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詩集の中の栞のように~裏ブログ~

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2007/09/18
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カテゴリ:教務(英語)

手元に古い参考書がある。

070918_2308~01.jpg

 

以前、kamiesu先生のブログで、チラッと名前の出ていた参考書である。

初版が昭和27年1月。

サンフランシスコ平和条約や日米安保が出来てすぐの本だ。

 

英語の独特の表現として、無生物主語がある。

「無生物主語は副詞的に訳す」と教わった経験は、30代以上の方なら誰しも経験があるだろうが、

最近は、日本語の日常会話の中で、無生物主語に違和感を感じなくなってきた。

 

「ブログが2人の先生を結びつけた。」

 

私の言語感覚では、この日本文にあまり違和感を感じない。

もし受験の和訳であれば「ブログによって、2人の先生は・・・」という訳にするのであろうが、

むしろ私は無生物主語の方にドラマを感じてならない。

 

確かkamiesu先生もおっしゃっていたが、この参考書は資料的価値が高い。

現在の受験に使用するとなると疑問符が付くが、(もっと「現在の」受験に適した参考書があるという意味で)

1つの読み物として見れば、大変興味深い本である。

 

私は、英語参考書の資料としてより、むしろ日本語の変遷の資料として楽しんで読んでいる。

 

 

しかし、昭和27年。

その当時にこうした本を書かれるとは・・・。

驚きである。

今であれば、良い参考書を書こうと思えば、色々と参考に出来るものがある。

参考書を片手に参考書を書けるのである。

伊藤和夫氏の英文解釈教室や山口氏の「英文法実況中継」も、もはや歴史の本。

現代の書店には、大手予備校の先生方が書いた素晴らしい書籍が並ぶ。

こうした素晴らしい書籍の良いとこ取りをして、さらに上を行く参考書を書くことも可能であろう。(私には無理であるが)

 

しかし、この「和文英訳の修業」が出版されたのは昭和27年。

やはり、すごいとしか言いようがない。

 






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Last updated  2007/09/19 03:31:29 AM
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