2012/12/03(月)01:06
機械セクターの投資判断
2012年12月2日(日)
投資作戦:
相場の重要材料は来週は米雇用統計。第2週のSQデーでしょうか。
海外投資家の運用12月7日金曜でだいたい年内の運用の95%が終了です。そのあとは、
会社の総会と重要顧客とのランチやディナー、そして証券会社主催の忘年会です。
もうクリスマスモードですね。早い人は12月20日ぐらいから年末年始2週間の休暇入りです。
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●シカゴ日経平均先物12月限(円建て)終値は 9495円 (+45)
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12月相場入りです。一般投資家には年末に向けての「餅つき」相場。銘柄がころころ変わって
いきそうです。低位株の丸山製作所とか兼松日産とか買われそうですね。 しかし大型優良株
ではアメリカの年金ファンドで世界最大のキャピタルリサーチがニコンやソフトバンクなど1億株
ほどすでに保有してますが、追加で発行株数の1%買い増しやってますね。大量報告書で
判明しました。1%の買い増しとはソフトバンクやニコンなどを1000万株買うと言う話です。
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機械セクターの投資判断。
みずほ証券調査部。(今機械のトップアナリストの星野氏(外資系証券)は元みずほのアナリスト)
●今後の株式市場の注目点は2013/3月期から2014/3月期の業績動向へ徐々にシフトする
とみられる。
●我々は従来から、これまでの全サブセクター一様の業績回復期と調整期を経て、14/3期は
増益銘柄と減益銘柄へ二極化する可能性が高いと指摘しており、その見方は現在も変わって
いない。
●その観点から、今期の事業環境が想定よりも大幅に悪化したFA機器メーカー、米国住宅
市場の循環的な回復期入りとアジアでの農機市場拡大による恩恵の大きい農機メーカーは
とりわけ来期の2桁増益確度が高まりつつあり、セクター内の選好順位は高い。
●個別銘柄では、引き続きファナック、THK、安川電機、クボタの4社に対する投資判断「買い」
を再確認する。
●一方、一部を除く建機や工作機械関連銘柄は、現在の事業環境を踏まえると14/3期の
大幅増益は期待し難く、業績の調整局面が継続するとみられることから、セクター内での
選好順位はFA機器や農機関連と比較するとやや劣っている。
●コマツや日立建機に関しては、中国における大規模な景気刺激策の実施が期待しにくい
なか、これまでの好調を支えてきた鉱山機械の設備投資もピークアウトへ向かうため、業績は
横ばい圏での推移が続くと予想。
●工作機械関連に関しても、アップル向けの大量受注獲得で13/3期に過去最高益を更新
する見通しのツガミも14/3期は反動減で大幅営業減益へ、他の工作機械メーカーも受注
減速が続くことで業績回復時期がFA機器などに比べてやや遅れる可能性が高い。
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