中国HPから消えた(?)、中国関係書籍1

 このリストは  2005年1月28日の日記  の続きです。 


「蛇頭と人蛇(ヤンセ)―中国人密航ビジネスの闇」 森田靖郎著 集英社 2001.7.22
内 容
たとえば中国大陸の片田舎の村から、彼らは危険を冒してやってくる。「人蛇」と呼ばれる中国人密航者たちは、「蛇頭」の手引きによって海を渡り、社会の闇にその身を隠す。年収何十年分の借金をしてまで、彼らが得ようとするものは何か。ボーダーレス社会といわれる現実の、避けられないもうひとつの形が、そこには垣間見える。改革開放政策、天安門事件、市場経済化の90年代を経て、変貌しつづける中国。バブル経済の根深い歪みを脱しきれない日本。―福建省、ニューヨーク取材も交えながら、密航ビジネスの当事者たちの実態に迫る。

要 旨
序(新設された「不法在留罪」;蛇頭というシステム ほか);第1章 海を越える"黄金夢"―一攫千金を夢見た密航者たちの地獄(若者のスローガンは"下海";老華僑と新移民 ほか);第2章 人蛇のプッシュ要因とプル要因―改革開放が後押しする密航・村おこし(福建のアメリカ村;"金山の客"の里帰り ほか);第3章 現代蛇頭と中国人集団密航事件―「カネがあれば命はいらない」(蛇頭第一世代から第二世代へ;海の黄金三角地帯の利権争い ほか);結び 日本社会を変える安価の労働者―三K職場と新三K問題(「落葉帰根」から「落地生根」へ;工頭の登場と新三K問題 ほか)

「醜い中国人」 黄文雄著 徳間書店 2001.6.15
内 容
嘘つき、傲慢、強欲、無責任、反道徳的…中国人の本質は、日本人とは正反対であることを知っておかなくてはならない。なぜ彼らはかくも「醜い」存在に成り下がったのか?中華思想、儒教、易姓革命など、中国人を形成してきた四千年の歴史を検証すれば、日本への恫喝、歴史を捏造してまでの「ゆすり・たかり」が決して終わらないことは明らかだ。日本人は甘い認識を捨て、尊大な民族の欺瞞と対決せよ。

要 旨
第1章 中国人の歪んだ精神構造―中国は「文」の社会、日本は「武」の社会という誤解;第2章 中国人と日本人の戦略思考―「詐」の中国人と「誠」の日本人という視点;第3章 中国人商法VS.日本人商法―中国人の「貿易契約」履行率は六〇パーセント未満というひどさ;第4章 中国人と日本人の価値観―なぜ中国人はかくも偏狭な民族なのか;第5章 中華思想と大和魂―中国人の優越思想は、救いようがない;第6章 道教と神道―道教は中国人の精神風土を理解する原点;第7章 中国人と日本人の国民性―中国人の「友好」好きは、人間不信の反映だ;第8章 哀れな中国人―中国には、未来がありえない;第9章 日本国の行方―中国の言いがかりにつき合う必要はない

「潜入 在日中国人の犯罪」 富坂聡著 文芸春秋 2001.5.15
内 容
新宿・歌舞伎町の中国人犯罪者の抗争、「蛇頭」による偽装残留孤児ビジネス、乱暴な手口のピッキング強盗、パスポート・クレジットカードの偽造…。気鋭のジャーナリストが日本社会に警鐘を鳴らす恐怖の内幕告発リポート。

要 旨
第1章 在日中国人の棲む街(歌舞伎町に集結する中国人;ホステス襲撃事件 ほか);第2章 中国残留孤児偽家族(妊婦殺人;蛇頭ビジネス ほか);第3章 入国管理局VS.不法入国者(密航サバイバル;ピッキング窃盗団 ほか);第4章 結託する日中黒社会(偽造パスポート;国境に開けられる「穴」 ほか)

「泰山―中国人の信仰」 エドゥアール・シャヴァンヌ著;菊地章太訳 勉誠出版 2001.5.15
内 容
20世紀のフランス東洋学を代表するシャヴァンヌの古典的名著、初の翻訳。泰山をとりまく歴史・宗教・民族・文学・書芸術について古代から近世までたどる。清朝最末期の1907年に撮影された写真と拓本60枚を収録。いずれも旧中国の文物と人々の信仰の実態を伝える貴重な影像。

要 旨
第1章 泰山の信仰(泰山の役割―自然神としての泰山;信仰の変遷―命が生まれ帰りつく山;封禅―その実態とまつりの目的;民間の信仰―東嶽大帝と碧霞元君);第2章 泰山の史跡(泰山山頂の名所旧跡;十八盤から山麓まで;蒿里と社首、泰安府とその周辺 ほか);第3章泰山の民俗(稗史・小説に描かれた泰山府君;五岳真形図と道教)

「「中国人」という生き方―ことばにみる日中文化比較」 田島英一著 集英社 2001.3.21
内 容
二千年来、中国は日本の文化のお手本だった。漢字をはじめとして中国の影響は大きい。でも、だからといってそのメンタリティは日中同じとは限らない。日本人におなじみの孔子様の礼節も、毛沢東の革命思想も、多くの中国大衆からはもっとも遠いのが実情だ。徹底した個人主義のくせに、一度「身内」となったら死ぬまで仲間とみなす、東アジアのしたたかな「ラテン系」民族、それが一二億の普通の中国人のありのままの姿なのだ。中国人を妻とした著者が、一六のことばを通じて、日本人と中国人の生活意識を考える、オモシロ比較文化論。

要 旨
序章 中国、中国人、そして中国語;第1章 綱わたりの人生―中国人の平衡感覚(六四以後;学以致用;不偏不倚 ほか);第2章 東アジアのラテン系―中国人の熱き血潮(満腔熱血;不平則鳴;誓不甘休 ほか);第3章 独立自尊か、唯我独尊か?―中国人の個人主義(大歩流星;我行我素;大理人情 ほか)

「女房はハルビンの中国人―中国・北の街の生活と事件簿」 高倉順二著 平凡社 2001.3.19
内 容 いい年してハルビンに渡ると、そこに女房がいた。初めは語学留学、奇跡的に結婚、あげくに日本語教師になりすました著者が、当地のトホホな生活事情をシニカルな愛をこめて語る。

要 旨 1 留学、そしてハルビンで出会った女房のこと(喜び勇んでやって来て…;餃子を食べて旅に出て、無事の帰還を麺で祝う);2 ハルビンで生活してみたら(謎の「石炭ネズミ」と「あきたネコ」;ゴミ豚と人さらい;所かまわず大小便すべからず;私はいま、日本語教師)

「東の隣人―中国人の目で見る日本人」 尚会鵬;徐晨陽著 日本図書刊行会;近代文芸社〔発売〕 2001.3.10
内 容 お互いの理解を深めるために。「居相近き、心相遠し」の隣人同士の、「心相知る」ことを求め、北京の日本研究専門家と東京の在日中国人が共に描く日本人像。

要 旨 「居相近き、心相遠し」;畳の世界;ラーメン・「道」で読む真面目な日本人;思考法の比較で読む繊細な日本人;人間関係で見る序列の好きな日本人;温故知新で読む柔軟な日本人;「はじめまして、どうぞよろしく」に見る慎み深い日本人;大国崇拝に見る上下意識の強い日本人;島国に生まれる日本人;単一社会で暮らす日本人〔ほか〕

「犬人怪物の神話―西欧、インド、中国文化圏におけるドッグマン伝承」 デイヴィッド・ゴードン・ホワイト著;金利光訳 工作舎 2001.3.10

内 容 犬頭の聖人クリストフォロス、アウトカーストの犬喰い族、辺境の蛮族…西欧・インド・中国の神話や旅行記・史書には、怪物種族の一たる犬人=ドッグマンが数多く登場する。この異形のものたちは、どこから生まれたのか?三大文化圏のはざまにあった中央アジア民族は、それぞれの文化圏が抱く「異なるものへの畏れ」によって怪物として語り継がれた。異なる文化圏との出会いはまた、自己と他者の相互認知から起こる融合、差別、排除の観念を生む。そのシンボルとしてのドッグマンを論じた書。

要 旨 第1章 怪物とはつねに他者のこと;第2章 忌まわしき者から犬頭の聖者へ;第3章 犬頭種族の群れ;第4章 聖仙ヴィシュヴァーミトラと犬食い族;第5章 古代と中世インドにおける犬食い族;第6章 犬人族が渦巻く中央アジア;第7章 中国の犬人伝承―槃瓠と犬戎;第8章 古代中国の異民族が織りなす混沌;第9章 他者を認めて共に生きる

「中国人の心理と行動」 園田茂人著 日本放送出版協会 2001.2.25
内 容 中国人の行動は、日本人からみると理解しがたいことが多い。見知らぬ客を無視するウエイトレス。宴席で勧められる酒の多さ。コネ優先の取引。日本人経営者を悩ませる自分本位の従業員。親しくなると融合する自他の境界。歴史認識への強いこだわり。日常生活や職場、政治における中国人の行動とその心理メカニズムを、土着の「面子」「関係」「人情」から解き明かす。長年の現地調査にもとづく包括的な中国人論の誕生。

要 旨 第1章 中国人の行動を理解する;第2章 面子―中国的尊大さの源泉;第3章 関係―強力な人間接着剤;第4章 人情―面子と関係のバランサー;第5章 関係主義社会としての中国―過去、現在、そして未来

「中国文明の歴史 1 中国文化の成立」 水野清一編 中央公論新社 2001.1.25
内 容 北京原人の太古の時代から、中国文化の原形がほぼ固まった、約三千年前からの殷・周の時代までを、考古学、歴史学を駆使して描く。人間が初めて姿を現したときから歴史のあけぼのに及ぶ最高の人間ドラマ!最新の成果を踏まえて気鋭の研究者が、豊富な図版を織りこみながらわかりやすく解説する。

要 旨 黄河のながれ;狩猟人の変遷;農耕社会のはじまり;農耕文化の進展;伝説と史実のあいだ;殷の歴史地図;殷の都と社会組織;殷の神々;殷の国家組織;殷の産業;天の命、周にくだる;郁々乎として文なる哉;南北の疆域

「CD2枚付 中国語会話が面白いほどできる本―日本人と中国人の間でよく使う会話」 奏燕著 中経出版 2001.1.12
内 容 日本にやって来た中国人と日本人との会話を想定。フレンドリーな口調で誰にでも使える会話が中心です。身の回りの話題からはじめることによって会話は身につきます。また発音が命といわれる「中国語」。正しい発音を学んでいただくために「写真・イラスト」を多用し、CDを付けました。

要 旨 図解 発音編―中国語は発音が命です(単母音;子音;複母音;付声母音;子音の発音のしくみ;複母音と付声母音のしくみ;正しく声調を身につけましょう);会話編―身近な会話で学ぼう(あなたは中国のどこから来ましたか?;一人で東京に住んでいるんですか?;日本に来てどのくらい経ったのですか?;毎日何時に学校へ行くのですか?;日本の温泉に行ったことがありますか?;あなたの趣味はなんですか?;もしもし、鄭(てい)さんですか?;私は中国語をあまり話せませんが;中国語を勉強してどれくらいになりましたか?;どうして中国語を勉強しようと思ったのですか?;ご両親はあなたのことを何と呼びますか?;あなたは何人兄弟ですか?;日本の印象はいかがですか?;日曜日はいつも何をしていますか? ほか)

「中国人との交渉術―なぜ日本人はいつも中国人に交渉で負けるか?」 李年古著 学生社 2000.12.10
内 容 なぜ日本人はいつも中国人に交渉で負けてしまうのか―「中国」と「中国人」を知らなければ絶対勝てない。気宇壮大で官僚的な北京人。ケチで合理主義者の上海人。チャレンジ精神旺盛で商人気質の広東人―など中国人が明かす中国人とのビジネス交渉のコツ。

要 旨 第1章 中国人の交渉哲学とその心理;第2章 中国人がよく用いる奥の手;第3章 北京人、上海人、広東人―それぞれの交渉スタイル;第4章 中国人の弱み―国際交渉で起きがちなトラブル;第5章 日本の本社との「交渉」が結構たいへん;第6章 中国人から見た日本人の交渉スタイル;第7章 急伸する中国民間企業とのビジネス交渉;第8章 日中間のビジネス交渉を成功させるための七つの提言

「隣の中国人―在日中国人「日本生活」体験手記集」 中文導報編;羅怡文;欧陽楽耕監修;凌雲鴻訳 双葉社 2000.12.10
内 容 学校に職場に近所に中国人の若者が増加している。その来日目的は?日常生活は?日本人観は?フツーの中国人が綴る「草の根交流」記。彼らの本音から「21世紀の日本」が透けて見える。

要 旨 第1章 上下求索編;第2章 忍辱負重編;第3章 人間真情編;第4章 夫唱婦随編;第5章 平淡無奇編;第6章 功成名遂編;第7章荷戟彷徨編

「中国ビジネスのウラのウラ―もう中国人には騙されない!」 橋本嘉文著 PHP研究所 2000.11.2
内 容 "したたかな中国人"と上手につきあう秘訣とは?不振にあえぐ国有企業、氾濫するニセ商品、杜撰すぎる法整備…。混迷する中国の実像を浮き彫りにすれば、新たなビジネス・チャンスがみえてくる。

要 旨 第1章 中国人とはつきあえない!?(「両国の人民は友好でいきましょう」;関係を悪化させた抗日戦争勝利キャンペーン ほか);第2章 凄まじすぎる中国人の商人魂(成功する、しないは才覚次第;"蛇が象を飲む"私営企業の躍進 ほか);第3章 上に政策あれば、下に対策あり(中国はカオスの渦中にある;借りた金は返すな、貸した方が悪い ほか);第4章 共産主義か、資本主義か、揺れ動く中国社会(たれ込みシステムで民意を吸収;なぜ、こんなに法整備が杜撰すぎるのか ほか);第5章 二十一世紀の"巨龍"とどうつきあうか(個性を大切にする中国人と"文殊の知恵"で考える日本人;国境を超えた交流の動き;草の根の交流で恩讐は越えられるか ほか)

「中国人の面子(メンツ)―一般庶民から政府高官まで、その行動原理の源はメンツである」 江河海著;佐藤嘉江子訳 はまの出版 2000.10.31
内 容 メンツに関して中国人は、歴史、伝統に裏打ちされた狭小な、時として偏見に満ちた考えを持っており、それはまた、直接あるいは間接に、中国人の自分自身や他人、物事に対するとらえ方、思考法、判断に影響を与え、中国人の行動を左右している。本書では、この問題について深く考察し、中国人のメンツに関する諸相を詳細に描き出した。

要 旨 第1部 北京人の面子(情義に厚い男のメンツ―剛義の談話;リストラされた北京っ子のメンツ―李京漢の談話;女にメンツをつぶされるのは我慢ならない―王剛強の談話;タクシー運転手、メンツを語る―陳暁の談話 ほか);第2部 地方人の面子(田舎者の取るに足りないメンツ―韓得勤の談話;貧乏からはい上がった男のメンツ―陳喜来の談話;一般庶民とは違う役人のメンツ―陳慶堂の談話;メンツのために法螺を吹く―王精励の談話 ほか)

「残虐の民族史―切り刻む中国人・串刺しの西洋人」 柳内伸作著 光文社 2000.10.30
内 容 "人殺しの歴史"を直視する。ヨーロッパには、「神の処刑」と呼ばれる「内臓抜きの刑」があった。ドラキュラのモデルとなった「ヴラド串刺し公」もいた。中国では、死刑囚の体を三日かけて膾のように切り刻む刑罰が二十世紀の初頭まで行なわれていた。そして二十世紀は、殺そうと思うことと、実際に殺人を犯すことの間にはそれほど高い壁は存在しないことを学んだ百年だった。日本社会だけが、その悲惨な学習を免れたわけではない。

要 旨 1 なぜ中国の皇帝は世界一残虐なのか?;2 ジンギス汗の悪夢に学んだロシア人の凶暴;3 魔女を焼き殺せ!中世ヨーロッパ人の苛酷;4 先住民を皆殺し、イギリス・スペイン人の冷酷;5 宗教の呪縛・朝鮮人の酷薄、東南アジア人の凄絶;6 世間知らず日本人の陰惨、驕慢アメリカ人の魔性

「"21世紀"日中文明の衝突 つけあがるな中国人、うろたえるな日本人」 黄文雄著 徳間書店 2000.9.30
内 容 中国の対日傲慢は死んでも直らない!自己絶対化と対外恫喝が「中国四千年の歴史」の本質だ。いまこそ日本は、アジアのために中華の害毒と対決せよ。

要 旨 第1章 日中の二千年間は文明衝突の歴史だった;第2章 中華との絶交で日本は優れた国になれた;第3章 嘘と嫉妬で固めた近現代中国の対日批判;第4章 中国儒教の害毒を日本はいかに排したか;第5章 アジアで愛される日本と嫌われる中国;第6章 二十一世紀、中国の日本侵略が始まる

「中国人の思想構造―21世紀の中国を予見する」 邱永漢著 中央公論新社 2000.9.25
内 容 「危険思想」が中国を動かす。香港特区の壮大な実験が中国に民主化をもたらし、経済の成長が中国思想を押し流す。そして、中国の未来は、アメリカ帰りの新華僑が決定する。中国人の発想や行動の根源を、長年考察してきた著者が、自らの実践と体験から21世紀の中国を予見した、衝撃の新中国論。

要 旨 「危険思想」が中国を動かす―香港特区の壮大な実験が中国を民主化する(なぜ「一つの中国」を誰にでも押しつけようとするのか;分裂のかげに外国の陰謀ありという勘ぐり;台湾人はみな李登輝に騙されている?;漢民族主義で「一つの中国」は守りきれない ほか);マルクスがお金に敗れる日(中国人は本当はバクチと政治が大好き;中南海が上海語で賑わう間のよさ;北京よ、早く打たれ強い政府になれ;革命の母も大中華経済圏の母も華僑だ ほか);アメリカが次世代の教育係―中国の未来はアメリカ帰りの新華僑が決定する(君知るや、国を捨てるこの胸の痛みを;新風は太平洋の向こうから吹いてくる;ワインも飲む、チーズも食べる、英語も喋る;台湾の影響力は香港より強くなる ほか)

「私が出会った日本兵―ある中国人留学生の交遊録」 方軍著;関直美訳 川口 日本僑報社 2000.8.15
内 容 本書は、中国人の、しかも軍隊に所属していたことがある一人の留学生が、かつて中国を侵略した老人たちから話を聞く。彼の目を通して語られるエピソードの数々は、私たち日本人にとっても新鮮で、興味深いものだ。

要 旨 人肉で作った餃子;最後の敬礼;山西に残した夢;父親は八路軍だって?;重慶爆撃;「匪賊」馬占山;日本の情報戦術;何も知らない少女;ピアスをつけた若者たち;一枚の山水画〔ほか〕

「ヤクザという生き方 中国人マフィア来襲」 溝口敦;森田靖郎ほか著 宝島社 2000.7.8
内 容 「犯罪の多国籍化」に呼応するかのように日本国内の外国人犯罪が頻発している。外国人犯罪が問題視されるのは、いずれも外国人のプロ犯罪集団=マフィアによる常習的な犯行が多いからである。しかし、私たちはマフィアが何なのか、ほとんど知らない。それは、日本の暴力団とどこが異なるのか。本書では、新宿歌舞伎町、上海・台湾に蠢く闇世界の人物を直接取材。必読の闇社会ノンフィクション。

要 旨 1 暴力租界(台湾最大の流氓組織「天道盟」の顔役インタビュー!!―上海の台湾マフィア;中国黒社会―ヤクザと企業と共産党が手を組む世界!;香港の犯罪組織「14K」の龍頭(首領)に直撃インタビュー!―私がいちばん得意とするのは交渉事だ!);2 流氓の街(「不夜城」新宿・歌舞伎町―ならず者どもの蠢き;蛇頭、それは組織ではなくシステムだった!―蛇頭という闇の旅行業者;パチンコ裏ROM中国人グループの超A級ボスが語る!―「不良」中国人たちの経営哲学)

「中国人民に告ぐ!―「文化大国」が聞いてあきれる-痛憤の母国批判」 金文学著;蜂須賀光彦訳 祥伝社 2000.6.25
内 容 "文化大国・中国"の知られざる実態。泥棒天国、厚顔無恥、公共道徳心は欠如し、サービス精神のかけらもない―日本人が古来、敬い尊んだ中国人の実態はこうだ。中国朝鮮族三世であり、日本にも通暁する著者にして初めて書けた痛烈な中国批判。

要 旨 1章 「文化砂漠」中国の現実;2章 中国文化の病根を抉る;3章 もともと中国は、「文化の国」か?;4章 「焚書坑儒」と文化大革命;5章 ああ、悲しき知識人;6章 中国人にとっての「面子」とは?;7章 中国人における極端な利己主義;8章 中国国民病診断

「百年の中国人」 藤井省三著 朝日新聞社 2000.4.5
内 容 デンバーで革命の一報を聞く孫文、遵義会議の毛沢東、退廃の上海で愛に迷う女優阮玲玉、赤いコーリャン畑の村から生まれた新しい文学の旗手莫言。20世紀、世界を震撼した革命、戦争、政治と文学、その担い手たちのあの日。

要 旨 1902・ジャーナリズムを変革の武器として―梁啓超;1907・国粋主義とインターナショナリズム―章炳麟;1908・「文学」は「国民国家」を創る―魯迅;1911・デンバーにて辛亥革命の報に接す―孫文;1911・中国は共和国をめざす―内藤湖南;1915・アメリカの恋、中華民国の建設―胡適;1919・傾家興学の華僑―陳嘉庚;1920・植民地台湾における平等と友愛をめぐる対話―林献堂;1923・砂漠のように寂しい北京―ワシーリイ・エロシェンコ;1924・恋愛サロンの文芸20年代、北京・新月社―徐志摩〔ほか〕

「日本人と中国人どっちが残酷で狡猾か―乱世は論語に学べ」 渡部昇一;孔健著 徳間書店 2000.3.31

内 容 礼が失われれば混乱が生じ、名が失われれば過失(自分の地位を失う意)が生じる。

要 旨 第1章 なぜ来日し、何をしたか;第2章 日本における儒学の発展;第3章 易姓革命が決定的だ;第4章 教育はつねに国家の要である;第5章 日中交流の今昔;第6章 いまも生きている「論語」の知恵

「不老不死という欲望―中国人の夢と実践」 三浦国雄著 人文書院 2000.3.25
内 容 中国文化を大局的にとらえる場合、人間ないし生物次元の基本的な欲望から出発するという視点は外しがたい。長寿、不死、昇仙などの伝統的なユートピア志向、そしてそれを実現せんがための実践技法がさまざまに開発されてきた。「不老不死」をキーワードに、中国人独特の「気」の世界の根源、ひいては東アジアの自然観、生命観の依って立つところに鋭く切り込んだ、注目のエッセイ10編。

要 旨 不老不死という欲望;造化の奪取―煉丹術小論;老翁から嬰児へ―時間の溯行;心は神明の主―古代中国人の臓器観;身外の身―道教における悟り;道教の倫理思想―卿希泰先生の講話に寄せて;円相と太極図;中国人のユートピア;中国人の自然観―生命体としての自然;媒介としての気

「中国人女性の日本留学史研究」 周一川著 国書刊行会 2000.2.24
要 旨 序章 問題の所在と研究の目的;第1章 民国以前の状況(1870年~1911年);第2章 民国初期における状況(1912年~1927年);第3章 民国中期以後における状況(1928年~1949年);終章 中国社会へ積極的な影響を与えた女子日本留学―民国初期を中心に
「中国人」 ケビン・シンクレア;アイリス・ウォン・ポーイー著;鈴木博訳 河出書房新社 2000.1.31
内 容 中国人の暮らしがわかる。異文化コミュニケーションのための新しいガイドブック。マナーやエチケット、ことばやしぐさのタブーまでわかりやすく紹介。海外旅行、海外出張にもすぐ役立つ。

要 旨 第1章 中国は変わったか;第2章 これで一つの国?;第3章 宗教のカクテル;第4章 旅はあせらず;第5章 中国的ビジネス作法;第6章 中国の暮らしのノウハウ;第7章 食は中国にあり;第8章 血は水よりも濃い;第9章 農村を歩けば

「中国人の歴史観」 劉傑著 文芸春秋 1999.12.20
内 容 複雑な日、米、中三国関係のなかで、日本とアメリカが共通した「悩み」をもっている。対中国外交の難しさである。台湾問題、人権問題、歴史認識の問題、貿易問題などをめぐる米中、日中間の緊張関係は、今後も長期間続くだろう。最大の理由は、「社会主義体制の中国が読めない」、である。しかし、中国の世界戦略は、「社会主義」のイデオロギーのみによって策定されたものではない。いまこそ、「社会主義の中国」という固定観念を捨てて、「重い過去」を抱えている中国の現代を歴史のなかで見つめなおす作業が求められているのである。

要 旨 はじめに 歴史のなかの現代中国;第1章 敵か友か―中国的「弱国外交」;第2章 歴史認識―中国外交の思想的根拠;第3章 主権の絶対性―中国外交の性格;第4章 「一面抵抗、一面交渉」―中国外交の手法;第5章 アメリカ観と日本観―中国人の対外認識;おわりに 責任ある大国外交のすすめ

「韓国民に告ぐ!―在日韓国系中国人兄弟による痛哭の祖国批判」 金文学;金明学著 祥伝社 1999.12.20
内 容 祖国を思うあまりの痛烈な韓国批判。感情過多で見栄っぱり、高慢な国民性、異常ともいうべき差別、融通性のない硬直化した社会の実態が次々と俎上に載せられる…。中国人にして民族的には韓国人、日本文化研究者にして来日8年、日中韓三国を客観的に俯瞰できる著者にしてはじめて可能となった比較文化論的視点。

要 旨 1章 大人の国・日本、未熟の国・韓国―あまりにも幼稚で感情的、なぜ国をあげてバタバタ騒ぎするのか;2章 「東方礼儀の国」が聞いてあきれる―サービス精神はゼロ、あるのは自分勝手な「情」の押し付け;3章 差別大国・韓国の知られざる実態―身障者、外国人、不美人は、なぜ差別されるのか;4章 かくも融通性のない硬直社会―日本に差をつけられた本当の理由とは?;5章 なぜ「文化の果つる国」といえるのか―古書店・読書事情、異文化受容にみる日韓比較;6章 見かけばかりで内実のない国・韓国―続発する事故を招いた驚くべき「張り子文化」;7章 「日本」なしでは生きられない哀れな国―昔は中国、今は日本への「事大主義」が支配する

「料理の国へようこそ―中国人的生活芸術」 陳詔著;松岡栄志;鈴木かおり監訳 三省堂 1999.11.30

要 旨 中華料理の開祖;上古のフルコース・ディナー;孔子の飲食観;「楚辞」招魂篇に見る美味佳肴;張騫の西域行とシルクロードの食べもの;唐代の「焼尾宴」;グルメの祖、蘇東坡;北宋と南宋の飲食業;「金瓶梅」と明代の「食」事情;西太后と清朝宮廷料理〔ほか〕
「中国人のまっかなホント」 J.C.ヤン著;小林千枝子訳 マクミランランゲージハウス 1999.11.5
内 容 本書の究極の目的は、中国人恐怖症にかかっている患者をひとりでも多く救うことにある。お腹をかかえて笑っているうちに、不気味なモンスターはいつのまにか等身大の愉快なお隣りさんになっているはずだ。

要 旨 そもそも中国人とは?;民族としての特徴;これにこそ価値あり;変わりゆく家庭のあり方;人生に欠かせない楽しみ;健康の秘訣はここに;豊かなる文化;ユーモアのセンス;徹底した「食」へのこだわり;ユニークな礼儀作法;血のつながりとしきたり;社会の仕組み;冤罪があっても刑罰は厳しく;無秩序への恐怖;最近のビジネス事情;難解にして魅力的な言語

「中国人の宗教」 マルセル・グラネ著;栗本一男訳 平凡社 1999.10.20
内 容 中国の社会をつらぬく宗教的なものを古代にさかのぼって根本から解き明かす、フランスの中国学を代表する碩学の書。歴史の流れと宗教生活の全体像を簡潔に提示し、私たちの目を開く。

要 旨 第1章 農民の宗教;第2章 古代封建時代の宗教;第3章 公教;第4章 宗教の再生;結論 現代中国における宗教感情

「中国人名資料事典 2」 復刻版 日本図書センター 1999.8.25
要 旨 5 「改訂現代支那人名鑑」;6 「現代中華民国満州国人名鑑 昭和7年版」;7 「満州国名士録」;8 「現代中華民国満州国人名鑑昭和12年版」;9 「現代支那人名辞典」;10 「最近中華民国満州帝国人名地名便覧」
「中国人名資料事典 1」 復刻版 日本図書センター 1999.8.25
要 旨 1 「現代支那名士鑑」;2 「最新支那官紳録」;3 「東三省官紳録」;4 「現代支那人名鑑」
「中国人の死体観察学―「洗冤集録」の世界」 宋慈著;徳田隆訳;西丸与一監修 雄山閣出版 1999.8.5
内 容 「洗冤集録」は南宋の1247年に著された、世界最初の検屍書である。著者の宋慈(1186~1249)は広東管区の司法長官。当時、検屍の誤りのために無実の罪で死刑になる者が後を絶たなかったことを憂い、本書を執筆した。「洗冤」とは冤罪をすすぐ、という意味である。

要 旨 死亡原因を調査する;検屍の実際―事件ファイル(1)腐乱死体の謎;女性と子供の死体を検屍する―事件ファイル(2)女性と子供の怪事件;骨の検屍―事件ファイル(3)白骨殺人事件;首吊り死体;溺死体;傷害致死―事件ファイル(4)傷害致死怪事件;自殺―事件ファイル(5)自殺死体の謎;斬殺―事件ファイル(6)刺殺と斬殺;焼死と火傷による死―事件ファイル(7)焼死体は語る〔ほか〕

「高潔じゃない中国人が大好き―情実・賄賂社会の仕組み」 江河海著;入交みず訳 はまの出版 1999.5.28
内 容 自らの欲望にどこまでも忠実な中国人たちの真実の姿!コネと賄賂で成り立つ人間関係、どこまで本当なのか分からない日常の会話、面子を保つために持ち出す大昔の先祖の自慢話…。なぜ中国社会はこうなのか?なぜ情実、コネ、賄賂が必要不可欠なのか?気鋭の作家があえて書き下ろした複雑怪奇な中国人社会の現実。

要 旨 1章 嘘とお世辞の世渡り術;2章 死んでも面子は守りたい;3章 目立たず、遅れず、喧嘩せず;4章 親しき仲にも「贈り物」をどうぞ;5章 食、金、色―あぁ、欲望は際限なし;6章 あなたの隣の愉快な中国人

「中国人の見た日本の自然と人々―周秀泉写真集」 周秀泉写真 大阪 東方出版 1999.5.28
内 容 この写真集は一人の中国人写真家の目で見た日本の自然風景、または人々とのふれあいを含めてまとめたものである。
「刀を秘めた中国人」 金文学;金明学著;蜂須賀光彦訳 現代書館 1999.5.20
内 容 躍進する中国人の虚々実々…中国朝鮮族三世兄弟が中国を裸にする。

要 旨 第1章 大陸の気質、大陸の底力;第2章 中国人の処世術;第3章 中国は広大にして、見どころ多し;第4章 浮気な中国人、変わりゆく中国の姿;第5章 女性上位時代―中国男女の事情;第6章 中国人の金銭感覚;第7章 中国人とうまく付きあう秘訣

「ある中国人密航者の犯罪」 銭黄山著;高橋文代訳 草思社 1999.2.23
内 容 「日本に行けばカネ儲けができる」。村では誰もがそう噂をしていた。40歳を目前にした俺には大金を稼ぐ最後のチャンスだった。蛇頭の斡旋で首尾よく日本にもぐり込んで5年。ビル清掃員、マグロ運び、皿洗い、建設作業員。俺は睡眠時間を削って働き、せっせと女房にカネを送った。職を失ってもなお、俺は不法滞在を続け、同郷の仲間と組んで、パチンコの不正操作をして荒稼ぎするようになった。贋旅券を使って帰省し、「百万長者」と言われ有頂天になっていたのだが、俺の悪運はまさにそのとき尽きようとしていたのだった―。改革解放後の「出稼ぎ」熱に煽られ、日本へ密入国したあげく、犯罪を重ねた紅衛兵世代の福建人が語った9年間に及ぶ潜伏生活の一部始終。「社会主義市場経済」下に生きる中国人の姿を生々しく伝える異色の手記。

要 旨 蛇頭;不法滞在;パチンコ;密航船;誘拐;偽造旅券;運、不運;嵐の前;逮捕;成れの果て


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