『日本と中国 歴史の真実』(リュウ・ブックス アステ新書)
久々の中国ネタっ! 休日恒例の書店巡りで見つけた、田舎じゃ聞き慣れないリュウ・ブックス アステ新書の『日本と中国 歴史の真実』。2007年10月5日初版第1刷発行。 サブに「教科書で習った日本史・中国史がウソだったことがわかる本」とあるので、よくある反中国の世相に併せて発刊された、まるで放り投げるような荒くたい論理による中国観を書いた物だろうと思いながら手にとってパラパラ・・・。 昨今、ミャンマーの軍事政権の強権弾圧に対する国際的な非難に対し、軍政寄りの態度を示す中国に対する一定の嫌悪感が広がっている時期。 立ち読み段階では、そうでもなさそう。 聖徳太子が、自らを「日出ずる処の天子」として隋にあてた親書に煬帝は激怒した。 が、結局はそんな態度のでかい日本を受け入れた。 何故なら、その時の朝鮮半島の情勢が大きく影響していたからだ。 教科書では、その辺りの国際関係を教えない、すなわちウソがある、と言った展開。 部分読みなので全体的な構想は分からないものの、放り投げるような荒くたい論理展開では無さそうなので、少し違った角度からの日中関係史のお勉強のために購入しました。