーラ・ベル)と将来を誓っていた。しかしデレーには子供の頃から彼を悩ませる一つの出来事があった。それはかつて部族の勇者として名を馳せていた父親の謎の失踪…。裏切り者の息子呼ばわりされて育った彼は、勇敢な青年に育ったものの、この事件の影響で自分に自信が持てない状態であった。そんなある時、彼の村が正体不明の一味による急襲に遭い、多くの村人と共にエバレットもさらわれてしまう。デレーは彼女を救うためにティクティク(クリフ・カーティス)ら少数の仲間を率いて一味の跡を追ってゆく。獰猛な野獣との死闘や様々な部族との出会いなどを経て、リーダーとして少しずつ成長していくデレー。そして一味を追って行くうちに、やがて彼らはとある広大な文明の地へ辿り着く。そこでは絶対的な力を持つ『大神』がさらってきた人々を酷使しながら、壮大なピラミッドを建立していた…。そうですねぇ…CGを駆使した映像はなかなか見応えがありました。映像をうっとり眺めているには心地の良い作品…まぁ時代考証(?)や内容的には突っ込みどころも満載なんですけどね。何も考えずに楽しむのには良いです。逆にいえば考えながら観る方には合わない作品ってことですが…。ストーリーは…言ってみればよくある「青春映画」なんですよ。力もある見栄えも良い若者なのに、今一つ自分に自信が持てない。しかも幼いころに父親が失踪した事件が彼の心に暗い影を落としている…トラウマトラウマ…。そんな「迷える若者」が恋人のピンチで立ち上がる。しかし事あるごとに弱気になってしまう…ウダウダウダ…グズグズグズ…。やがて年長者の励ましや襲いかかるピンチで徐々に「逞しい男」に成長。う~ん、青春映画の王道じゃん。まぁそんな訳で…古代の映像を楽しむのもよし、主人公のイケメン&美女の青春映画として楽しむのもよし、難しい映画に頭がちょっと疲れた時なんかには是非どうぞ。古い映画が好きな方には、ナレーターがオマー・シャリフなんていう豪華特典(?)も付いてます。あっ、クドいようですが余り考えて観ちゃダメですよ(笑)。 ↓にほんブログ村ランキング参加中! 応援クリック、宜しくお願いします。 ■紀元前1万年 10,000 B.C. 2008年・アメリカ 監督:ローランド・エメリッヒ オフィシャルサイト(2008年7月現在)… http://wwws.warnerbros.co.jp/10000bc/DVD 紀元前1万年 特別版(9月10日 発売予定)