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2005年03月05日
テーマ：モチベーション向上(426)
カテゴリ：身体論 ／ 脳
久しぶりに、ふつうの本屋に行った。 人気の多い店の終了ぎわ、客がだれもいなくなった電灯は明るい、追い出しの曲がかかる前。 並んでいる本群が、全体である種の「気」雰囲気を発している。 それらは、作られるのに用した作業の量の雰囲気だと思う。 中身は大したことがないし、デザインもひとつひとつはつまらないはずだ。 なのに全体がいっしょになって見える。ひとつの膨大な精力を構築した厚みのように。 厚みがあって、一つ一つの本のセンスができているかのように。 たぶん、その通りなんだろう。 大した事のない、そしてある種の仕事の雰囲気をもっているのだろう。 それは、一つ一つの本としては三流の日々の退屈な作業の集積なんだろうし、だいたい外見だけを一定の形に機械で整えているに過ぎないのだけど。 それが売れない本屋だと別だと思う。 経済関係の流れの中にしっかり入っているということは必要だろう。 一つ一つの作業の塵芥のような集積が、仕事の精の雰囲気を発している。 まるで、経済の箱庭のようだ。 わかりきったことで、ふだんは飽き飽きしていたことだけど、久しぶりに行って、一瞬の隙間のときにその印象があった。 で、もう一つの理由は、やっぱりネットにはその雰囲気がないなあ、ということ。 そういう感覚で見ると、まるでレベルが違う。 それを金がかかっていないから、とだけ言いたくはない。 実際の、手足の動きの集積が形になっているものとの違いというか。 お気に入りの記事を「いいね！」で応援しよう
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ネットは本にかなわないんじゃないかなあ、というのがあります。
本には、金というより手間がかかっててるし、信憑性もあるし･･･ 何より縦書きがありがたい（笑） (2005年03月06日 11時17分42秒)
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