12/5 わからない読書日記
12/5(月)おはようございます。結局休みにインデックスを完成させようと思っていたのですが出来なかった・・・。年内には完成させようと思っていますので、お許しを。昨日コメントで頂きましたが、交流会なんか出来たら良いですね。日時・場所など問題はありますが、もし企画したら参加して下さる方はいらっしゃいますか?今週も頑張っていきましょう!中山七里『要介護探偵の事件簿』宝島社。香月玄太郎は一代で不動産会社を興し、上場企業にまで育て上げた地元・名古屋の名士であるが、癇癪持ちで言葉遣いは乱暴、頑固で傍若無人、負けず嫌いで、いわゆるタチが悪い老人であった。そんな玄太郎には敵も多かったが、それ以上に世間の常識に捉われず、常に自分の物差しで物事を判断し、軸がブレないその人間性に心酔する者はそれ以上に多かった。下半身が不自由で、車椅子がなければ移動することもままならない要介護認定を受けていたが、本人はそれをごく自然に受け入れていた。「要介護探偵の冒険」玄太郎が保有する土地の一角で殺人事件が起きた。死んでいたのは売出し中の設計士・烏森であった。当然のことながら、売却が決まっていた土地の契約はキャンセルになり、玄太郎はいてもたってもおれずに事件に口を挟むのだった。現場では烏森と過去に組んで分譲を行っていたハルミ建設の社長・春見がおり、どうやらハルミ建設の物件も近くにあるようだった。ハルミ建設はユニット工法で家を新築し分譲していた。玄太郎がその人脈を駆使、半ば恫喝するようにして得た情報によると、烏森は内側からカギが掛った状態で死んでおり、死因は絞殺らしかった。烏森は日本建築家協会賞の候補に選ばれてから一躍売れっ子となったが、依頼主や建築会社などとのトラブルが多発しており恨みを買っているらしいこともわかった。また、妻の仁美の浪費癖に悩まされ、そこそこの収入があるにもかかわらず、生活は楽ではないらしかった。しかも、烏森には8,000万円の生命保険が掛けられており、仁美は税理士の柏木と不倫関係にあることもわかり、仁美に対する疑いが色濃くなったのであった。玄太郎は捜査を続ける警察とはまた違った視点で、事件を見つめていた。玄太郎は、烏森が春見と組んで初めて手掛けたマンションを見に行くことにした。そして、そこで気付いた事件の真相はこれまで警察が考えていたことを根底から覆すものであった・・・。他、4編収録。「さよならラフマニノフ」で出てきた片桐ルチアや岬洋介も出てきます。捻りが効いて面白かった。玄太郎の毒舌を始めとする会話も洒落ていて楽しく読めます。「さよならラフマニノフ」の出来が良かったので、どうかなと思っていましたが、それ以降の作品もそこそこ面白く、化けてきた感じがします。ミステリーとしてもおススメです。【送料無料】要...価格:1,500円(税込、送料別)意味不明・・・ナマモノだったのか・・・ユニークかも・・・いつもありがとうございます。励みになるので応援頂ければ幸いです。にほんブログ村