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真弓(広末涼子)は逃げた恋人が作った借金を負わされた上、母親まで亡くなってしまう。
葬儀の席に現れた財務省官僚の下川路(阿部寛)は、母親は死んだのではなく、 バブル崩壊を阻止するためにタイムマシンで1990年に行ったと言う。 事実を知った真弓は母親を捜すため、同じくタイムマシンで1990年の東京へ向かう。 そこは、バブル経済に浮かれる想像を絶する時代だった。 そんなに昔ではないバブル時代にタイムスリップするという設定は面白い。 自分が体験した時代が題材だと、現在とのギャップがわかりやすくて楽しめる。 ファッションやメイク・髪型などの見た目や金銭感覚は、 現在とバブル時代のあまりのギャップの大きさに笑ってしまう。とても少し前のこととは思えない。 携帯電話の普及は生活スタイルすら大きく変えてしまったことがよくわかる。 現在も活躍している芸能人が17年前の無名時代の自分を演じているシーンも面白い。 逆パターンとして、17年の間に消えていった芸能人も「あの人は今」的に登場して欲しかった。 こういう小ネタはそれなりによく出来ているのだが、肝心の本筋の話がまるでダメ。 そもそもバブル崩壊を止めに過去へ行く理由が弱すぎるし、面白味がない。 せっかく狂乱のバブル時代を舞台にしているのだから、物語も演出もド派手でテンポよくして、 バカバカしさと勢いで押し切ってしまうような作品にして欲しかった。 主演の広末涼子は持ち前のキュートさを全身全霊でふりまいていたが、 それだけで物語を引っ張るにはさすがにキツイ年齢になってきたなと思った。 映画で描かれる1990年といえば、ちょうど大学1年生の頃。 でも、バブルの狂乱と縁遠い田舎では映画のようなシーンに遭遇することはなかった。 自分の中ではバブル=トゥナイト2の世界。 ■バブルへGO!!タイムマシンはドラム式 ![]() おすすめ度(3点満点): ![]() ![]() お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2007年12月28日 00時38分29秒
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