2017/06/23(金)10:22
犬も猫も人も同じ命
地域猫2匹に去勢手術を受けさせました
秋晴れが続く今週、捨てられて家の周りにいついたサバ猫と
近所の引っ越しの時において行かれた猫です。
縁あって家に通ってくる野良猫には避妊手術や去勢手術をしてきました。
「地域猫」という考え方には賛同されない方もいらっしゃると思います。
でも飼い主の都合で捨てられてしまう猫たちをどうしたらいいのでしょう。
人の都合で子どもを産む能力を奪ってしまうのですから
むごくて勝手だ、と言われても仕方がありません。
でも、放っておいたらどんどん子どもを産んでいきます。
手術の後はかれらの猫生、自由に生きてもらっています。
ご近所の方々も理解を示してくださっているのが救いです。
このサバ猫は小心ですが、人をあまり警戒していなかったのですぐにつかまりました。
月曜日に捕獲してすぐ病院へ連れていきました。
手術を受け、次の日意気消沈して帰ってきましたがもう元気です。
病院の先生は「可愛そうな猫たちを増やさないために」と
市と協力し、助成金を活用して地域猫の避妊、去勢をすすめています。
「次の猫ちゃんは木曜日に」と言われましたので今日連れていきました。
でもこの子は見捨てられてから地域のボスになり、とても賢いです。
捕獲器に付けた唐揚げを2回もくわえて去りました。
でもついに捕獲器に収まって神妙な面持ちです。
神奈川県では平成26年度の犬猫の殺処分がゼロになりました。
「神奈川県ホームページ」
公共の場で病気になったり、交通事故などでけがをした猫は
神奈川県獣医師会に委託して治療しています。
瀕死の状態であった場合はやむを得ず安楽死させています。
去年度の安楽死は103匹であったそうです。
HPの「県民の皆さんへのお願い」の中では
お金を出して買うのではなく、捨てられたり事情があって保健所に来た子たちを
ボランティアから譲ってもらうことも考えるよう
書いてあります。
犬や猫の保護に携わるボランティアの方もいます。
ご近所でも捨てられた犬の保護と里親募集のボランティアをしている方がいます。
近くの湘南国際村に行くとたくさんの犬たちを連れて散歩をしている人を見かけます。
聞いてみると特定非営利活動法人「KDP」の方だそうです。
近所の方もその団体の催す譲渡会で今の愛犬と出会ったそうです。
Kanagawa Dod Protection は保健所に預けられた犬を
殺処分から救うためにひき取ったのがはじまりだそうです。
最初は個人の方がすべて自費で始めたのですが、
今ではたくさん賛同する個人や企業、病院が増えたのはうれしい限りです。
被災地犬を保護し始めてから賛同する方たちからの寄付や応援もさらに増え、
犬のカレンダー販売などで費用の足しにしているということです。
「自分のためです。おんなじ命だし」
10頭以上の犬たち連れていく後ろ姿を見えなくなるまで見送ってしまいます。
責任を持って家族としてペットを飼うことは喜びです。
可愛いからという理由で飼い始め、
邪魔になると安易に犬や猫を捨てたり保健所に連れて行ったりする...
そんな勝手な人間がいなくなればいいと思います。
犬や猫にも人と同じ命が宿っています。
一匹でも多くの家のない猫や犬たちが新しい家族を見つけられますように。
今日の富士山は青くかすんでいました。
KDPの方は富士山の見える丘の上を今日もたくさんの犬をつれて散歩しているのでしょう。
病院からの帰り道、青く浮かぶ富士山を見ながらじっと考えてしまいました。
どんな命も尊重されますように。
みなさまの毎日が心温かいものでありますように。
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