スクランド日記

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2005年05月27日
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カテゴリ:世界と政治

人権の定義・規定

人権は、

A、人道(最低限でない普遍的な)を保証するためのものであり、
B、自然である人間が文化に参加できるためのものであり、
C、具体的な発現形態は、人としての生き方の自覚に関わる面の強い概念である。


 この結果、人権を悪用されないために、以下のような例・指針ができる。

1)
 A(普遍的人道)から、
 人権は本来的に自明に尊重されるものであり、発見はあっても、新しい価値観を創造していく姿勢は合わない

2)
 B(文化への参加の道)から、
  既成の文化も尊重し 教えられることが人権に適うことである。
 だから、未成年への卒業式での校歌斉唱は、人権に関係ないのではなく、人権に直接に適う文化教育である。
 (もちろん内心の自由は当然ある。)

 文化への参加の道ということは、文化への異議申立ても参加への道である。嫌煙権などがこれに当たる。
 しかし、既成の文化を知らせずに否定させる行為は、人権に反するということ。

3)
 BとC(どんな文化の思考で生きたいか、という自覚に関わる)から、
 人権の自覚の足りない被害者に他人が人権を教えるときには、その具体的な形に他人が立ち入って教え込むことには慎重さが必要となる。「まず、これが正しい」 ではなく 「 人として生き方を考えなさい」 という形から入ることが必要となる。
 そのために、特定の事例を思想に利用することがしにくくなる。
 

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人権擁護法案を安全にするには 

 これが危険なのは、「狙われていて、日本の耐性が弱っている」 面があるから。
 しかし、現代の問題に入り用な面があるのもわかる。仮に今がそれほど悪くなくても、いつまでも今までと同じでいい、というわけにはいかないはずだ。
 そのために法案を無毒化する方法についての分類をすると、以下の三つ。どれか一つを仕上げればいいと思う。
 ただし、後で崩されないようにしないといけないが。


1 人材登用、組織の中の人材について防止する。

 その人材の思想をチェックする資料をつくり、審査機関を人権学者だけに任せずに議員や「いろんな思想」の集まりでチェックすること。審査機関を充分取る事。
 地方にも、その考え方の基準例を伝えるようにする。
 いわゆる専門に詳しい人間というのは、法律分野については法務省出向の人間で充分のはずで、専門家を独走させない。
 事務局職員の採用には、地方議会からのチェックを入れる。


2 必要充分な具体性に絞る。
 
 人権擁護委員の全国連合会が提出した資料によると、この法案の価値は、「裁判などへの道筋が見えやすいことで、訴え・要望がしやすくなること。‘出口が広がることで、入り口が広がる’。」 だと。
 つまり、相談しがいが強くなる、と。

 ならば、中央の人権委員は、児童委員などを含めた各所からの訴えを受け取る機関とする。
 地方の人権擁護委員はその下部組織とはしない。つまり、「人権擁護法に基づいた人権、を守るための機関」 ではなく、「人権という広義の表現で、駆け込みを受けつける機関」 とする。
 人権擁護委員は、基本的に相談員であり、児童委員・民生委員など他の制度との接点の受け付けであり、受け付け案件を 「まず人権問題として把握する」 ことを優先しない。
 受け付け事務所を法務局でないところに移すことはかまわない。

 政府関係の人権侵害の調査は、内閣府の公安の管轄とする。人権擁護委員がそれに協力してもいい。


3 人権概念をより明確にする。
 
 前述の「人権の定義・規定」にあるようにする。
 これは、法律やその運用がどうあろうと、国民の監視という点では最も要点になる。なにしろ問題は 「21世紀の人権文化」 だから。
 人権の思想の流れ、国際的な動き、法務省が洗脳される可能性、総てに関わってくる。

 まあ、法務省の改良はかなり評価できるのだが、どうも実行の段階では、理論基礎・組織の裏が不安なので。
 だいたい、人権擁護局のHPの人権マンガを見ると、どうもおかしな人間観になりそうなしろもので、やっぱり信用できないのだ。


4 人権概念の間違った例は指摘する。 
 おかしな人材が入り込まない内に、先手を打って異常な解釈の例は否定しておく。
 ・・・・・・といいたいが、それらは、1~3のどれかができていないと、あてにならないのと、現在では前述のように法務局を信用できなくなっているので・・・これは最終案としては止めておく。 )


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人権概念の注意――人道との違い。  
 人権はHuman Rights 。人間らしい諸権利。

 このRightは、正しいとかの意味もあり、‘まっすぐしている’という意味だったりする。なので明治には「権理」とも書かれたそうだ。
 ただ、Right+s という複数形なのは、具体的な意味も強いのだろう。
 さて、人間らしいという意味だが、じつは人道とは微妙に違う。
 Human は、人間らしいという意味だが、人道的ということではない。 人道的・やさしいとはHumane である。
 Humanism は人文主義、人間至上主義であり、Humanitarianism が人道主義だ。

 つまり、欧米の人権というのは必ずしも「人道」ではなくて、「個人の権利」 という意味が強いのだ。
 これは、神の絶対性に対して自然権→人権が生まれたという事情による。
 ために、欧米の人権概念に浸ると、人権と共同体とが反発しやすくなっても当然なのだ。このことをわかって警戒しないといけない。

 ‘人間至上主義’という訳に従うと、権力は絶対的なものとなり、個人も絶対的なものになる。両者の対立が観念的には続く。これのどこがいわゆる人権だ。



 だから、人権概念を、日本で定義しなおす必要がある
 それが条約違反ではないだろう。日本の議員の中で、この違いをわかって批准に賛成した者はいないはずだ。日本では混同されていたものを整えるだけである。
 
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 カルト風人権運動家の人権概念
というのは、
 人道的な「柔軟性」としての人権ではなく、生活という文化の「創造」である。
 (前ページに書いた要約)

 個人が契約に基づいて運営する社会であり、共同体では基本的にはない。
 彼らの世界図式は、
 共同体≒国家→戦争と人権を抑え込む縦社会、
 個人主義≒人権→平和、
 と見えているようだ。

 個人が自分で作る以前に存在している共同体は、すべて彼らの人権の邪魔なのだ。

 集団によって個人が制約を受ける。
 それを、ルールや法律のようなものとは違ったところから、不断に制約を変えて行こうとし続けることが人権だ。
 人権は不断に創造し続けるものである。

 人と社会の関係は、商品生産社会、個人契約社会があって人権の基盤ができる、(と彼等は認めている)。
 共同体という古い社会は、既成に満ちて、個人の自由と自立を妨げる。 
 だから、共同体的なもの・既にある文化は否定してから考える。知るより先に行動して自分で考えを作る。それが人権学習の学習権=生き方の権利である。 

 それが人のあり方として正しいので、既にあるものを否定したためにアイデンティティに迷って自分捜しに苦労するのは、人の望ましい当然の生き方であり、それが現代にいや永遠に求められているのだ。
 総ての人を全人生を通じて、そのような不断の社会変革に参加させるべきである。


 ――という社会変革が理念らしい。
 
 実際には、
 ジェンダーフリーも人種差別も、マイノリティと女性とナショナリズムも、北朝鮮と歴史問題と、戦争責任と、みないっしょのようだ。
 安全保証体制ともいっしょにしたい連中もけっこう比重があるようで、・・・これでは、人権のための社会変革なのか、日本というものを解体するのが本音なのか、と疑わざるを得ない。

 また「人権研究所」でグーグルを探ると、各地の部落解放団体が大多数を占める。

 こういう連中が、――国連に関わりもあり、国連の文書を改竄意訳して平気な連中が―― 「人権」の回りを取り巻いているわけだ。




 
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最終更新日  2005年05月27日 23時33分41秒
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