スクランド日記

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2004年10月19日
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カテゴリ:時事

【3 心の中】

 子供たちの絵が、ファンタジーになって、幼く、残虐性が増えている。

描画テスト
(三沢直子。明治大学教授)
 「人・家・木」の課題で自由に書かせる。各地20年間。

 1981の絵では、ふつうの現実の絵で、年齢と共に写実感、世界との関わりが現れてきた。
 最近は、殺戮のファンタジーが現れてきた。  (「人・家・木」と関係がない)
 90年代後半(末かな)、テストのために行った先の小学一年の教室では、授業崩壊が起きていた。

その教室の教師談。
 『一番驚いたのが、すぐ泣くとかわめくとかパニック状態におちいる子供がすごく多い』
 『ケンカして女の子が牛乳ビンを投げて、男の子も投げ返し、牛乳で服が汚れたから、水着になって『あたし帰る』・・』

 そこの描画テストの結果は、多くの子供が、現実でない空想の世界を描いていた。
例1 お化けだらけ(包帯など)の絵を書いたのは、友達とちょっとしたことでぶつかり、口げんかをする女の子。
例2 怒ったお化けだらけの絵は、友達への乱暴な振る舞いが目立つ男の子。


 これでは、犯罪が増えるな。
 しかしそういう空想の絵は、テーマ「人・家・木」と関係がない。
 てことは・・書こうとして出てくるのがお化けだらけか?

 1981年の調査と1997~99年の調査を比較して、『子どもたちはなぜ、9歳で成長が止まるのか』(本)
 ↑(他にもいろいろ書いてあります)



 保育園でのテストでも、ストレスを抱えた絵が増えている。
<保育士>
 おとなしくやっていても、なにかできないことがあるといらいらして、急にキレる。
 少子化で、母親が一対一で関われるのに、満たされないと感じている子が多い、と思う。

<三沢>
 全体に絵が幼くなっている。高学年になっても、成長が見られない。
 (6年生になっても、世界の把え方が昔の2~1年並みの絵を書く子がいる)
 社会性から幼いまま育っているのだろう、と。

<金森>
 現れ方の問題として、ハードルに弱い、大人に対して形式的に平等をすごく求める。
 親の苦労は見れてないが、ぶつかっていけば反応はある。

<ヤンキー先生>
 ストレスがあるのはいつの時代でもある。
 ストレスに向かっていけばいい。

 ファンタジー化、孤立化、などによる情報不足に閉じ込められることが、ストレスを解消できない原因かもしれない。大人の場合から想像すれば、自分でものごとに対せないことが、不安を生むのでは。。
 





【4 なぜ人を殺そうとまで思うのか】


15 18歳女
 あたしにもささいながら、人を殺したいという気持ちはあります。殺したかった人もいる。
 できないのは人を殺すという勇気がなかったり、周りの目や将来を気にしているから。
 何かのきっかけでふっきれたら、あたしも事件で取り扱われるような子になっているかも。

 (当たり前のパターンだ。一部本気なのか想像力なのかわからない範囲)

16 17歳男
 中3の時いじめを受けた。
 下卑た笑い声を上げ、俺を殴る奴らが憎かった。
 「よし、殺そうと決めた」そのとき本当の意味で俺はキレた。
 いじめが原因で死ぬやつがいるけど、俺は自分が死ぬくらいなら相手を殺す。

 中学では運動部。友人多く活発。
 いじめは中3のとき。
 きっかけは、授業のパスケットで投げたボールが当たったこと。その同級生と仲間からのいじめ。

 教室や廊下の陰で殴られたりけられたり。
 友達や先生に相談しなかったのは、友達が巻き込まれたりして、『殴られる怖さよりも、付き合ってる先生や友達との関係が壊れる方が怖かったから』

 無視したらトイレに連れて行かれ土下座をさせられた。
 『暴力は痛みで済むけど、土下座とか屈辱的なことは、殴られるよりも痛かったです。
 自分、を守るために、殺すしかないかなって。
 もうそのとき、自分の中にあったのは、憎しみだけで、あと自分を守ること。
 そのときに迷いは、なかったです。』

 『家の台所に使ってない肉切り包丁があって、それなら持ち出しても親にもばれないですし、
 だから朝、親の目を盗んで それをかばんの中に、布にくるんで入れました。』

 ――学校に行ったときの気分はどうだった?
 『とくに、何も感じないで、冷静でした。
 授業が暇になったときとか、休み時間は、どう殺してやろうかと、どこを刺してやろうかと考えてました。』

 ――実際にいつやろうとか考えていたのか?
 『向こうからまた呼び出しがあったときときとかに。その方が勢いがつくんで。
 それに、そうやって呼び出して集まってきたところでやれば、確実にしとめられると。』

 ――しかしその日は、声がかけられなかった。家に帰った後も気持ちは変わらず、包丁を準備したまま。
 『朝起きて、自分の部屋が二階にあって、下に降りて、母と弟に「おはよう」とあいさつして、そのときの顔を見て、もし殺したら家族が悲しむのかなって思って。』

 ――どんなあいさつだった?
 『ふつうにおはようって言えば、母がおはようって返してきて、いつもどおりに「学校に遅刻するよ」とか「パンくずこぼすな」とか怒ってたりとか、忙しそうに部屋と台所を行き来したり、やっぱりそういうのを見ると 何か安心して、一気に なえてしまったって言うか』

 『やっぱり自分の家族のことを思ったときに、どんなに憎たらしくても 自分と同じで向こうにも家族があるし、やっぱり家族が一番。 その大切なものを傷つけたくないというのは、誰しも 必ず 思うことだと思います。』


 殺そうと思ったことがある。
 原因はいじめで、しつこい暴力よりも人格を踏みにじられるような行為を押し付けられたこと。
 でも、機会のないまま、翌日朝の家族との何気ない挨拶でゆっくり目が覚めた。

 これがふつうのパターンだと思う。 やめた要点は現実感-正気-か。
 そして殺意の理由も現実性-キレ-にある。現実感とは自己の形・人格なんだろう。
 人格をつぶされそうになったから、現実が無意味になったのだ。

 少年院に行くという自分の将来性よりも、自分の内面の状態が怖かった。
 具体的現実よりも、自分の内面の方がはるかに思くて、当然だと思っている。そう思わせるのがいじめなのだろうか。
 この生の実感度からは、転じて見れば、簡単に理由なき自殺を図りかねない、と思える。

 感想としては、生活苦でない追い詰められ方というのは、世界像が小さいという気がする。
 
 ただ、中学というのは、小学校までの安定した自己イメージでない自分が生じるので、自己管理のし方を知らずにキレやすい時期だと思う。
 (暑くなりかけで起きる事件と似ているか)



 再放送予定 10/31 日曜深夜 午前2時21分~3時51分 総合テレビ

 11/6。その後の展開を放送する予定らしい。



  「佐世保小6HP殺人」総目次
  子供問題








最終更新日  2004年10月31日 15時24分02秒
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