カテゴリ:映画
海軍関係者とその家族を乗せたフェリーが何者かに爆破され、多数の犠牲者が出た。
ATFの捜査官ダグは、爆発現場の近くで発見された女性の死体が事件の鍵を握っていると睨む。 ダグは、鋭い観察力と的確な判断力が買われ、最新の衛星管理システムによる捜査に参加する。 この監視システムは、街の様子をピンポイントであらゆる角度から詳細に映像化できる。 ただし、映像化できるのは今からちょうど4日半前の出来事のみ。犯人に辿り着くことができるのか。 序盤からスピード感あふれる展開で引き込まれた。 要所を派手なアクションで締めて、最後まで飽きさせない展開はさすがトニー・スコット監督。 最新の衛星監視システムは、ビジュアル面では前面に押し出しているが、 ストーリー上はあくまで主人公の行動に制約を与える小道具に徹しているのがよかった。 この無茶なシステムが、ストーリー上でも都合よくガンガン前に出てきたら、ちょっとシラけたかも。 主人公のダグは、デンゼル・ワシントンの放つ正義のオーラのおかげで十二分に描かれているが、 犯人やヒロインは、犯行動機や背景がよく見えないので、キャラクタとして薄い。 そのため、主人公-犯人、主人公-ヒロイン、どちらの軸で観ても物足りない感じがしてしまった。 もう少し犯人やヒロインの背景が見える情報を、ちりばめておいて欲しかった。 ネット上では矛盾点が指摘されたりしているが、この手の映画に矛盾はつきもの。 そんな細かいことは気にせずに、もっと素直に楽しんだ方が得だと思うけどなぁ。 最新の衛星監視システム。誰が見ても凄くて、役に立ちそうな機能が満載。 でも実際には、人間の直感に頼らなくては、全く使い物にならない。 現実のシステムでもよくある失敗に、システム屋としては思わず苦笑した。 ■デジャヴ おすすめ度(3点満点): お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2007年09月27日 00時33分32秒
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