schirassのブログ

2019/05/26(日)08:00

人生初の寄席

趣味(14)

10年くらい前から落語が好きで。 新潟に住んでいた頃は当然寄席なんて近くにないので、新潟で落語会が開催されたときにごくまれに行くという感じだった。だから2回しか行ったことがなかった。 三代目三遊亭圓歌とその弟子たちの落語会、それから隣町のそのまた隣町の文化会館の人が何人か落語家集めたらたまたまSWAメンバーの4人になっちゃった落語会。個人的にはすごい豪華だった… さて、去年からつくば市在住となったので、上野浅草近辺に行くことがちょくちょく出てきた。 そんなわけで寄席に行くことも前々からちょっと狙っていたんだ。 うちの奥さんが義実家に行ってる間にちょっと寄席に…って。 上野鈴本演芸場、浅草演芸ホール、あるいは落語じゃないけど東洋館でもいいなぁとか。 で、先日そんなチャンスが巡ってきた。 家族の用事が13時過ぎに終わり、俺は解放されたんだ。 そこからとりあえず上野鈴本演芸場を探して上野近辺を歩いて…たどり着いた。 14時を過ぎ、寄席はとっくに始まっていて、あと2時間しかない。 今から入るのはちょっと割に合わん…そう思ってあきらめた。 鈴本を後にして浅草演芸ホールもちょっと「(その建物の)顔だけでも見てみるか」と思い、とりあえず足を運んでみた。「なるほど、これが寄席か…」と外側の雰囲気だけ感じて、浅草をうろうろして終了。 さてさてそんな「寄席の前に行ってみた」だけの日からさらに2週間ほどたったある日。また上野浅草に行く機会ができた。今回は12時前に解放された。「いける!」その場ですぐに出演者を確認して鈴本と浅草どちらに行くか決めた。よし鈴本だ。 今回は地下鉄上野駅から迷わずに上野中央地下道(だったかな?そんな名前の道)を歩いて歩いて多分最短ルートで寄席についた。地下道、人すごく少なくていい。 さて、開演30分経つ前くらいには席に着くことができた。まだ出演者も2人目だったし。 席について味わう雰囲気。いい、俺にはすごくいい。 決して満席ではなく人はまばらで。飲み食いしてる人こそいるものの人は静かで。芸人たちが面白いこと言うとみんなそこだけはちゃんと笑ってて。ついでに空調が適度に聴いていて。最高の環境だった。そして一番びっくりしたのが、ここって酒飲めちゃうんだね…。それに気づいて俺も自販機でビール買って飲んでた。酒飲んで陽気になって、ようやく声出して笑えた。俺そんなに感情豊かなタイプじゃないから。 この日の出演者は 柳家こはぜ(俺はこの後に来たので見てない) アサダ二世 入船亭扇蔵 春風亭一朝 のだゆき 入船亭扇好 柳家甚語楼 林家楽一 古今亭菊丸 ロケット団(交代していて実際出たのはホームラン) 古今亭文菊 柳家権太楼 三増紋之助 入船亭扇遊 で、ただし上記落語家の誰かが1人古今亭菊太楼と交代してたはず…だが誰が誰やら分からん… この中で名前知ってたのは、春風亭一朝、柳家権太楼、入船亭扇遊くらいで。 しかも一度でも落語聴いたことがあるのは柳家権太楼だけで。 ほとんど全員知らん、という状態で見て来たわけで。 しかし記憶に残ったのは色物の人達だったりする。のだゆきとホームランはすごくおもしろかった。のだゆき(ピアニカ芸?)はネタそのものが、ホームラン(漫才)は二人のキャラが。当分忘れられないだろう。しかし次お目にかかる機会はいつになるだろう、てな感じで。まあ、また寄席に行けば見れるんだけどさ。次寄席行けるのがいつかって話で。 のだゆきの「ぞうさん」は個人的にものすごい衝撃だった。ちくしょうやられた的な。 林家楽一は紙切りの人だったんだけど、客がちゃんとリクエストしてくれるのね。紙切りのルールなんて知らないから俺は黙ってるしかないけど、寄席に行き慣れてる人たちなんだろうなぁ。そしてもちろんその場で紙を一筆書きで切るみたいなスキルもすごい。 落語は…誰がどのネタをやったのかはもう覚えてないけど、初天神、紙入れ、お菊の皿、まんじゅうこわい、青菜とか。後は覚えてない。 今まで聴いたネタって偏ってるから、結構初めてのネタが聴けて楽しかった。 そんなわけで初寄席は終わった。いつになるか分からんけどまた行こう

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