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テーマ:政治について(19765)
カテゴリ:世界と政治
日経 11/7から
【NHKは中国に負ける】 (東京大学大学院教授 伊藤隆敏氏) (海外) 「大リーグ中継や芸能番組なんていうのはNHKでやることはない。民放ができる番組は民放に任せた方がいい」 「私は年間二十五回、百日間ほど海外出張しますが、ホテルのテレビで見るNHKの国際放送は非常にお粗末。国際放送の視聴看である海外在住者と短期出張者、海外で日本に関心のある外国人の誰もが不満を持つ内容です」 「そのなかでも出張者は圧倒的にニュースを求めている。テレビを見られるのは早朝か夕方。ところが忙しい時間帯に連続ドラマをやっている。時差ボケで深夜に起きたら幼児番組です。それより 十五分おきにニュースを流してほしい んですよ」 「日本に興味を持つ外国人に向けた放送という点は結構重要なんですが、現状はまったく不十分です。 中国はメディア戦略を立てて海外のケーブルテレビにどんどんニュース番組を送り込んでいる。五年もしたら、アジアのこユースは中国の放送を見ればいいということになる。 NHKは何十年もやってきたのにね」 「総合テレビの内容をちょっと手直しした程度の放送を流しているからです。」 「もし第二チャンネルを作るなら、経済ニュースと日本の文化。それも能狂言や農村の風景ではなく、日本のアニメや映画、Jポップスと呼ばれる若者向け音楽でしょう。 こういう番組に特化すれば、有料でやっても採算が合う」 (国内経営) 「百貨店はスーパーに追われ、そのスーパーはコンビニや家電量販店など専門化した業態に抜かれました。 NHKや民放はケーブルテレビやインターネットが出てきて大きく状況が変わっているにもかかわらず、今まで通り幅広い商品(番組)を提供していたのでは、老朽化した百貨店になってしまいます」 聞き手から (編集委員 大橋牧人) 欧米へ出かけていて何か事件が起きたら、CNNやBBCのニュースを見るというのが定番だ。それがアジアでも当たり前になり、「何でも欧米の視点で伝えられる」と嘆く声も上がっている。NHKが迷走している間に、言論統制のある中国の放送がアジアニュースの代表になるとしたら、違和感を禁じ得ない。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2005年11月09日 00時50分28秒
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