|
カテゴリ:個別指導
「体験授業で試すこと」 体験授業は、「生徒さんの力を見させていただく」という側面も持っている。 小学生の場合は、はじめに少し会話をしてみることで、返事の仕方や会話力を見させていただく。また、ディクテーションを行い、聞き取りの能力も確かめておく。 立体図形や平面図形などを書写させることも忘れない。テキストにある図形を写すことができない子は意外と多い。これでは先生が板書した図も書けないし、数学の成績が上がるはずがない。 転記することと多少関連するが、自分で解答を見させて丸付けもさせてみる。一般に解答集の文字は小さい。計算問題の解答などは、小さなスペースに詰めて書いてあるので、丸を付けるためにノートに目線を動かすと、再び解答集に戻った時には答えがどこに書いてあったか見失う子がいる。そこで、右利きの場合は、左手に定規を持たせ、解答の場所に置いておくように指導する。こうすれば、目を行き来させても解答の場所は見失わない。大幅に丸付けの時間も短縮される。経理仕事の基本でもある。 また、間違った解答を直す際の記入の仕方にも注意が必要だ。テカテカする蛍光ペンをつかって、間違った解答の上から正答を書く子がいる。これでは後から見てよくわからない。正しい勉強姿勢が身に付いていないのだ。こうした丸付けの仕方も修正していく。 体験授業で忘れてはいけないことは、まだある。国語でも英語でも数学の文章題でも構わないから、生徒に音読をさせることだ。助詞(てにをは)をいい加減に読んだり、1行飛ばして次の行に行ってしまったり、ひどくつっかえながら読んだり、とにかく勉強の苦手は子は音読も苦手な場合が多い。音読はあらゆる学習の基本に位置するものだと考えている。 ちょっと休憩しながら、雑談をしてみる。その中でサラッとテストの点数を聞いてみることも忘れない。つい最近学校のテストが終わったばかりなのに、自分の得点を覚えていない子もいる。「大体何割くらい?」と聞いても「全く覚えていない」と言う子。これは塾に来ても点数が変わらない可能性もある。まず自分自身の得点に興味・感心がないのだ。さらに、たった2ケタの数字が覚えられないという問題点もある。これは注意が必要な点だ。 また、答案をなくしている子や捨てている子も重大な問題がある。これは、こちら側で生徒の意識を変えさせる必要がある。本人の性格(素直さ)にもよるが、基本的には、褒めて、「一人でできる」(←「わかる」ではない。あくまでも「できる」)という感覚を掴ませること。次に自宅で一人でもできる勉強方法を指導すれば、ある程度意識は改善する。 最後に番外だが。筆箱の中身を見させていただく。 両者を足して2で割ったくらいがちょうど良いだろう。 あとドクターグリップ。あれを使っている子で勉強が得意な子を見たことがない。
お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007/02/17 10:49:34 PM
[個別指導] カテゴリの最新記事
|