スクランド日記

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2005年01月16日
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カテゴリ:世界と政治
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基本
をまとめてみました。

1 NHKは公共放送で「なければならない」
2 よって、第一に問題なのは、偏向番組のレベルである。
3 偏向番組であれば、問題になるのは、NHKの自浄能力がなかったのか。
4 その次として、影響が圧力かどうかは、そのやり方による。
5 以上を総合した態度をとれないくせに熱心な他の報道機関があれば、それは異常である。


原理

 大事なもののつながりの順。

 第一に思考の自由が大事です。そのための知る権利。
 これは、個人のものだけではありません。大衆、集団として正常でないと個人も流されたりしますからね。
 
 報道についてわれわれを直接に支配する権力は報道機関です。それの独走を抑えるために、間接的に他の機関との競争や報道の自由があります。

 さらに、様様な報道機関の中で、NHKはなるべく常識的に公正さの位置付けにある。

 その前提があって、NHKは聴取料を徴収し、われわれはNHKに「他よりも一段大きな検証の上に番組ができている」というイメージの上で受け取る。
 老人、子供はNHKをやっぱり第一に当てにして見ている。
 (また海外の人間もそう) 

 以上の位置付けが、日本の民主主義システムとして存在します。
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番組の検証

 そういうわけで、知る権利はわれわれが番組にミスリードされない権利が基本であり、NHKの報道の自由はわれわれに公正さの誠意をつくした上で行われるべきだ。

 その誠意がなければわれわれを支配するのは、報道機関であり、直接には製作担当者である。
 これが暴走しないようにチェックされ、他の力に支配されないように自由が認められる。
  
 理性による検証ができていなかったのはバブルの時期である。
 土地転がしのバブルを、その初期のうち、「これが時代だ」、というふうに流したのはNHKだ。誰も逆らえない、と。
 雰囲気が嫌そうであろうがなかろうが、逆らえなさそうに流されたならば、多くの者がバブルを疑うよりも先に、自分が置いていかれないように走ってしまう。
 NHKの権威がバブルをつくった比率は少ないだろうが、その背中を押した比率は低くないだろう。

 もっともこれが日銀の政策だったから、NHKがそういう姿勢をとったのだという見方をすれば、NHKは権力におもねってバブルに協力したことになるのだが。


NHKの体制

 さて、今回の番組の時のチェック体制だが、
 長井プロデューサーは、放送日直前のえらいさんの並んだ試写は異常だと言う。
 それ以前に上司から受けた指示は、編集的なものだけだったという。

 直前と言うタイミングよりも、つまりそれ以前にろくにチェックを受けていなかったみたいだ。
 従軍慰安婦と言うことで議論がかまびすしいテーマで、天皇に判決を下すという趣向の番組が、それなりのレベルのチェックも受けずに通されるべきだというのが非常識である。
 この長井氏は大人なのだろうか。

 そしてこの番組の制作は、偏向した組織だと言われる。
 するとこのプロデューサーの仕事って、偏向組織と言われる組織に製作を依頼し、上司に編集チェックをしてもらい、公正さのチェックをされたことを、上層部抜きに番組を通す権利があると主張しているわけだな。

 以前何かの番組のことでNHKの偏向が非難されて、公正審査をちゃんとするというように変わったことがあったはずだ。この番組だろうか。


 公正さについては、いろいろNHKには偏向が言われている。
 もともと教育テレビと言うのは、左翼プロデューサーの行く先らしく、中国の謀略映画を垂れ流したりしている。また、総合でもひどいのはあった。
 そして、イラク報道ではアメリカよりだと言われている。これはファルージャでのアメリカ兵の残虐趣味を流さないという点がある。 

 だから―――その番組ぐらい大したことはない、という感性もあるらしい。
 はっきり違う。
 ファルージャにどれだけのことができるかわからないが、従軍慰安婦ネタは中韓によく使われる問題だ。これの事実を検証もせず、NHKの権威をもって一方的にしゃべらせるなどと、
   日本売りだ。

 大した事はない――という人に、日本人の身にせまることとして政治を語れる頭があるとは思えない。


 遠くのイラクへの偏向など放っておけ――というんじゃないがね。
 それはイラクだけでなく、中韓のことになったときの姿勢に関わるだろし。


自由の必要
 (1/18追伸5’)
 報道の公正を気にしすぎれば萎縮した報道になる。その時々の報道には常識からしても偏りが避けられない。まして時間を急ぐ場合もある。だから、NHKであっても公正第一に萎縮してはいけない、てことはある。(結果的にはね)

 しかし、――自由に限度などない、チェックなど受ける必要がない、と言わんばかりの人がいる。
 なんか、ジャーナリスト階級の特権意識があるとしか思えん。
 NHKの日本放送労働組合のHPには、「映像の力と責任をめぐる対話」という副題の対談集があり、その書名は「真実を追究する報道の自由」でなく「表現者の自由」だそうだ。

 (報道の自由と表現者の責任、のまちがいだろう)

 なら、これからはネットで流せばいい。NHKの審査を落ちましたって。
 (バウ・ネットの方は、遠慮気味に批判されたら侮辱だと裁判を起こしているわけだから、ほしいのは自由でなくNHKが認めたという権威なんだと思うけど。)


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騒ぎへの疑問

 騒ぐわりには、偏向番組だったということを第三者は誰も否定できていないらしい。
 変更が圧力だったとしたら、NHKは自浄能力がなかったことになる。
 ではどうすればよかったのか、ということ。

 安部氏のNHKへの態度は、番組への主観的解釈で抗議したとは誰も批判していない。
 いったい、他にどうすればいいというのか?

 それもないままに、ただ事実をひっくり返そうと騒ぎ続けたがる往生際の悪さは、日本人の頭がどんどん悪くなっているという実例かな。
 まるで、悪意以前のゲーム脳に思えるんだが。

 騒ぐマスコミの人間の頭には、憲法はあっても、常識は存在しない、そんな日本人が騒ぎに乗ってるんじゃないか?と思ったりする。
 
 時代はファンタジー 

  
 こんなのが平気で高給をむさぼって、良心的なのが冷や飯とかニートに追いやられる面があるんだな、などと強引な比較をしてしまう。


陰謀?陰謀?陰謀?陰謀?

 たぶん、本音は、NHKのごたごたに合わせて、「政治の圧力に屈した責任を取って会長が辞任した」 ように見せたかったんだと思う。 そう考えて、好き勝手にできなくなっていた長井氏が突っ走った。
 それを感じて、長井氏を見捨てたくないと、朝日は拘りつづけているんだろうな。

 誰の案というより、同じ価値観を持つ者同士の以心伝心というやつだろうか。「教えてもらった先輩」とやらに吹き込まれたのだろうか。

 さて、長井氏の妄想陰謀だというにしては、僕はこの人を見たことがない。
 それでテレビを見た感想で傑作があったので、紹介しておく→ あり・んぼの主張と日記
 みごとにここの流れとイメージぴったり。まあ、男性による批評なら紹介しないけど。

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 各・追伸
 議論

 安部氏らの証言が変遷して信用できないという情報の一方で、長井氏の伝聞証言は、取材先の団体からは事実関係が違っているらしい。
 
 もしも、早い時期に安部氏らがNHKに問いただしたのなら、それが政治圧力だということにこだわっているらしい。
 それへの感想がつまり、上記「騒ぎへの疑問」の前半で書いたこと。

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 NHK

 NHKを日本の公式機関のように見やすいのは、外国人・外国にいる人間。
 だからNHKは海外宣伝のために狙われたか。 

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 ちょっと資料を・・

 (それにしても「NHKエンタープライズ21」という子会社が偏向者の強い団体だったとは思わなかった。もともとの番組の主犯はこの池田理恵子(著作に「加害の精神構造と戦後責任」)だな。
 参照→ さむらい日本   , ここの292,293  
   加害の精神構造と戦後責任 日本軍性奴隷制を裁く ←ここからアマゾンの詳細ページへ移動 )


  
 追伸4  やっぱり陰謀か
 
 よしぞう三等兵さんの1月17日で紹介されているirregular expression(図がわかりやすい)で見た、朝日の記事。

 『  
NHK番組改変問題 「会長了承していた」と告発者会見

13日午前、東京都内のホテルで記者会見した。内部告発者が実名を明かして会見するのはきわめて異例。この幹部は「放送現場への政治介入を許した海老沢勝二会長らの責任は重大。退陣すべきだ」と訴えた。

また、長井さんは「海老沢会長はすべて了承していた。信頼すべき上司によると、担当局長が逐一、海老沢会長に報告していた。会長あてに作成された報告書も存在している」と説明した。

(asashi.com 01/13 14:27)


 なるほど、そういうことか。

 別件で辞職の近かった会長を自分が首に追い込んだように見せる、千載一遇のチャンスだと見たわけだな。
 不利益というよりも、「多少のリスク・ハイリターン」じゃないか。ましてや、内部告発者を守る制度もあるわけだし、どこが、不利益を省みず告発しました、だ。

 彼の太り方を『金正日に近い気がする』と評したあり・んぼ氏はやっぱり鋭かったわけかな。
 
 このhttp://www.asahi.com/national/update/0113/014.htmlで、初めて顔を見た。
 元気そうだねえ。久しぶりの晴れ舞台で、一生懸命って感じだなあ。主役だしな。
 エンディングで興奮して涙を流すのは、わかる気がする。


 ・・・こんな書き方をしたら、一見似た場合の本物の涙が偏見で見られてしまうだろうか?・・・


 
 追伸6 NHK組合の指導部は事後共犯
  

 文字制限のため、コメントの「組合の対応」(1/18/13:30頃)
を参照。

 NHKの組合は、偏向なんかは知ろうとしないらしい。ただ、政治家からの自由だけを求めている。そして、これも海老沢会長の辞任につなげたがっている。
 組合の言う 『NHKの信頼回復』、『NHKの自殺行為』、『メディアの存在意義』には、「公共」「内容の真実」は存在しないらしい。

 「そこにあるものを放送するだけ」という理念ではないようだ。上の「自由の必要」で書いたが、彼らの大事なものは『表現‘者’の自由』なのだから。




-------------


 NHKの組合に行きついたから、もうここは終わり、のつもり。
 これ以上は、この板 を見てもらいましょう。


  
--------追加-------
 NHKのHPの説明

 コメント「理想のシステム」(2005年01月23日 00時06分)へ









最終更新日  2005年01月23日 00時20分12秒
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