詩集の中の栞のように~裏ブログ~

2009/05/25(月)02:59

私の考えるプロとは、完璧主義者ではない人~その1~

開業して、まもなく1年が経とうとしている。昨年の手帳を読み返すと、5月26日に、この物件のオーナーさんから許可が下りている。 そうか、1年か・・・。 思えば、この物件に入るまでに、多くの物件を見学した。 申し込みをして断られた物件も結構ある。 実は、私を断った物件を、4月に1つ1つ自転車で回ってみた。 1つめは、私を断り、うどん屋さんを選んだ店舗。すでに潰れていた。 2つめは、私を断り、雑貨屋さんを選んだ店舗。ここも既に潰れていた。 3つめは、私を断り、書店を選んだ店舗。ここも既に「閉店」の張り紙があった。 4つめは、私を断り、何も選ばなかった店舗。いまだ「テナント募集」の張り紙がしてあった。 5つめは、私をいったん受け入れたのに、その後突然、敷金・礼金を上げてきた店舗。ここもいまだ「テナント募集」の張り紙があった。 そして、当塾・・・。潰れかけて、傾きかけて、強風にさらされ、チラシに地図を入れ忘れ(←まだ言ってる)もうかれこれ、1年やってますが、何か問題でも! もうこれだけ言ってしまえば、心おきなく本題に入れちゃうんで、今夜も本題に入ります。 昨年、内装業者さんと話していて、「プロ」の話になった。 内装業者さんの会社には、職人さんと見習いさんがいる。 「その違いは何か」と聞くと、 「それは、仕事のうまさ、完璧さ、丁寧さ、技術の高さ・・・ではない」 と言う。 技術だけ見れば、見習いの中にも職人顔負けの人は多い。 でも、「見習いは見習いなのだ」と。 それはなぜ? と再度質問をするとと、 それは、彼ら(見習い)は仕事をササッと仕上げることが出来ないからだと言う。 私は大変納得した記憶がある。 たとえば、5月末までの納期の仕事があれば、それは何としても5月末までに仕上げなければならない。 それがプロである。 ところが、見習いの中には、丁寧に、そして完璧に仕事をする余り、納期・期限・締切に間に合わないケースが多いとのことだった。 これではプロの仕事とは言えない。 プロは、必ず納期までに仕上げる。 これは何も手抜き工事や欠陥住宅を造っているわけではない。 「勘所は決して外さない」上で、仕事が速いということなのだ。 これは、家事にも受験勉強にも生徒指導にも同じことが言える。久々につづく・・・

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