8/30 とにかくでかい読書日記
8/30(火)おはようございます。台風が迫って来ていますね。明日は雨模様。夏休みももう終わりで、来週は朝の電車にも学生の姿が増えて来そうです。心機一転頑張らないとね。高野和明『ジェノサイド』角川書店。イラク戦争に突き進んだアメリカは泥沼の状態となりつつあり、様々な問題を抱えていた。そんな中でバーンズ大統領への報告事項において、人類絶滅の可能性がある新種の生物の発見という報告はさほど重要視されなかったのは当然であった。新種出現の可能性については、過去「ハインズマン・レポート」で指摘されていたが、バーンズにはその重要性がわからなかったのだ。元米軍の兵隊であったイエーガーは治療薬の存在しな難病の息子を持ち、その治療費を稼ぐために民間の軍事会社で傭兵として働いていた。その仕事が一段落し、余命短い息子に会いに行こうとした矢先に、新たな依頼が舞い込んだ。詳細は明かされず、ただ「人類全体に奉仕する仕事」ということであった。金がいくらあっても足りないイエーガーは、息子の最期に会えなくなるリスクがあることを承知でその仕事を引き受けることにした。任務地は内戦が激化するコンゴで、そこではジェノサイド(大量虐殺)が日常茶飯事で行われている場所だった。「ガーディアン作戦」と名付けられたそれは、致死率100%のウィルスに感染しているピグミーの部族およびそこで一緒に暮らす人類学者のナイジェル・ピアースの殲滅、そして未知の生物を見かけたらそれも抹殺するというものだった。しかし、その作戦にはイエーガーとその仲間の3人には知らされていない陰謀が隠されていた。一方、ウィルス学者の父を持ち、創薬化学を専攻する大学院生の古賀研人は一通のメールを受け取った。それは急死した父からのもので、そのメールにはあるアパートにパソコンが置いてあり、それを使ってある受容体(創薬)を作ることだった。そのパソコンに入っていた「GIFT」なるソフトはとてつもない可能性を秘めていることは想像出来るものの、手に負えないと感じた研人は伝手を辿って韓国人留学生の李正勲に助けを求めた。そして決して奪われることがないようにとの警告があったもう一つのパソコンの使い方が分かった時、研人は難病に苦しむ10万人の命がその手に託されていることを知ったのだった。その難病こそ、イエーガーの息子が今まさに闘っているものだったのだ。イエーガーたちはついにピグミーの部族のもとに辿りつき、ピアースが抱く人間の形をした未知の生き物を見て驚愕した。その人間の形をした生き物は「ヌース」と呼ばれ、遺伝子の変異により脳が異常発達した高度な人間だったのだ。ヌースの存在が米国の機密情報を丸裸にし兼ねないほどの脅威であることから、実は「ガーディアン作戦」とはヌースのみならずイエーガーたちをも抹殺する作戦だったのだ。疑心暗鬼であったが、ヌース能力を見せ付けられ、イエーガーはピアースに協力することにした。そして、ヌースがプログラムしたソフト「GIFT」で、息子の病気を治せる受容体が作れることを知るに至って、ついに日本にいる研人とコンゴのど真ん中にいるイエーガーの人生が交錯した。果たして、イエーガーの息子は助かるのか?イエーガー、ヌースの運命はどうなるのか?確かに話題になるだけありますね。面白いです。イエーガーと研人が繋がっていく話の展開はスケールも大きく、読み応え十分です。個人的には、貴志祐介さんの「新世界より」のスケール感と似ている感じがしました。ストーリーは違うけどね。ただ、今後ますます期待が出来る作家の一人ではありますね。【送料無料】...価格:1,890円(税込、送料別)うぉ、でかい・・・忍者は半端じゃないね一致しました・・・励みになるので応援頂ければ幸いです。にほんブログ村