スクランド日記

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2005年05月29日
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カテゴリ:時代

 法務省の人権擁護局のHPで人権マンガを載せている。
 一見いい話が並んでいるようなんだけど・・ねえ。
 かなり引っかかる記憶があったので、も一度じっくり見てみた
 ・・・見なおしてみると、記憶よりもまともな感じだったが・・・

1 外国人
 ゴミ出しの日を外国人は守らない、夜中にうるさい、とうわさを流す主婦たち。子供たちがそれを聞きとがめて、「自分のことを棚に上げる」「一時のこと」と批判し、ちゃんと話し合おうと言う。

 それはいい。いろいろ多数者の欠点を示唆するのもいい。
 けど理解というより、裁きに見える。人権というより、共同体の根性は狭い、という告発だな。それもときにいいことだけどね。
 (余談:スポーツクラブに行った人の話では、若者は無神経、老人は意地悪だそうだ。新参者と古株というせいか。^^;)

2 専業主婦
 小学生の一人息子をある母親。子供に手がかからなくなったので、生き生きと過ごすために働きに出たいという。
 夫のおじさんは、女は家にいるもんだろう、と不満。息子が平等をもちだす。 

 男女不平等意識 (いやその観念を‘口実’にした、明白な隷属)、というのは確かにあると思うので、それを指摘するきっかけとしては悪くはないのだが。
 世の家庭のイメージとして、子供は一人だけ生んで、あとは仕事に出るのが人権的なライフスタイルだと子供に思わせるような気がする。

3 いじめ
 けんかグループの子が、人をいじめるのがなぜいけないのか? 人権に反するからだ、と。
 人権あって人の心があるわけじゃなかろうが。
 子供が言葉を覚えてその気になるのはいいことだけど、ここで大事なのは勇気であって人権教育じゃないだろう。
 この話では、何でもいいから大人が悪いことは悪いと言ってやる事が大事だ、という以外の意味などないと思うが。

 あるいは子供には、人「権」という言い方の方が、権利だからと行動に移して理解し易いかもしれないが。

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 子供向けということで、画一的に世を捉えることを、推奨しているように取れてしまうのだ。
 素直に読めばいいけども、拡大解釈ができるようにもつくってある、という気がして、ちょっと不安ネタになったりする。



少数者は迷惑をかけやすい。そもそもちゃんとしたルール意識自体が身に付いていなかったりする。それを指導するのは多数者の役目であり、また、少数者のあり方を許容すべきこともある。
 一方的に多数者が不利みたいだが・・まあそうだ。ただ、少数者も人権をかざすだけでは、多数者を便利な道具扱いするに過ぎず、依存でしかない。外国人―いずれ立ち去る人―への偏見は、ここが最も元にあるだろう。
 人は、どうしても一方的な迷惑をかけざるを得ないことがある。それを批判するのは正しい。しかし、人として許容すべきなのが人権だ。それもまた正当なものとして。二律背反の正しさの両方が正しい。
 しかし、法務局のマンガは、人権のみが正しいとしている。浅薄で利用されやすいと思う。

 さらに、ちょっと変った人とふつう人との間にどんな迷惑関係が生じるのか、互いにわからないものだ。
 それは、もともと日常にあることでお互い様なんだけど、外国人だと殆ど日本人だけが考えてやることになる。
 その労力を―当然の労力としても―誉めもせずに、してないときの日本人だけを責めるようなマンガ・コメント文には、この時期、ひっかかる気がする。
 

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 改定追加 6/1
 
 簡単に書きなおすか。
 この人権マンガを極端化して言うなら、人権カルトと同じパターンにもみえる。

1 糾弾に類似。 2 ライフスタイルのイメージが現代からするとカルト的。 3 共同体への自虐。 4 互いに認め合えるのは障害者とだけ。
 とまあ、極端に見ると、そういう印象が残りはしないかと。

より詳細
1 同級生のいじめは、力のある者が弱い者を抑圧しているのを、本人の反抗したとき集団で味方するわけで、団結力のおかげ。結果的に、糾弾の形にも似ている(糾弾は呼びつけるのだったかな)。
( 現実のいじめはもっと複雑で、逆のかたちもありうる。)

2 女は家庭とは限らない、というのは、家庭・家族構成・ライフスタイル、からすると、‘子供は一人生めばいい、家庭の中に閉じこもっているのは不健康だ。隷属だ。’というパターンで、家庭の外に出ることが女性の幸福だというパターンに見える。
( 現代はむしろ、二人目を育てるには教育費の都合があって働かざるを得ない人、働いていたために子供を産むには高齢化している人も多いが、そんなことを考えずにワンパターンをライフサイクルのように見せている。これでは女性の生き方の役に立たない。)

3 外国人を気味悪がるよりもむしろ自分たちの共同体の根性悪を反省しろ、という。これは多数者に受け入れるようにとというのでななく、共同体を軽蔑している。
( 実際には、話しても聞けない外国人もあるだろう。だから外国人が悪いと言うんじゃないが、・・・日本人を責めるだけで答えになっている気でいるこのマンガは、現実の外国人問題には無力では。)

4 互いに肯定し合う関係は、元気な障害者との出合い。
 障害者との関係は安定し予算がつきやすく、この関係に就職している者は鼻が高い話だろうな・・などと思う。

 
 ―――まあ、単純にマンガで描こうとするとこんなふうになるのかもしれないが。


 女性の生き方の侵害なら、愚痴日記のほうが良くわかりそうな気がする
 ・・・ただ長くて全部読めてないほどで、複雑な要素が多いので、誤解しやすいかも。・・・わかりやすくない。
 ただ、このぐっちいさんは、人権カルトに賛同はしない気がする。駆け込み窓口は欲しいとしても。



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最終更新日  2005年06月01日 19時34分38秒
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