スクランド日記

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2005年05月11日
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カテゴリ:世界と政治

 人権擁護法案を考える際に、原点である、
人権救済制度の在り方について( 答申 )(平成13年5月25日)
人権擁護委員制度の改革について(諮問第2号に対する 追加答申)(平成13年12月21日)
審議記録 第74回会議(平成13年12月7日)
 をどう受けとったのか、文としてまとめ直しておこう。
 
 この中には、法務省の改良案で対応された部分もあり、それだけでは決着できないと僕が思うわけもあり、今はいろいろだが。


答申の印象

 確かにいろいろ深刻そうなことが並んでいる。
 しかし、どうも物事の接続がよくわからない。
 

 虐待とか深刻そうなことに対して、権力風なものを持った委員会が活動するとか、立ち入り調査とか、速やかな支援が必要だとかいうのはわかる。
 しかし、それらはすでに犯罪に近いものだろう。
 どうして、人権概念をあいまいにする必要があるのか。


 人権概念があいまいなままで調整が必要なのは、地方の人権擁護委員の現場だろう。たとえば、バリアフリーなども人権問題にできるようだ。
 が、そういうことには権力的なものは不用だ。急ぐ必要もうすい。
 むしろ、人権という概念でない名分で活動する方が、コミュニケーションがいいはず。
 人権という名の権力性を改めてくっつける意味はうすい。


 「そこで隠れて起きていること」 に気づくのに、委員会というものが何の役に立つのか。
 気づいてしまえば、あとは法律的なものだし、
 気づかなければ、委員会という存在は役に立たないし、
 これでは、「人権問題の広がりに対処できる」という理由がわからない。

 むしろ追加答申に答えがあるようだ。


追加答申

 人権擁護委員を入れ替えていって、人権団体からの人間を組織の中心とする。
 今までの人間は、たとえ若くても、飾り物であり、人権の宣伝役として教育しなおす。
 問題に対して、手続きなどの処置をするのは、人権団体からの人間の役目である。
 つまりは、地方の人権についての考えを、人権団体が教師となって統制し啓蒙しようというわけだ。
 また、
 人権団体にもいろいろあるけども、その中で「専門性」を重視する。つまり、ある人権分野に関わっていた団体員が、ずっとその分野の問題に関わりつづけ、かつ、その専門分野同士で集まって、専門部会をつくって活動する。これが人権擁護委員の組織内で起きる。
 これらの一方、人権擁護委員は今までと違って、役所から離れた独自の事務所を持つようになるという方針である。

 (読む人によっては、この専門を、たとえば同和団体、同和分野とあてはめて読んで見れば、わかりやすいだろう。)

 法案とは全く別の部分が実効の中心の雰囲気もする。
 いったいここでいう人権とは何か、人権の啓発とは社会の何が変わるのだろう、と疑うのだ。


議事録

 あまり多いので最後の2回しか読んでないが、
 ある人が言う。
『(大意)同和団体の人と会って言われたが、『目玉はなんだ』と。説明に困りました。
 児童虐待の現場に踏み込むほどの力が必要じゃないかと思いました。』

 同和団体に説明するための児童問題への強権、ってどういうことなんだ。雑談脈絡だとしても。

 また、同じ人だろうと思うが、
『(大意)今回人権擁護委員が主役だという位置付けがされたのだし、今までの擁護委員が基本的資質に欠ける、というのを遠慮せずに、いっそ専門性を重視する、と答申に書いたらいいと思います』
『(大意)大事なのは、啓発です。』

 大事なのは啓発です、とは、人権委員会に効果が薄いことを認めているとも取れる。
 また、「ふつう人の常識とは違うことを啓発したがっている」 と疑える。

 
 だから、「追加答申こそが陰謀文書だ」 と僕は言ってたのだった。



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最終更新日  2005年05月11日 23時03分23秒
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