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まじめな一家 / 怜(心に言いつける)美
母親は化粧して、25万都市の大手有名スーパーの下着売り場にお勤め。 たぶん、正社員ではないものの、売り子としてはレベルが高いんだろうな。でなければ、一生懸命くいついているんだろう。 化粧は、職場に合わせた長年の結果。 姉のときは、負担になりつつクラブ活動を2年続けたんだろう。 子供心に尊敬するんだろう。 特別やせたいなどと、人目を引こうとするような容姿へのこだわりは、大人の格好よさでもあるんだろう。絵の美人は化粧が濃いらしいし。 早く大人になって、くだらないものから卒業したいと。 小説ができたら、あとは容姿だけだ、とか。 父親は誠実な仕事ぶりだったらしい。 おばあさんもパートに出ていて、とても勤勉だとか。 もともとはそんな家庭。 これだけまじめな一家の中で、いい子に育ったと認められていたらしく、家庭訪問では自慢の子供だったという。 あるべき自己イメージを守ろうとしていたのかね。 ------------------- 怜という字は、心+令。 令とは、ひざまずく相手にものを言いつけることを表すらしい。 心に令ずる≒あるべき姿に合わせる。合わさせる。 いろいろ示唆的だな。 この字の意味なんて、誰かから教えてもらったことがあるだろうか。 名前といえば、「ごくせん」の「お嬢」ね。よく知らないけど。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
ところで、母親がいなかったらという、HPの詩だが、地方の田舎としては、よくある発想かもしれない。
戦後の少女マンガで、恋愛ものが中心になる前に、よくあるネタの一つが、親の死やら実は本当の子ではなかったとかいうものらしい。 さらに、昭和30年代には子供を母親が叱るときに、うるさいから橋の下に捨ててくるとか、お母さんは出て行っちゃうよとかもよく使われたはず。 それを詩に書く時期は微妙だが。 このときの友人怜美への意識としては、親しく接近したばかりのときなので、このネタに絡んだ深い思いはないだろうが。 (2004年07月18日 23時35分45秒) |
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