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カテゴリ:自分を育てる
セルフ2 本来の自分を取り戻す 学びをサポートするというのはどういう事なのかと考えます。 上から、外から、教え込む教育(正に、強いて育てると読めてしまう)ではなく、 それは、たまたまセミナーでご一緒した、日本のスポーツ・メンタル・コーチの草分けである、白石豊福島大学教授のおかげで知ることになった、ティモシー・ガルウェイのインナー・ゲームでした。白石先生は日本のオリンピック選手達のメンタル・コーチをされている方です 上の表に挙げたように、外からの教え込み・プレッシャーが、選手(生徒)自信のセルフ・プレッシャーとなって強く働き、本来の、のびのびとした無心な自分セルフ2を押しつぶしてしまっていたのです。 子どもが、無心に、大変な集中力で遊び、学ぶそんなこころの状態がセルフ2で、この集中の様子をゾーンに入ると言います。世界のトップアスリート達が大きな試合ですばらしい成績を上げるとき、ほとんどがこの状態にあると言われています。トップアスリートにとって結果的に良い成績が挙げられるかどうかは、90%以上はメンタルな要素・ゾーンに入って最高の集中を手に入れられるかにかかっているのだと言われます。 会社のマネージメントでも、教師が子どもに対するときにも、親が子どもに対するときも、相手の本来の自己セルフ2を信頼するのでなく、とかく高いところから指示命令を発しがちなのです。でも、実は、がんばって教え込み、叱咤激励し、評価し、コントロールすればするほど、主観的な意思に反して、こども達やあるいは部下・・(私はこの言い方がとても嫌いなのですが)は、能力が発揮できなくなってしまうのです。 一人一人が持っている、外からの評価に縛られない本来の無心な自己に全幅の信頼を寄せて、見守ることが、最も大切なことなのです。 人間の脳は、現状では能力の数%しか、力を発揮できていないのだと言われています。でも、外からの指示命令をやめて、セルフ1を解きほぐし、セルフ2が自由に動き出すことで、もしかしたらとんでもない可能性を秘めているのかも知れません。 環境問題、いつまでも止まない殺し合い、饑餓、貧困・・・人類は、叡智を発揮して早急に解決を迫られている課題が山積しています。そのためにも、セルフ2 良く、お母さん方のお話をうかがっていると、 一人一人の内発的な意欲を信頼してみると、人間がいきいきと力を発揮してくると思います。
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最終更新日
2008年02月20日 15時53分19秒
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